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Channel: 死ぬまで生きよう!
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日本人であることの原点 ⑤

『菊と刀』の第十二章、「子どもは学ぶ」にはお灸について以下の記述がある。「日本の子どもが受ける最も厳格な罰さえも、"くすり"とみなされる。それは子どもの皮膚の上にもぐさという粉末を、小さな円錐形に盛り上げて、それを燃やすのである。その痕は一生残る。お灸は古くから東アジア一帯に広く行われている療養で、日本でも伝統的に病気を治すために用いられた。お灸は癇癪や強情をも治すことができる。6、7歳の少年は、こ...

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日本人であることの原点 ⑥

『菊と刀』に記された日本人像を集中的に書いているが、「義理」の項目がでたついでにオフチンニコフの、「義理」について述べておく。彼は自著『一枝の桜...

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日本人であることの原点 ⑦

そもそも、「日本人論」の基本的問題は、大きな社会変革によって日本人は変わるのか、変わらないのかということで、福沢諭吉は、上からの文明開化の掛け声が巻き起こした西洋崇拝の盛んな時期のただ中にあって、醒めた眼で西洋対日本の問題を取り上げた。西洋の進んだ文化、文明に触れると、日本がそれに及ばない、特に技術面においてはるかに後れを取っていた。しかし、当時の日本人でこうした客観的な意見や考え方を持つ人は少なか...

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廿日市女子高生殺人事件

容姿者逮捕のニュースは広島県民ばかりでなく、驚いた人は少なくなかったであろう。被害者である北口聡美さんの父親でさえ、「突然の進展に気が動転している」と感想を述べていた。事件は2004年10月5日の午後3時ごろに発生した。聡美さんは自宅の離れでベッドに横になり、ヘッドフォンで音楽を聴いていた時に突然襲われ、駆け付けた祖母も刺され重傷を負った。祖母と一緒にいた小学6年生の妹は裸足で近所の園芸店に逃げ込み...

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日本人であることの原点 ⑧

「日本人論」、「日本人とは何か」、「日本文化論」などの書籍の類は結構ある。書かれた時代もまちまちだが、日本人は不変ということなら、1000年前に書かれたものも戦前のものも戦後のものも同じ日本人について書かれていることになるが、日本人が変わってないことはない。変わっていても日本人であるから、変わる前と変わった後の日本人を比較すればよい。何事においても、何かについて考えることは、「比較」することである。...

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日本人であることの原点 ⑨

書けど書けども尽きない日本人論だが、日本人であるがゆえに見落としがちな日本人らしさと言うのは確実にある。外国人に指摘されて、「なるほどTHE・日本人」を意識させられる。例えば次の記述など…。「姑と嫁の間には非常な反目がある。嫁は外来者として家庭の中に入ってくる。嫁はまず姑の流儀を学び、次に万事をその流儀に従って行うことを学ばねばならない。多くの場合、姑はずけずけと、嫁は到底自分の息子の妻になる資格の...

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日本人であることの原点 ⑩

維新後に文明開化の波は日本中を駆け巡った。西洋文明の摂取に奔走したことで伝統的な日本文化を軽視する風潮が生じ、維新以前には大名と素封家を中心に栄えた茶道も衰退の一途を辿ったが、世の中が落ち着いてくると新しい支配階級となった人達が茶器の蒐集を競い始め、次第に衰退していた茶道が勢いを取り戻す。岡倉天心が『茶の本』を書いたのは明治39年である。天心は日本人自らが外国人に向かって日本を語ることにおいて、優れ...

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米山隆一新潟県知事 「買春」辞任へ

米山知事(50)が出会い系サイトを利用し、複数の女性と援助交際の関係にあったことが『週刊文春』報道で分かった。文春の取材に対し、女性の1人・A子さん(22)は、米山氏から1回あたり3万円を受け取っていたことを証言、月に一度ほど会う関係だったことを明かした。女性は名門私立大学の学生だったというが、この女性は名門私立大とやらに何しに行ってるのか?名門私立大に行くような頭の良い女性でも、お金を貰って体を売...

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日本人であることの原点 「総括」

さまざまな国の文化を網羅した文化論なるものは、どこの国であれ大体においてイデオロギーと言えるものだが、それを前提として日本文化論の特色をあげると以下のようなものがある。「和の強調」、「集団(全体)主義」、「(集団主義における)協調性」といったものが、土居健郎の『甘えの構造』、中根千絵の『タテ社会の人間関係』などの日本文化論名著を生んでいる。文化論がイデオロギーなら、イデオロギーというのは大衆に受けな...

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求道的変人・将棋界

将棋の羽生善治と囲碁の井山裕太がともに国民栄誉賞を受賞した。40代の羽生はさておき井山は28歳だった。若いというならマラソンの高橋尚子も受賞年齢は28歳、レスリングの吉田沙保里は30歳、同伊調馨は32歳で受賞となる。文化勲章はジジババが多いが、国民栄誉賞は年齢に関係ない。第一号は41年前の王貞治だった。各界からこれまで26人が受賞している。羽生も井山も共に史上初の全タイトル制覇(七冠)ということでの...

