事件から学ぶ 「尊属殺人」
子どもの愚痴を戒めるために(それだけが理由ではないが)、正月にお金をかけて「七並べ」をやった。「七並べ」は配られたカードに、「なに~、これ。ヒッド~、すぐにバテそう」などといちゃもんつけたくなるが、そういう愚痴は聞くのもうんざり、子どもであっても許せない。くだらない愚痴は絶対に言わせないツールとして、「七並べ」は最適である。子どもの日記には、「家族がお金をかけて七並べをするんですか?」と呆れた教師の...
View Article事件から学ぶ 「嘱託殺人」
世の中に「やってはいけないこと」は沢山ある。あるけれども、「やってはいけないこと」を沢山やってきた。もちろん、「やってはいけないこと」だと知りつつやってきた。その中で一番悪いことはなんだったろう。法律違反は交通違反くらいで前科はないが、一番悪い事が何?といって判別不能。行為一切は、悪いと思ってやるのだから大したことはない。つまり、「やってはいけないこと」をやるくらいだから、「やってはいけないこと」は...
View Article事件から学ぶ 「偽装殺人」
何にも束縛されず言いたいことを書く醍醐味。「書く」は「言う」、「言う」は「思う」の具現化なら、「書く」は「思う」であるべき。どれだけ心を文字にできるか。自分の基本は文語体、気づけば口語体のときは心に素直になっている。こんなこと書いていいかと躊躇うときは、「自由精神」というスタンスが押し切る。それを、「強さ」と自ら評価する。強くなりたいなら自らに素直になることだ。羞恥や見栄や自尊感情などを取っ払わねば...
View Article事件から学ぶ 「殺人未遂」
義理の父親の頭をはさみで突き刺すなどして殺害しようとしたとして、千葉県警四街道署は今月18日、「殺人未遂」の疑いで四街道市の中学2年の少年(14)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後10時半ごろ、市内の自宅で義父で介護士の男性(24)の顔にスプレー式の殺虫剤を噴射し、はさみで頭頂部を複数回突き刺すなどして殺そうとした疑いがもたれている。男性は軽傷だが出血が多く、病院に入院しているという。同署によると...
View Article事件から学ぶ 「心中」
心中といえば、「曽根崎心中」、「天城山心中」、「大磯心中」、「太宰治心中」が浮かぶ。男女の情死をなぜ、「心中」というのかは案外知られていない。「それを心中というなら心中だろう」くらいだったが、あることをきっかけに調べたことがある。あることとは、「何で心中っていうの?」と女性に問われて答えられなかった自分に癪にさわったことだ。40年も前のことだが、今でもその女の顔をハッキリと覚えている。家に帰って辞書...
View Article事件から学ぶ 「三浦九段不正疑惑」 ②
日本将棋連盟が調査を委嘱した第三者委員会の調査報告会見を受けて、三浦九段、西村九段(三浦の師匠)、横張弁護士(三浦の代理人)による会見が行われた。冒頭横張弁護士は、第三者委員会を連盟寄りと批判したのは当然である。「疑惑が解消されないという非常事態における措置として規律権限の範囲内」という第三者委員会の主張は第三者が見てもオカシイ。今回の会見で様々なことが分かった。それによって見えてきた筋書きはこうで...
View Article今日までそして明日から
吉田拓郎の、「今日までそして明日から」という曲のインパクトはあった。なんて当たり前で自然なタイトルであり、歌詞であろうか。当たり前のことを当たり前に重ねていくことも人生であろうと…。おそらくディランの『風に吹かれて』の影響であろう。拓郎はディランに強く影響を受けている。自分も『ボブディラン全曲詩集』というのを買った。見当たらないので、年末に実家に帰って探してみる。風に吹かれて(Blowin’ In...
View Article三浦疑惑事件のその後
三浦疑惑事件と言うと、三浦和義氏の、「ロス疑惑」を思い出す。「ロス疑惑」とは、1981年から1982年にかけて、米国ロサンゼルスで起こった銃殺・傷害事件にかけられた一連の疑惑を言い、発端は1981年、ロサンゼルスで起こった殺人事件に関して、被害者の夫である三浦和義氏が、「保険金殺人の犯人」ではないかと日本国内のマスメディアによって嫌疑がかけられた。1984年、『週刊文春』が「疑惑の銃弾」というタイト...
View Article将棋界の行方
今年の正月は久々実家で過ごした。29日から3日までの6日泊の長期(?)滞在だった。里帰りは母が老人ホームに入所して不在ということもこともあってだが、実に14年ぶりとなる。帰る前に中学時代から将棋を指していたⅯ爺宅に何気に電話を入れてみたところ、元気な声を聴いて少しばかり驚いた。なんと91歳であるという。正直、生きてるとは思わなかった。年を聞き、「ちょっと生き過ぎじゃないんか?」というと、「バカいうな...
