「あくせく」しない。「ガツガツ」しない。
上のふたつの行為はモットーという訳ではないが、あまりそうならないよう生きている。「あくせく」は普通に使う言葉だが、これも正確な意味を知らない言葉で、語源を想像しても思いつかない。調べてみると何と、「あくせく(齷齪)」という漢字があるのを始めて知った。見たこともない漢字であった。どちらも、「歯偏」のオモシロイ字なので、興味が沸いた。ぱっと見、「齟齬(そご)」に似ており、こちらも歯偏である。一体、「歯偏...
View Article福島県でいじめ自殺2件
福島県須賀川市教育委員会は7日、市立中学校1年の男子生徒(13)が1月27日朝、自宅首を吊ってで自殺したと発表した。遺書などはなかったが、男子生徒へのいじめがあったことも明らかにした。市教委は外部の有識者らによる調査委員会を立ち上げ、自殺といじめの因果関係などを調べる方針。というのは毎度の事だが、いじめ発覚指導後の自殺に訝しさを抱く。市教委によると、男子生徒は昨年7月の学校生活に関するアンケートに、...
View Article横浜市・震災いじめの結末
今の時代いじめは当たり前のように多発し、むしろ問題にすべきは、「いじめ自殺」である。いじめ関連のレポートをいろいろ読むなか、いじめの原因は、「学校の指導力不足」とする声が圧倒的に多いのはいうまでもない。学校内であってはならぬことが発生するなら、当然学校に大きな責任がある。が、いじめ問題を解決できない教師はいじめを積極的に黙認する。「知らなかった」は、「対処しなかった」でない。都合の悪い事は知らないフ...
View Article他人の悪口をいう絆
最近のテレビがつまらない理由は人によっていろいろで、理由を説明しないまでも「面白くない」、「みる番組がない」については共通する。中でも自分がアホ臭くて見ないのは、芸能人が寄って集って芸能人の不祥事をコキ降ろす番組だ。ゲストに意見を言わせて正しい方向にもっていくような構成で、もっともらしいことを言ってるようでも所詮は他人の悪口。脳科学者の茂木健一郎が13日のツイッターで、フジテレビ系「バイキング」でM...
View Article違って当然なら「対立」を楽しむ
人と人との対立について少し触れたが、確かに「対立」という言葉にポジティブな意味はあまり聞かない。個人と他人が存在する社会において、対立」はむしろ絶対不可欠なものであるはずと思う。ならばいっそのこと対立を否定するより、肯定して、その中から取るべき態度や方策を模索するべきでは?「ない」を理想としても、「起こる」の発生は止められない。こういう新聞記事を目にすることがある。「この一件で会社内部の対立が露わに...
View Article知らなかった「コメダ珈琲」
「ゆめタウン」といえば広島が発祥の、「イズミ」が闇市からの仕上がり、昨今は地場を代表する大店舗スーパーに成長した。大型ショッピングモールとこじんまりの店舗がそれぞれの地域に密着し共存している。広島店と廿日市店は、巨大なショッピングモールを運営するが、五日市店は10分の一程度の小型店舗。その敷地内に、「千」というとんかつ屋さんがあった。「千」は山形県平田牧場のブランド三元豚や、幻の品種と言われる金華豚...
View Article個人と社会性と…
かつて、日本は信頼を必要としない環境だった。なぜならコミットメントの作成による安心があったからだ。組織に属することで自分たちを保護していたし、外部を遮断し、排除することで安心感を得ていた。信頼できるか否かを調べる心配もない環境だった。かつて「安心」は安定した社会によってもたらされていた。ところが現代は、安心崩壊の危機にある。安定した社会とは、集団や関係の安定性をいい、そのためには内部の者が勝手な行動...
View Article孤独に耐えうる強さ
自分が何時、どこで、どのような死を迎えるのか、誰も予測はできないが、昔友人たちと、「自分の未来がわかるといいよな~」などと、他愛もない会話をしたことがあるが、予測や想像の範疇ならあれやこれやと話も弾むが、もし、タイムマシンで未来に行き、自分の数十年後の未来を目の当たりにすることになれば、人間は計り知れない苦悩に陥るのではないか。何が苦しく、何が辛いといえど、自分の将来や未来が確定されたものであって、...
View Article孤独が大事であることの意味
病気になったら病気と闘わねばならない。風邪やインフルエンザにしろ、ケアは必要だ。何もしないで自己治癒に委ねる方法もあるが、自分のように医者嫌いは少々のことでは医者にかからない。理由はいろいろあるが、嫌いなところへわざわざのこのこ行きたくないというのが最大の理由。何もしないでも体内で抗体が頑張ってくれているのを知っている。すぐに医者に行く人もいるが、行かない人の性格は大雑把では?自分を念頭にそう想像す...
View Article個、社会、親切について
哀しいかな人は社会的動物である。とはいっても、人間が個人よりも社会を尊重し、社会という場で力を合わせて生きて来た歴史をたどれば、いかに人間が個人として非力であるかを現わしている。恐竜と戦い、大型哺乳動物を餌として確保するためには、集団という圧倒的力が必要であった。また、物々交換で欲しいものを手にし合うことも社会の論理である。それはともかく、人間社会が複雑になるにつけ、社会の利点から一転し、社会と対峙...
