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福島県でいじめ自殺2件

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福島県須賀川市教育委員会は7日、市立中学校1年の男子生徒(13)が1月27日朝、自宅首を吊ってで自殺したと発表した。遺書などはなかったが、男子生徒へのいじめがあったことも明らかにした。市教委は外部の有識者らによる調査委員会を立ち上げ、自殺といじめの因果関係などを調べる方針。というのは毎度の事だが、いじめ発覚指導後の自殺に訝しさを抱く。

市教委によると、男子生徒は昨年7月の学校生活に関するアンケートに、「からかわれたり、バカにされたりする」と回答。11月の三者面談でも、「悪口を言われる」と訴えた。12月の調査でも、「いじめられている」という内容の訴えをしていた。市教委の調査で十数人の同級生がいじめに関わっていたが、金銭の要求や身体に危害を加えるいじめはなかった。

その後、関係する生徒に指導し、いじめは解消したと判断していた」というが、こういう安直な物言いが、彼らのいじめに対する根の深さ、難しさを理解しているとはとても思えない。アンケート調査はいい、そこでいじめがあったと記されていればいじめを把握できるが、名指しされた生徒を呼んで指導したらいじめが解消すると思うところが、危機感なき役人体質。

教委や学校関係者は、いじめ調査、指導後にはさらに陰湿化するという現実を、どう捉え、危機感を持って対策を講じているのか?「チクリ」に対するいじめ側の増幅された仕返しにはさらにも増した注意がいる。アンケートを取った後の、被害者への精神的ダメージのケアと、加害者に報復防護策を明確に打ち出し、毅然と対処しなければ指導とは言えない。

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AがBをいじめてるのが、アンケート調査で明らかとなる。学校関係者は、Aを呼び今後はBをいじめないように言い渡す。これでいじめが無くなると考える人間がいるなら、ちょいと頭がいかれているんじゃないか?それで仕事をした気になる人間は、むしろこういう仕事はさせない方がいい。学校の調査ではいじめ側は十数人。となると、報復は十数人に及ぶ。

いじめられる側にとって一人でも辛いのに、十数人から以前にも増して精神的報復を受ければ、日々地獄であろう。命を絶った男子生徒は、アンケート調査に記名したことが仇となった。指導とは名ばかりで、デリケートな問題への対処は社会経験の多い人間でなければ無理だ。学校や市教委はいじめの実態を知りつつも、しこりを残さず解決できる有能人がいない。

「十数名のいじめ該当者を把握し、指導し、いじめは解消したと判断していた」みたいなことを自殺後にいえば、自殺の責任は我々にないとでも言いたいおバカな連中だよ。「いじめを把握した後の対応に落ち度があった、適切といえなかった、だから生徒は自殺をしたと考えている。我々のミス、責任は重く受け止めざるを得ない」という真摯な態度は皆無だろう。

教育者でも何でもない、ただの保身公務員が、自己の責任について真摯な反省をしない事が、いじめ解消における指導や対応のレベルアップにもならない。「いじめを把握した。指導した。解消したと思っていた」。こんな程度の人間が、いじめ解消に当たっていることがマンガである。いじめの解決に教委や教師が適材と思うか?全く思わない自分は宛にもしない。

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公務員の最大特権は、責任を取らなくていい事である。そういう彼らに自分の子を任せられるか?授業だけやっとればいいのよ彼らは。それ以外の人間的経験ノウハウは自分の方が100倍堪能だ。親はそうでなきゃ。「いじめは解消したと判断していた」という役人的な物言は、民間では通用しない。学校でのいじめ解消に、教委や教師では荷が重いと親は腹を括れ。

物事の変革を望み、しこりや意趣返を残すことなく対応する話術や説得力は、人間力に長けた者でなければ無理、それくらい大変な仕事である。それで解決する場合もあるが、自殺は結果が示している。チクリへの反動防止に対する危機感あってこその深遠な対応(指導)となり得る。そこらの市教委や学校教師に、そんな命を張るがごとき熱情も能力もないと見ている。

山口市内の小学校で、「しんでよね」などと書かれたメモが女児の机の中に入れられるいじめが約3カ月間続いた。担任と女児の家庭で交わされた「連絡帳」によると、担任は昨年11月16日、女児と個別に面談。女児は、担任から、「なぜいじめられたと思う」、「どうやったら加害者は見つかると思う」などと問われたという。さらには驚くべきは以下の言葉。

