「正当化」の論拠
12月27日の記事の続編を書く。正当性の根拠を倫理に求めないならどこに求める?宗教の場合もあるが、自己正当化を理屈や詭弁に求めるなどは除外するとして、何を正当化の根拠とするかは難しい。死刑という刑罰においても、死刑の法的正当化根拠を論じる記述を目にするが、死刑の存置・廃止論と共に、こうした論考を踏まえて更に思索を深める必要がありそうだ。アムネスティが死刑反対の理由として、①死刑は「生きる権利」を侵害...
View Articleヒステリー論考 ①
ヒステリー女性については何度かここで記事にしてきたが、やはり男からみれば特異な女性にちがいない。そういう女性を親に持った子、妻に持った夫らは、その修羅場体験からして悲劇であろうが、恋人に持った彼氏は別れればいいわけで、悲劇というほどにはならない。もっとも今どきのヘタレな若者は、彼女怖さに別れたくとも別れられない。そんな男はいるかも…。恐妻家を公言する夫がいる。キョーサイといえば「JA共済」くらいしか...
View Articleヒステリー論考 ②
この年になれば女性のヒステリーを間近に感じる付き合いはないが、らしきはかつてブログのコメントに数件あった。もはやヒステリー女とは縁がないと思いきや、45年前の彼女と再会で予期せぬヒステリー女を久々味わうことになる。これまでは日常生活の中でのヒステリー発露だったが、文明の進歩か近年は、文(メール)のやりとりから人間を実感できる時代である。日本中どこであれ、北海道であれ沖縄であれ、定点が距離に関係なくリ...
View Articleヒステリー論考 ③
父があのような母を、「百年の不作」と思ったか否か分からぬが、母を見初めて伴侶としたのは父であって誰の責任ということでもない。その母の悪口を言うことは、自分(の選択)に文句をいうことになるが、知ってか知らでそういう人間は多い。夫の悪口言い放題の女にそのことを言ったことがある。彼女は、そんなこと言ったって最初に見極められないでしょ?」と返す。これは正論か?出会って付き合ってるうちは見えない部分があるのは...
View Article「小泉今日子」論 ①
日曜日(といっても土曜の深夜)に記事を投じるのは調べたら昨年5月7日以来だった。日曜日は休稿日と決めている。特別な理由はなく、単にそう決めて守っているだけ。カントの朝の散歩ではないが、こうと決めたら厳格に守ってしまうところも自分の性格である。本記事は土曜の昼に書いたもので、月曜日に投じる予定だったが、書いたものなら載せようとの気になった。カントが厳格に規則正しい生活をしたのは有名で、散歩以外にもチー...
View Article「小泉今日子」論 ②
まずはユーミンの言葉。「堂々と不倫宣言、すばらしいじゃないですか。小泉今日子さんらしいんじゃないですか?」。自分も同じ思いだった。「小泉さんらしい」については、ユーミンほどに自分は小泉を知らない。知らないまでもユーミンのいう、「小泉らしい」と一致するなら、知らない小泉のイメージは間違ってないということか?多くのファンも同じ思いだろう。どことなく小泉はそうした芯の強さを持った女性で、こせこせとしていな...
View Article「小泉今日子」論 ③
大胆予測をいうなら、小泉のいう責任とは豊原の妻に直接会って謝罪をし、慰謝料相当額の弁済をする。これは小泉に自分を重ねたもので、自分なりの責任の取り方を書いたまでだ。他に責任の取りようがない。その前には豊原が協議離婚なり何なり、キチンと話をつけるのが筋だが、公表したのは勇み足というより、豊原に行動を促す意味もあったとも考えられる。それにしても豊原が離婚しない事由は何か?妻子と別れたくない半分、小泉と続...
View Article熟年の恋⇒ 財産共有が難しい
夫婦や親子や家庭のことは成長することで変化もあろうから、一言でこうだといえば嘘になる。豊原がいつ結婚したかについては明らかになってはいないが、妻とは20歳以上の年齢差があり、長男が一人いるが、現在は別居中とのことでそうなった理由は小泉との交際と明かしている。小泉の恋愛関係は3年前からというが、心変わりは非情ともいわれても仕方のないこと。今回のことは事実を言ったまでで、言えば言ったで、隠せば隠したで、...
View Article企業経営から見た「小泉論」
小泉と書くと書いてる本人さえ小泉純一郎元総理と錯覚しがちになるが、それほど小泉今日子はキョンキョンのニックネームが似合う。同時代のアイドルは、聖子、明菜、伊代(松本)、ちえみ(堀)、優(早見)と呼ばれた。ノリピー、ショコタンの愛称はあったが、小泉が今日子でなくキョンキョンの名づけ主はデビュー当時に住んでいた近所のおばさんであるという。おばさんは業界とは縁もゆかりもない一般人だが、そのことを小泉自身が...
