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Channel: 死ぬまで生きよう!
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悲しみよこんにちわ

死とは多分に絶対的孤独である。ならば、そうした絶対的孤独を求め、憧れる神秘性もあろう。あるいは、観念的な求道者としての自殺は、仏教徒などの抗議の焼身自殺に見られる。さらに人間にはロマンチストの一面があり、心中などは外国人にはあまり見られない日本人の典型さであろう。良心の呵責や多大なる罪を背負うことでの自殺は究極の謝罪であろう。一口に自殺といっても、個別には様々な違いが伺える。今の時代、失恋の痛手から...

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五賢人のこと

三賢人というのを聞いたことがある。上の絵は、東方からやって来た三賢人が赤ん坊を見ている場面。この赤ん坊がイエス、女性はマリアでその左にボケっと立っているのが夫のジョセフ。三賢人は生まれたばかりのイエスにプレゼントを贈るため、はるばる東方からやってきたという。下の絵は三賢人を描いた最も古いもので、どうやら贈り物は産着ではないようだ。彼らの名前はハッキリしていなかったようで、Wikiによると七世紀頃の欧...

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丸の花まるを祝福す!

元カープの丸佳浩が昨日巨人で入団会見を行った。「やってやるぞ!」の気持ちだという。カープではチームリーダー的存在であり、しかも2年連続MVPを誇る強打者だけに、さまざまな記事や反応がメディアやネット上をにぎわせた。それらすべてを知るわけではないが、移籍理由を巡っては野球ファンならずとも看過できない臆測や中傷が少なくなかった。細かい事情を知らぬカープのOBが、「間違いなくお金」と言い切り、「裏切り者」...

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五賢人 堀秀彦 ①

堀は五賢人の最年長者。1902年(明治35年)3月10日石川県金沢市に生まれ、旧制松本高校文科甲類を経て東京帝国大学哲学科卒。1958年東洋大学教授となるが、1972年(昭和47年)には学内紛争の最中で学長に担ぎ出されたが、「私は政治屋ではない」と二年後に辞職する。堀は1971年に妻を亡くし、一人やもめでありながら朝・夕三度三度の献立を自炊したという。材料の仕入れは通いの家政婦に頼むが、食通としても...

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五賢人 堀秀彦 ②

堀は宗教と格闘したことから、宗教的観念的なことに一家言を持っているものの、批判のためだけのする批判は決してしない。堀はまた、バートランド・ラッセルの『幸福論』、『教育論』、『怠情への讃歌』の訳者としても知られており、ラッセルにつての造形も深い。堀が『幸福論』の訳著を出版したのが昭和27年である。当時ラッセルは学者の間では著名であった。が、一般人にとってラッセルとは豪雪地帯の雪かき列車(ラッセル車)く...

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五賢人 堀秀彦 ③

「残念ながら堀の賢人度は女性本には感じない」。と言ったが、よくよく考えると明治生まれの堀が同時代に生息した女性について述べているのを、戦後生まれの自分が批判するのはいかがなものかと気づき反省させられた。自分とて同時代の女性しか知らないわけだ。女はいつの時代においても女であると同時に、自身の時代を時代の許容のなかで生きていくのである。所有する堀の著書で最も古いものは『女を知る法』で、これは昭和23年1...

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「南部坂の別れ」に見る人間の確信

「忠臣蔵」の時節である。史実の、「赤穂事件」と、映画の、「忠臣蔵」は種々違っている。後者には事件と関係のない話が混入されているが、史実より創作された、「忠臣蔵」のほうが、日本人の精神性をより反映しているようで、作り話のほうが実体と思っている日本人は多い。我々も「忠臣蔵」の魅力はそちらの方に感じているが、心打つものはなんであろうか。「赤穂事件」をもとにした芝居は何種類も作られているが、何といっても現在...

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五賢人 堀秀彦 ④

『続・女を知る法』のあとがきに堀は以下のように書いている。「ちょうど一年前に出版した『女を知る法』は大変よく売れた。それは私の想像をはるかに超えていた。(中略)よくもまあこんなに、「女、女、女」と書いたものだと我ながら呆れたり感心したりしている。『もういい加減、女の悪口の種は尽きたでしょう!」と妻はいうが、私にはまだ物足りない。私が物足りないと思う理由とは、おそらく私が女を科学的に知っていないからで...

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五賢人 堀秀彦 ⑤

堀は1971年(昭和46年)、69歳のときに妻と永遠の離別をした。その時のことを堀は書いている。「7月23日の未明、妻は死んだ。すい臓がんと診断されて死んだ。3か月近くの病院生活で、妻はいやというほどやたらに「検査」され、くる日もくる日も、長時間の「点滴」を耐え忍びながら死んだ。(中略)愛するものの死は、死んだ瞬間から過去完了なのだ。私は死というもののもっている意味と、生きているものとのその非情な断...

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五賢人 堀秀彦 ⑥

「二つの死と二人の母」...