View Article事件から学ぶ 「心中」 ②
「心中」について数行の書きかけがあったので加筆する。澁澤龍彦は、「心中」を美学というが、あくまで情死のことであって、母子無理心中にあらず。母はしばしば子を道連れに命を絶つが、男には理解できない行為である。自ら産んだものは自分の所有物ということだろうが、男にとって我が子は他人感覚でしかない。母親の子どもに対する傲慢さは種々経験した。娘を他人に殺される親もいる。遺族の悲痛な叫びは理解に及ぶ。かと言えば、...
View Article『卒業』のベンは凄い!
子どものころ、お正月にはよくかるたとりをやった。普通の「いろはかるた」だが、親子3人家族のささやかな団欒であるが、なぜか正月以外はやらなかった。正月は親も仕事から解放され、家族が揃うという理由もあったろうし、また、かるたは正月にやるものだとの固定観念があったのだろう。『百人一首』などはなく、子ども時分にそんなの見たこともなかった。歌かるたは正月の風物詩として馴染みも深いが、なぜ歌かるたが正月の風物と...
View Article「青年団」と山本瀧之助
当地ローカル放送局「広島テレビ」に、『ハッケンふくやま』なる番組がある。広島県には西の広島市に対し、東端に位置する福山市は人口46万人を擁する中核都市である。広島と福山は直線距離で84km、車で93kmとなり約1時間半の運転である。地元民の感覚でいうと福山は岡山圏に属し、言語や文化も岡山の影響を受け、福山市民も岡山に親近感を感じるという。「福山は岡山の植民地」の言い方に怒る福山市民だが、ローカル都市...
View Article町内会(自治会)というお荷物
18歳で田舎を後にした自分は「青年団」活動の経験がない。子どもの頃に眺めていた「青年団」のお兄さんたちは逞しく見えた。特に秋祭り、夏祭りなどで法被姿に神輿を担ぐさまはエネルギッシュで迫力に満ちていた。が、憧れとか青年団に入りたいという気持ちは起こらなかった。その理由は、都会への憧れが大きく、心はそちらに奪われていたからだ。実際問題、都会は自由だった。借家に住んでも隣近所は見知らぬ人ばかりで、干渉とい...
View Article町内会(自治会)というお荷物 ②
日本全国に町内会は約30万あると言われている。その町内会の加入率がどんどん下がる傾向にあり、20年前には7割近くあった加入率は今や20%にまで低下している。特に過疎の地方ではなく都市部において深刻化しているという。広島市のホームページには、町内会について以下の説明がなされている。◎ 町内会・自治会とは?...
View Article町内会(自治会)というお荷物 ③
町内会制度を持たない武蔵野市である。他の多くの市町村は、町内会を維持・推進している。町内会の興りは第2次大戦中、政府は、国民を統制するために隣組(今の町内会)を組織させた。隣組は憲兵や特高警察の手先となり、戦争に反対する住民を密告するなどした。戦後GHQは敗戦処理の最中に、「隣組は戦争推進組織」であることを見抜き、隣組を廃止させた。ところがGHQが去った後、日本政府は再度、国民を政府に従属させるため...
View Articleくすぶる三浦問題
新年となったが、将棋の話題はこれで3度めだ。くすぶったままの三浦九段問題である。その前に新年早々、将棋対局大事件(?)を体験することになる。とある相手との対局だが、序盤の50手くらいで早くも勝勢。先手番(手前)の自分の▲3三角成に△4二の飛車を△5二飛と逃げたところ。次は▲5四歩と打って勝ち。これを負けるようなことは先ずないという局面だ。ところがノータイムで指した、▲4四桂が手拍子の大悪手。相手は△...
View Articleうんこから学んだ
いろいろなことを思う。考える。だから、いろいろ書いている。書く理由は、"ブログをやっている"からではない。ブログはまぎれもない書く行為だが、ブログを始めた動機は、"時々の年齢を残しておこう"であり、幾多の記事は、積み重ねた年輪の断片である。紙とペンがいらないのがいい。「ザマ~見やがれ!」と、誇らしく思えるくらいに、このやり方は便利であった。自転車が高価な時代に、テクテク道を歩く人を尻目に、颯爽と自転...
View Articleブログにゴジラ…文明に浸る
社会の悲惨な状態の映像から我々は、その中に苦しんでいる人々に同情し、涙し、あるいは憤りを感じるかもしれない。それを人間性というのだろうか?それらは単に人間性への感受性にとどまっており、決して人間性の実現ではなかろう。なぜなら、同情を感じ、憤りを感じながら、普段の日常性の中に埋もれて何の行動もしないとき、我々はそこに一つの非人間性を見る。言葉だけで人間性を唱えている。また、行動したとしても、その行動が...
View Article少女自殺。「楽しいままで終わりたい」
12日午前10時半ごろ、さいたま市の中学校の校舎の下で、中学2年の女子生徒が倒れているのが見つかったが、発見された時は概に死亡した。女子生徒の遺書には、「いじめや家族間のトラブルではない。楽しいままで終わりたい」などと書いてあったということからして、校舎から飛び降り自殺したとみられている。楽しいままで終わりたい命って何であろう…?遺書を鵜呑みにしていいものか?いじめにあっていて、誰かに書かされたこと...
View Article