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求道的変人・囲碁界

囲碁はできない自分は囲碁界のことも詳しくない。が、人間への興味は、囲碁や将棋以外のあらゆる世界において対象となっている。思うに人間の興味や関心は様々で、同じテーマに興味があっても、興味の内容や持ち方は人によって異なる。人間が人間に興味を持つのは自然なことで、心理学や行動分析学などで体系化されるなど、人間が人間に興味を持たないハズはない。ただし、興味の深浅は人による。人間にさほど関心はなく、モノやお金...

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「拭き掃除ロボット」の怪

仕事は、「迅速」、「丁寧」、「正確」といわれるが、顧客の立場でこのようにされたら誠実さを感じるはずだ。上記のことを習慣づけておけば間違いなく顧客の満足度が得られる。自分についていえばまずは迅速で、これは心掛けというより、せっかちな性格から起こる事だが、意識して心掛けるのは、「正確」、「丁寧」の方で、こちらは気遣い、心遣いの問題である。「善は急ぐべし」、「今できぬ事を明日やれるはずがない」をモットーに...

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誠実と不誠実の狭間で…

行動しない、動こうとしない人間には腹をたてたりした若き日の思い出が懐かしい。仕事を命じる立場にいる時は、そこの点は厳しく指導するよう留意していた。言い含める言葉はあるにはあるが、自分の場合は部下に、「迅速・丁寧・的確」は、「誠実の証しである」ことを頭と身体で分からせようとした。その際に、「誠実」の対義語を、「だらける」と説明したりもした。「言葉」は人を裏切るが、「行動」は人を裏切らない。口ばかりで行...

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つくづく思うは親の難しさ ①

子育てには養育と教育がある。範囲が多岐に及ぶ教育の方が難しい。教育には躾も含まれる。躾とは文字通り、人間としての正しい言動、つまり、社会人としてのマナーやモラルを教えること。学校教育にも道徳の授業があるが、教育を受ける以前に家庭での躾が大切で、家庭での躾が身に付いていないと学校や社会での団体生活でわがままで人に迷惑を掛ける人間になる。学校は教育をするところなのに、ウチの子は挨拶もできない、偏食は多い...

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つくづく思うは親の難しさ ②

親子が支配的でなく対等関係の場合、子どもはどんどん自信をつけて行く。なぜなら、権力で頭を押さえつけられた人間は、傷つきやすい性質になる。同様に甘えた人間も、"弱さ"という点において傷つきやすくなる。弱さの中には劣等感の強さも込められている。ようするに、人は受け身で甘えているからこそ傷つくのだが、こっらすべては親によってつくられる。だからか能動的な人間はさほど傷つくことがない。受け身の人間にくらべて、...

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つくづく思うは親の難しさ ③

思慮分別のある親から目いっぱいの愛情を受け、伸び伸び育った子どもがいいに決まっている。そういう親子には一般家庭にありがちなネガティブな問題はほとんどないが、分別の無い支配的な親に育てられた子どもは、親との軋轢から道を外す場合もあるが、それでも親に苦しんで育った子どもは親子の機微について多く考えさせられたことは後のプラスとなる。そういう人間は親子関係に問題意識を持つが、親に苦しむことなく育った人間に比...

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つくづく思うは親の難しさ ④

「つくづく思うは親の難しさ」という標題で書いている。子育てはとっくに終わっている身だが、終わっても思考するほど子育ては重要だからやりがいもある。教育とは読んで字のごとき、「教え育む」で、強制的に行う躾に比べて自由度がある。学校教育、家庭教育、社会教育など、教育は分野ごとに割り当てられる内容も違い、それぞれが担う教育が存在する。学校には給食があるが、家庭における、「寝食を共にする」ほどの密度はなく、個...

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つくづく思うは親の難しさ ⑤

同じ目の色肌の色&髪の色の日本人は単一民族とされ、異質を排除する傾向にある。金子みすゞの『みんなちがって、みんないい』は、それぞれが別々でも優劣は無いこと、さらにはそれぞれが素晴らしいと表現した。いじめの要因となる異質や異端を、素晴らしいと教えないのは親の責任である。子どもの感受性は高いが、それ以上に高い感受性を親はもつのがいい。小学生の子どもと外出先で脳性マヒの人を長女が振り返って見た。クルマに戻...

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「ウソだろ?」ある光景2題

自然の中を散策するウォーキングには、室内で行う運動では味わえない野外の解放感がある。街や野山の風景だけでなく、行き交う人や野良仕事に勤しむ人たちの生活感が伝わってくる。こうした一切が、ウォーキングのリフレッシュ効果である。行き交う人々との一期一会の触れ合いは、「生」の実在感を感じさせるし、時にべっぴんさんのおしりを眺めながら歩くこともある。あまり近寄りすぎるとふいに振りかえられることもあったりするが...

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つくづく思うは親の難しさ ⑥

子育て初体験の若い母親は、育児書を読み、そこに書いてあることを鵜呑みにして実践するが、それでうまくいくほど子どもは単純ではない。さまざまな子育て論を目にするなかで、「子どもは褒めて育てよ」、「飴と鞭を使いわけよう」などは定番だが、大切なのは親子の信頼関係が確立していることが大前提。それなくしていかなる教育論も絵に描いた餅となる。「子どもは褒めて育てた方がいい」は間違いではないが、実際親が褒めてばかり...

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