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五賢人 堀秀彦 🈡

男が女性論を書けば当然ながら男目線になる。女の男性論は人にもよるが、女目線どころか、凄まじきほどに男をこきおろす。よくもここまで言えるものかと、女の悪口の才能に呆れるばかり。男が抑え気味なのは、実は女の仕返しを怖れてのことか?フェミニスト三名の鼎談形式になる『男流文学論』を読んだときは、途中で腹が立って読むのを止め本も棄てた。今まったくときめかない上野千鶴子、富岡多恵子、小倉千加子らフェミニスト三名...

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五賢人 坂口安吾 ①

坂口安吾に賢人の称号は似合わない。堀と坂口(以後は安吾)は4歳ちがいなのに堀は85歳と長命だったが、安吾は49歳の若さで急死した。安吾は2月17日の早朝、「舌がもつれる」と言いながら突然痙攣を起こして倒れ、7時55分そのまま永眠する。脳出血だった。葬儀は2月21日に青山斎場で行われ、尾崎士郎、川端康成や佐藤春夫、青野季吉らが弔辞を読む。川端康成は、「すぐれた作家はすべて最初の人であり、最後の人である...

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五賢人 坂口安吾 ②

著書『暗い青春』のなかで安吾は、「私は共産主義は嫌ひであつた。彼は自らの絶対、自らの永遠、自らの真理を信じてゐるからであつた」 (中略) 政治とか社会制度は常に一時的なもの、他より良きものに置き換へらるべき進化の一段階であることを自覚さるべき性質のもので、政治はたゞ現実の欠陥を修繕訂正する実際の施策で足りる。政治は無限の訂正だ」...

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五賢人 坂口安吾 ③

ブルーノ・タウトは、ドイツの東プロイセン・ケーニヒスベルク生まれの建築家で都市計画家でもある。鉄のモニュメント(1910年)、ガラスの家(1914年)が評価され、表現主義の建築家として知られる。...

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五賢人 坂口安吾 ④

日本家屋の床の間についてタウトは、「地球上のどこにおいても達成され得なかった所の、まことに世界の模範と称しても差し支えない一つの創造物」と大袈裟に絶賛し、「模倣によりて美は消失する」とする。一転安吾は、「模倣と反復こそインスピレーションの源である」と喝破する。想い出すのは稀代のピアニストと名を残すホロヴィッツの言葉である。「私は若いころから、著名なピアニストたちの模倣ばかりやっていた。が、ある年齢に...

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五賢人 坂口安吾 ⑤

安吾の生まれ故郷である新潟市の護国寺境内松林を進んでいくと、砂丘上にどんと据えられたおむすび型の石碑に出会う。それが寄居浜安吾碑で、尾崎士郎、壇一雄らが発起人となって、1957年6月に建立された。目の前には、安吾が中学校をさぼり、ここに来ては眺めていたという日本海を臨む。安吾は自伝『石の思い』にこのように書いている。「中学をどうしても休んで海の松林でひっくりかえって空を眺めて暮さねばならなくなってか...

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五賢人 坂口安吾 ⑥

安吾作品の『戦争と一人の女』を漫画にしたのが近藤ようこなら、映画にしたのが寺脇研だった。寺脇研という名をどこかで聞いた人は少なくなかろう。彼は言わずと知れた元文部科学省の官僚で、「ミスターゆとり教育」と呼ばれたあの寺脇研である。なぜまた彼が映画を作ったのか?寺脇は映画評論家としてのもう一つの顔を持っていたのは知る人ぞ知る。「好きこそもののナントカ…」というが、寺脇は映画が好きでたまらない人だった。広...

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五賢人 坂口安吾 🈡

『戦争と一人の女』に決まった経緯はこうだ。荒井が監督を井上淳一に推し、引き受けた井上が何か良い台本はないものか、戦時中を舞台にした小説をいろいろ読み漁った中で出会った一冊だった。寺脇も荒井も了解し映画のタイトルはそのままの『戦争と一人の女』に決まったものの、安吾を原作としたことで予算はピンク映画の枠を超え1200万円と跳ね上がった。撮影は2012年の夏、京都市内でわずか10日という短期間で撮影された...

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横やり主義

 ・介護に横やりを入れてくる義妹にどう対処すべきか  ・人が交渉中に横やりを入れるのは失礼ですよね?(メルカリ利用者)  ・私の接客中に必ず横槍を入れる先輩。すごく悩んでいます。  ・人の会話に割り込んでくる人の心理って?  ・人の恋路に横やりを入れる者のイタさ  ・「でも、だけど」と、横やりを入れる人の理由と対処法...

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異論!反論!OBJECTION

「一年の計は元旦にあり」という。我々が小・中学時代には、「これでもか!」というくらいにいわれた慣用句であるが、昨今もそうなのか?いうまでもない言葉の意味は、「一年の計画は元旦に立てるべきである」ということ。律儀にそれを実行した人はいるかも知れない。あくまで想像だが…。自分はやったことがないし、そもそも一年の計画ってどんなことを?立てる自信もない。受験生とか記録更新を目論むアスリートとかなら分からなく...

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