米山知事(50)が出会い系サイトを利用し、複数の女性と援助交際の関係にあったことが『週刊文春』報道で分かった。文春の取材に対し、女性の1人・A子さん(22)は、米山氏から1回あたり3万円を受け取っていたことを証言、月に一度ほど会う関係だったことを明かした。女性は名門私立大学の学生だったというが、この女性は名門私立大とやらに何しに行ってるのか?
名門私立大に行くような頭の良い女性でも、お金を貰って体を売るバイトをやる。それで名門私大?などというのは時代遅れの感覚で、名門大に行ったからといって、優れた人間になるわけでもないし、名門大には人間的に優れた学生のみが行くところでもない。彼らは一様に名門大の御利益を賜りたいのであって、援助交際しようが、何をしようが名門大卒という肩書を得る。
この世に肩書信仰がある限り、人は肩書にひれ伏し、肩書のある人間を見誤ることになる。最近の大学は、とみにバカの巣窟のようにいわれるが、大学生で真面目に学問をやる学生はほんの一握りであって、いつの時代にもバカ学生はいたが、近年、進学率が軒並み上がったことで、大学に行くバカが増えたのは間違いない。バカが大学に行ってはならない規則もない。
そもそも大学が何かといえば、物事の抽象的な次元の、「知」を追求する制度というのが西洋近世以来の伝統として輸入されたもの。それも100年も経てば大学の存在理由も変わるだろうし、時代と共に大学の存在価値も変わってくる。米山知事と援助交際をしていた女性がどこの名門私大かは不明だが、名門私大といえば福沢諭吉の慶応、大熊重信の早稲田が歴史を持つ。
国公立の名門大といえば東大、京大が双璧である。明治時代は立身出世主義の時代であり、彼らは人間の有すあらゆる能力によって出世の道を競い合った。「頭がよい」という一つの能力による出世の道を組織づけたのが東大であった。しかるに東大の意味はそれだけに過ぎない。森友問題で辞任した佐川国税庁長官もセクハラ疑惑の福田財務相事務次官も東大卒である。
仕事はできるのだろうが、どちらも典型的なヒラメ官僚である。「ヒラメ社員」という言葉を官僚に変えただけで、上司の顔色ばかりを窺い態度をコロコロ変える社員の事をいったもの。松下幸之助がヒラメ管理職を嫌っていたのは知られているが、三沢ホーム創業者の三澤千代治も、「ゴマすり役員なんかとはアホらしくて一緒にゴルフなんか行けない」とこぼしていた。
米山知事について書くにあたって気になったのは、援助交際の相手が名門私大女性であり、一回で3万円を貰う彼女は違法な売春婦である。援助交際などというが、金を貰って寝れば売春婦である。買春した米山知事の履歴は、灘高等学校から東京大学医学部医学科卒業後の1992年に医師免許を取得した。5年後には司法試験にも合格、国政選挙に4度立候補するもいずれも落選。
履歴に遜色はないが、国政は諦めたのか2016年に新潟県知事に出馬して528,000票で当選した。彼は、橋下徹とのTwitterバトルで名をあげた知事でもある。発端は学校法人、「森友学園」の国有地取得問題を国会で追及する野党の姿勢をめぐる橋下氏の投稿だ。同氏は米山氏に対して「頭の悪い知事」、「最低な奴」など語気を強めて批判した理由を以下の様に記している。
米山氏は昨年9月には評論家の石平氏にも噛みつくなど、「いっちょ噛み」的性向の持ち主らしい。中国出身で日本に帰化した評論家の石平氏が、菅義偉官房長官の定例記者会見で質問を連発する東京新聞記者に対し、「何のリスクもない民主主義国家で意地悪質問で政府の記者会見を妨害するだけだ」と指摘したことに米山氏は、以下のように嫌悪感を露わにした。
「石平氏は今や、祖国を離れ、独裁政権と批判する中国政府と直接対峙することなく日本人向けに中国政府批判を展開している」、「石平氏が(東京新聞記者を)笑う事は吐き気を催すほど醜悪だ」と言葉汚く罵り非難した。さらに米山氏は、よほど暇なのか、よくいえば視野が広いとでもいうのか、大阪府立高での頭髪指導をめぐる訴訟について松井大阪府知事に噛みつく。
府立高の責任者を、「維新の松井さん」とし、「異論を出した者を叩き潰して党への恭順を誓わせてその従順さに満足する」と投稿。維新代表の松井府知事は名誉を傷つけられたと米山氏を大阪地裁に提訴した。松井知事は辞任問題で揺れる米山知事に対し、米山氏が知事を辞職しても「公人のときの発言についてはきちっと白黒つけたい」と、訴訟を取り下げない考えを示した。
立身出生の時代においてはエラーが許されない。少しのエラーが立身出生の障害となる苦しい時代であった。在任中の不祥事も退任後の再就職が閉ざされる。官僚の旨みというのは、退任後の再就職(天下り)にある。したがって、「大過なくすごしまして…」というのが、退任あいさつの決まり文句という時代をよそに、こうも不祥事続きでは、高級官僚も地に堕ちたもの。
今回、米山知事の女性問題が辞任に値するか否か自分には分からない。プライベートの女性問題が公務にどう影響するのか否かも分からないが、米山知事は婚姻歴もない独身のようだから、未成年者でなければ買春は違法ではないだろに。モラルとか倫理に抵触するのか?ソープ嬢はよくて、素人成人女性を買ってはなぜいけないのか、自分にはその理由が分からない。
なぜ独身をとおしているのかも分からないが、女性に問うのがいけないなら男に問うのもダメだろう。モテないことはないと思うが、それはいいとして、ソープに行ってはいけないというのはあまり聞かないが、なぜ買春してはいけないかということについてはそれなりの理由があるという。もっとも現在日本では、売買春は法律で禁止されているが、ソープは売買春の場ではない。
ソープは法的には「特殊浴場」となっている。そこで行われる男女の行為は、売春防止法にいう売春ではなく、個室内での湯女との自由恋愛という建前になっている。したがって本番行為も恋愛の範疇であり、暗黙の了解で行われる。 あくまで建前だから警察が叩こうと思ったら簡単にできる。パチンコ、競輪、競馬はギャンブルだが、社会の必要悪として容認されている。
何もかも規制をし、締め付けるばかりで果たしてそれが理想的な世の中であろうか?健全なる人たちの息抜きや溜まったストレス発散の場は必要で、それがあるからこそむしろ仕事に励むことにもなる。悪の一切すべてを規制し、取り締まっても結局世のためにはならない。しかし、「なぜ買春してはいけないのか」といえば、以下のような理由がこじつけられている。
1.性病防止… 性病を蔓延させ、非嫡出子を産み出す
2.経済的暴力規制… 買春は男の女に対する経済的優位の象徴
3.性的奴隷解放… 買春は女を男へと隷従させる性的奴隷制度
4.愛情欠如… 愛がない金目当てのセックス故に卑劣
5.人身売買防止… 売春は、体を物のように売る非人間的な職業
6.触穢防止… 売春は客の性器と接触する肉体労働故に猥褻で穢れた職業
7.希少価値維持… 売買春の合法化はセックスの希少価値を損なう
米山氏は独身で、不倫や児童買春でなければ法的な問題はない。あったとしても(買売春行為は違法)罰則はない。腹が立つのは援助交際などと抜かして商売をし、週刊誌にネタを売って稼ぐ名門私大女の育ちの悪さは、米山氏に災難であった。有名人のスキャンダルを売れば金になる時代にあって、嫁のいない独身有名人のハメを外したハメには用心がいる。