View Article読書時間ゼロ⇒大学生の5割
全国大学生活協同組合連合会(東京)が行った調査でこんな実態が明らかになった。書籍購入費も減る一方、スマートフォンの利用時間は増えた。調査は学生の生活状況を調べるため、毎年行っており、全国の国公私立大学30校の学生1万155人が回答した。1日の読書時間が「ゼロ」と回答したのは49.1%で、現在の方法で調査を始めた2004年以降、最も高かった。平均時間も24.4分(前年比4.4分減)で、04年以降で一番...
View Article読書による人の「質差」
昔、二宮金次郎を称賛されたが、偉くなろうと読書した記憶はなく、読書は単に面白かった。今の時代、偉くなるためには塾に行く。今時の偉い人間とは、難関校に行く人であるが自分は批判的だ。自分が思う偉いの本質は、学業成績とは無関係の幅の広い人間的魅力である。「人間的魅力」とは抽象的な言い方だが、「人間的魅力」を具体的に指摘しろと言えば可能である。時代は変わった。薪に読書の金次郎の銅像は、どんどん廃れ、今や歩き...
View Article理想の肉じゃが
「日本人の好きな食べ物ランキング」というサイトがあった。見た。順位があった。が、それがどうなんだ。と、そんな順位に何の価値があるかと思えば、記事にしようとも思わなかった。ブログとは自己の主観であり、自己主張でいい。偉人の名言や発言は他者の主張だが、凡人が偉人の発言を引用するのは、凡人ゆえに自己の主張を強める意味において有用だ。引用は凡人ゆえに許される。学者が他の学者の発言引用は、学者の沽券に関わるこ...
View Article「大学は出たが…」格差社会の苦悩?
何においても事物の奥は深い。浅海に比べて深海の探査・調査が至難であるように、物事においても奥を探ることは一筋縄でいかない。だから潜入したくなるし、出来る事なら極めたくもなる。『スターウォーズ』や、『E・T』や、『未知との遭遇』の面白さと、キューブリックの、『2001年宇宙の旅』の面白さは別物であろう。前者は痛快、後者は難解といっていい。痛快は感性の快感、難解は理性の快感、とこれは自分なりの感想表現だ...
View Article食べ物アラカルト ①
コメダ珈琲に行こうと思ったが機会がなかった。喫茶店に行く機会など簡単に作れそうなものだが、昔から喫茶店に行く習慣がなかったことも要因か…。コーヒー好きならともかく、紅茶やココアをわざわざ飲みに行かなくても、家で簡単に飲めてしかも安上がり。女性はおしゃべりや会合等で喫茶店を利用するというが、女性にとって喫茶店というのは所場代だ。コメダに小倉トーストを食べに行かなくても、自分で作れる程度のもの。というこ...
View Article食べ物アラカルト ②
かつて、「現代人は1日30品目取りましょう」が声高に言われていた。1985年に厚生労働省によって作成され、「健康づくりのための食生活指針」で提唱された栄養目標だったが、まったく耳にしなくなった。理由は栄養バランスを取ることを目指したものではなかった。偏った食生活を続けると、食品に発ガン物質などが含まれていた場合、どんどん蓄積される。ところが、食品の種類が多ければ、それだけリスクを分散できることになる...
View Articleシンプルライフの基本は「断捨離」
舎利殿というのを知ったのは高校の日本史だった。円覚寺舎利殿が有名らしく、禅宗様としての日本の伝統的な寺院建築様式である。簡単にいえば、仏舎利を安置した建物を舎利殿といい、仏舎利を正しく難しくいうと、入滅した釈迦が荼毘に付された際の遺骨及び棺、荼毘祭壇の灰燼を指す。つまり、「舎利」とは、遺骨または遺体を意味する梵語である。歴史の教科書にはここまで詳しくは書かれていない。それくらいに日本史には覚えること...
View Article奴隷の「生」も生か!
時々思うのは、「何で生きてるんだろう?」。これにはちゃんと分かる理由がある。「死なないから生きている」のであって、言い替えると、「生きる理由は死なないから」というところに落ち着く。ただ、それは現象的にであり、生きている理由は考えるといろいろあるかも知れない。が、生きる理由は、「死なないから生きている」という現象以外にはあまり考えない。考えたあげくに何がしか発見があり、それがまた生きる理由を増進・加速...
View Article奴隷の「生」も生か?
男に奴隷として骨抜きにされた女が悲哀と思うのは、彼女の不満や苦しみを聞き、同情し、寄り添う他人である。奴隷女に君臨し、カッコつけてる男など、子どもが親に、あるいは親が子に寄せる依存心という支配に気づいてないおこちゃまである。どう見ても自分だけが得意になっているさまは普通でないと思うが、そういう人間は常にそういう対象を求めている。いわゆる、「いじめ」と同じ、弱い者いじめの典型で、弱い者いじめというのは...
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