『先生に超能力があったら(メモを入れた児童を)見つけられるのに』と言われた」と女児は親に伝え、親はそのことを連絡帳に記入した。翌17日から女児は不登校になる。女児の母親は連絡帳に女児が、「加害者の話も何度もしているのに、超能力の話だなんてありえない」と落ち込んでいると書いた。女児の切羽詰まった状況を踏みにじる超能力には呆れる。

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さらに教師は女児に、「なぜいじめられたと思う」、「どうやったら加害者は見つかると思う」などと聞き返せば、子どもは愕然とする。先生だから、大人だから、知恵を授けてくれると期待しているにもかかわらず、教師がこの体たらくでは子どもとの信頼関係は築けられようハズもない。そこが分からない教師であることが、子どもにとって悲劇である。

担任は、「気持ちがやわらぐといいなという思いで話をしていました。傷つけてしまったこと、とても申し訳なく思っています」と記したという。家庭(保護者)と学校(担任)間の「連絡帳」というのはどうなのだろう?学校と家庭を密にするのはいいけれども、教師一人に対して30人の子どもと連絡帳は、本当に密度の濃いものとなるのか?いえるのか?

教師が親のつまらぬ書き込みを問題にすることはないが、親がすぐに教師の揚げ足を取ることは可能だ。この一件も、親の言い分だけを真に受ければ、「超能力」が不登校の原因だとなっている。現に女児の両親が昨年12月、山口県弁護士会にいじめと学校の対応について人権救済を申し立て、同会が調査を検討している。教師に多少の問題があれ、親は好き放題。

この辺りはいかにも現代的である。親は少しでも子に不具合があれば学校のせいにできる。もう少し子どもに対する責任感を持てないものか?超能力という言葉だけを鬼の首でも取ったようにでなく、子どもにフォローしてやるとかしないのもか?子どもと一緒になって担任や学校を責める親というのは、時分にはどんな親かおおよその見当はつく。

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度合のほどはともかくとして、教師も教師、親も親ということだ。目クソが耳クソを笑うのがこんにちの親と教師。人権救済なんか大袈裟過ぎる。合わない学校であるなら、転校すれば済むことだろに。どこの学校に行っても教師間のブラック保護者となることは間違いない。教師も本音を言えば、癪にさわる保護者は多いだろう。言えないところがお気の毒。

福島県南相馬市の市立中学2年の女子生徒(14)が今月11日、自宅で自殺していたことが市教育委員会などへの取材でわかった。学校は昨年7月に行ったいじめについてのアンケートで、女子生徒が複数の同級生から、「きたない」などの言葉でいじめられていることを確認していたという。女子生徒の父親が取材に応じ、亡くなったのは柳沢樹里愛(じゅりあ)さんと公表。

「『汚れる』と言われたり、物を投げられたりしたという。家族思いの優しい子だったのに」と話した。市教委などによると、樹里愛さんは11日夜、自宅で自殺を図り、病院で死亡が確認された。遺書は見つかっていない。またもアンケート直後の自殺だ。アンケート後、担任らによる指導でいじめは収まったと判断していたが、それも事実ではなかった。

樹里愛さんは登校しても教室に入れず、保健室で過ごす日もあった。この光景を教師は何もできないというなら無能である。ナイーブな少女に心を寄せるだけで可哀想すぎる。市教委の木村浩之事務局長は、「いじめによる自殺とは断定できないが、いじめを認識し、指導もし、見守っていたのに自殺を防げなかったことは反省しなければならない」としている。

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中2女子の短いすぎる一生である。彼女たちは同世代女子の自殺に否定的になれず、共感するのだろう。女子の心は、「共感型」である。彼女たちは同世代女子の死から何かを選び取ることはないのだろうか?中2で死ぬなんて、私は何とか頑張っていじめに負けたくない。そんな風にはならないのだろうか?「気持ちわかる~」という女の子の言葉は確かによく聞く。

「死ぬ奴の気持ちなどわからん」と、否定的になるのが男。「共感」の対義語は「反発」。男の基本は反発だ。いじめは人間の醜悪部分であり、ストレス社会の必須ともいえる。いじめはなくならないとし、ならば自分以外の他人のいじめ自殺から学習できないものか?「命を大切に」教育はもう古臭い。耳タコの、「命を大切に」から、「命は楽しもう」の方向に持って行けないか?

「命が楽しい」、「命を楽しむ」とは、どういう状況か?大人の視点では沢山あるが、中学生では見つけるのが難しい部分もある。とっくに見つけた子は、懸命に何かに打ち込んでいる。それぞれにあった「楽しい」を個々が見つけるしかない。「楽しい」の反語は、「楽しくない」。楽しくないの代表はストレスだ。ならば、ストレス軽減が子どもを楽しい世界に誘う。

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