View Articleフィフィはイナゴの親玉気取り
フィフィはいじめ大好き人間のようだ。人を叩く側は高みの見物気分で、自分が実施できているでもない「正義」を振りかざし、さらには知り得てもいない根拠をいかにもそうであるかの如く加味し、自論の正しさを強調する。それはまた自己の正義感をも充足させるから気分もよいのだろう。あげく自らを、「正義の人道戦士」如きに錯覚して悦にいっている。そうした思いで人を叩くけばいじめの認識もない。思慮無き持論を一点の揺らぎのな...
View Articleヒステリー論考 ③
子どもに視点を置くか、親の価値観を優先させるかによって育て方は大きく変わる。子どもは誰のものか?という命題は、親にとって難しい問題だ。親は意識・無意識にかかわらず子どもに期待をかけるが、子どもにとっては迷惑な期待も親の楽しみの一つのようだ。子どものためといいながら、大方の親は親であることを楽しもうとする。期待だけならまだいい。欲が介入すると何が何でも子どもを自分の理想の枠に嵌めこんでしまおうとする。...
View Articleヒステリー論考 ⑤
現代社会は思いの他、巨大になりすぎた。そうした中で個性的に生きるのは難しくなっている。個性とは言うまでもなく、他人と違う恰好をするとかではない。髪型がどうの、洋服がどうのこうのではなく、それらはむしろ限界的区別というものであって、些少な相違に関するナルシズムを個性的とはいわない。が、個性的であるというのは魅力的なことには違いない。ならば、何をもって、「個性」というのだろう。個性については様々な見方や...
View Articleトヨタは儲かっているが…
トヨタ自動車が2018年3月期の連結最終利益予想を上方修正し、過去最高更新することが分かった。これは日本国内の販売増というより、米国の法人税減税と円安の影響が大きく寄与し、手放しで喜べる状況ではない。現に6日、東京都内で記者会見した小林耕士副社長は、「通期見通しの評価は『バツ』だ」とし、売上高も過去最高を見込む通期予想に表情が晴れない。その理由は本業のもうけを表す営業利益は、為替などの影響を除いてみ...
View Article「悪女」論考 ①
「悪女」といわれるなかには、女性特有のヒステリーも含まれていると思っていたが、ヒステリーは一種の症例であるが、悪女は病気ではない。「悪女」はまた、「性悪女」とも少しニュアンスが違っている。性悪女は男を困らせるだけで、男にとっていいことはなにもないが、悪女は男を困らせるけれども、それが女性特有の魅力であり、男を惹きつけるともいう。過去、悪女についての記事をいくつか書いたが中身は失念した。"悪女・死ぬま...
View Article「悪女」論考 ②
世界三大美女といえば、クレオパトラ、楊貴妃、小野小町といわれるが、これはあくまで日本版であって、日本人以外に小野小町を知る人はほとんどいない。もともと、「クレオパトラ、楊貴妃、ヘレネ」が三大美女といわれたところに、日本人が勝手にヘレネに換えて小野小町を押し込んだ。ヘレネを知る日本人は少なく、彼女はギリシア神話に出てくる女性である。スパルタ王テュンダレオスの妃レダが白鳥に変身したゼウスと交わり生んだ卵...
View Articleいじめは一知半解なり
野球の場外ホームランは普通のホームランより声援が大きく、それだけ価値が高い。日米プロ野球におけるホームランの最高飛距離はヤンキースのミッキー・マントルが1960年にデトロイトで打った推定距離193mで、ギネスに登録されている。日本のプロ野球で最高飛距離のホームランは、2005年6月3日、アレックス・カブレラが西武ドームで打った推定180mと記録されている。場外ホームランは野球の醍醐味かも知れぬが、ブ...
View Article他人を「気持ち悪い」というバカども
ある男がデートの際、680円だった会計に1180円だしたところ、同伴女性から「気持ち悪い」と言われたという。ネットの意見は、「普通だと思う」、「店員側からすると、渡すお釣りが少なくてすむから楽」、「行列ができているときに1枚1枚出されるのはイライラする」など、さまざまな意見があった。テレビのワイドショーでもとりあげられ、以下の意見があった。「500玉を貰おうとする魂胆が気持ち悪い。いいコインを貰おう...
View Articleいじめは教育の問題か? ①
過去、どれだけ多くの子どもたちがいじめで命を捨てたことだろう。寄って集って弱い者いじめをする者たちには無性に腹が立つ。いじめられる子にはいじめられる要素があるという。だからいじめを受けるのだろうが、そうではなくて、手籠めにできる相手を尊敬できるか、対等に感じるられるか、そのことが人間が育まなければならない人間らしさではないだろうか。「敗者をいたわる美学」という言い方をするが、平昌冬季五輪のスピードス...
View Article学ぶ力
自分と他人は違うが、視点を変えれば自分は他人、他人はまた自分と述べた。当たり前に思えることも、当たり前でなかったりするところが面白い。当たり前は奥が深いのだ。至極簡単なこと、当たり前のことを見下げた物言いをする人がいる。黙って聞き流せば何も起こらぬが、そこに問題意識を持つことで何かが変わるきっかけとなる。それが感受性というものだ。「なぜ他人(の考え)は自分と違うのだろう?」という素朴な疑問を意識した...
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