「同情」 是か非か
タイの保険会社のCMを見て、あらためて「同情とは何か?」を考えさせられた。困っている人、苦しんでいる人、悩んでいる人に対する同情は善いことだと思っていた子ども時代。人間が自分を一番大事に考えるのは、誰に教わることなく自然とそうなるが、ある程度の年齢になると、他人のことに目をやり、耳を貸し、手を貸すなど、心をくばせるようになる。学校という集団生活、社会生活環境から自己を他者の目を通して認識できるように...
View Article「同情」 是か非か ②
保険会社2作目CMにも心動かされた。日本の野暮ったいCMばかり見慣れてるせいもあってか、これほど知的水準の高いCMが作られる国に比べて、なんと日本はおバカ国であろうと、率直に感じた。父親が聾唖者であることを題材にしたストーリーだが、こんな深い内容のCMを見る限りにおいて、タイって国は日本より文化的に思えてならない。聾唖者を父に持つ娘が断続的なイジメの果てに、自殺未遂を起こすというショッキングな設定で...
View Article勉強し過ぎるとバカになる
刺激的な表題のようだが一理ある。関連記事があるかどうか検索するとそれなりにある。「yahoo知恵袋」には、「勉強し過ぎると馬鹿になるって本当ですか?」という問いに対して勉強否定派は、「勉強をしていけば少なからずできるようになります。ただ、参考書の暗記に偏ったりすると、自分の考えがなくなってアイデンティティが欠ける可能性もある」と回答する。こういう意見もある。「本当です。勉強すればするほど他人の考えが...
View Article散歩とウォーキング
1日 10723歩 7291m 87/分 2日 10215歩 6946m 89 3日 22010歩 14966m 91 4日 16685歩 11345m 86 6日 22959歩 15612m 92 7日 26572歩 18068m 92 8日 24850歩 16898m 89 9日 11504歩...
View Article勉強し過ぎてバカになる ②
勉強し過ぎで学力は向上するが、学力外がおろそかになる。当たり前の図式だが、こういうのは親の意向反映か。社会は学力だけで成り立ってないし、勉強できる人間が人間関係をうまくやれる保障はない。学校は勉強の出来不出来で人間を評価するが、「なぜ学校は学力だけで人を評価する?」と、元教師の友人に聞くと、「そうではない」と彼は言った。確かに学力評価は数字に出るが、点数に置きかえれない人物評価もちゃんとするという。...
View Article小池百合子と高島礼子
二人の女性を表題にしたのは、比較対象としてではなく、時事的にタイムリーであったこと、それぞれに印象深いものがあったことに起因す。女性と言う動物において、また人間の資質においても、二人には差異が感じられた。二人とも特に注視していた人物でもないので、方や夫の覚醒剤所持、方や都知事選出馬表明という一件から受けた印象について述べる。小池百合子は1952年(昭和27年)7月15日生まれの政治家。カイロ大学卒業...
View Article日くらしパソに向かひて…
一人の人間の書くものはそれなりの指向性を持ち、同じ傾向になりやすい。なるのが自然で当然ともいえる。書くたびに主張がバラバラでは、一貫性に欠ける。果たして「一貫性」が自慢できるものか?そうも思わない。人間は長いスパンの中で変わって行くものだからだ。変わるといっても10日前と昨日で言う事が違うと、チグハグと非難もされよう。思えば母親はいう事がコロコロ変わった。日単位どころか、時間単位で変わるのでやってら...
View Article家庭にみる「差別と区別」
離婚については度々書いてきた。離婚肯定派というより、夫婦は何が何でも我慢し、頑張って添いとげというのが数十年前の美徳であった。考えてみるに、何の、誰に対する美徳なのか?夫婦愛という美徳、時代背景における社会的美徳、プラス双方の両親や肉親、親戚などへの配慮もあったろう。それほどに離婚と言うのは、羞恥の極み、人生の落伍者であった。...
View Article恋愛にみる「差別と区別」
人は誰も自分を知らない。社会にいても目に映るのは他人の顔ばかり。善も悪も影響を受けるのは他人からだけ。自分が自分に寄与したり影響を与えたりはしない。本で得る知識もすべて他人のもの。人間が知るべきはおろそかにしている自分のことだが、それを教えてくれるのは他人しかいない。自分で知る自分の部分は結構甘いし、鏡に映る自分も左右が反転している。「結構辛辣なことをいう」と、他人の自分評だが、他人の目は結構的を得...
View Article離婚にみる「差別と区別」
妻のいう事がいつも正しく、また、夫のいうことがいつも正しいわけではないのに、どちらからどちらかに従えば、慣れかストレスかいずれかになろう。夫口喧嘩の苦手な夫の場合、我慢が蓄積されているのである日突然爆発し、言葉が滞っていた分手も出たりするのが男の性分で、これを機に数カ月後に離婚に至った夫婦がいた。男は元々短期で気の荒い性格だった。男は自分の運転するクルマを無謀に追い越すクルマを追っかけ、止めて謝罪さ...
View Article小池百合子は「小泉劇場」模倣犯
小池百合子が突然都知事選に出馬表明した6月29日。寝耳に水の自民党都連関係者は、「奇襲だ」、「驚いた」など困惑が広がり、萩生田光一官房副長官は、「これはテロだ」と語気を強め、安倍首相も激怒したという。無所属なら誰が出馬するも自由だが、政党としての組織票のバックアップを期待する以上、自民党員の小池氏は党にお伺いを立てるのが筋といえる。都知事選を受け、都連は17日の会合で候補者の選定を都連執行部に一任す...
View Article素足より裸足の都知事が必要?
参院選より都知事選が興味深い。石田純一の名には驚きもし、驚きもせず…。所詮は目立ちたがりの芸能人であるからだ。それより久々に彼の素足の革靴を見た。石田は芸能界きってのイタリア好きで、ナポリまでピッツァ・マルゲリータの発祥の店「Brandi」へ足を運んだという。素足に革靴を意識し始めたのは、以前ミラノでスリッポンに素足のファッションが流行した事に遡る。...
View Article素足に革靴のなぜ?
世にさまざまな疑問はあるが、最近は見なくなった夏にブーツ、アレって何だったのか?季節はずれの怪?というなら、冬にミニを履くのも男的には不思議だが、女性がいうには、スカートの丈は暑さ寒さに関係ないという。履きたいミニなら南極でも履けばいいし、凍えて死んでも本望だろう。女の事は分らないままでいいけれど、男の、"素足に革靴"ってのはどうなんだ?靴下の効用というのは、誰に教わらなくとも自然に分かる事。なぜな...
View Article死ぬまで生きるであろう、多分…
以前にも書いたように思うが、ブログのタイトル「死ぬまで生きよう」は、迷わずにあっさり決めた。10年も前の事はおぼろげになって行くが、考えて決めたタイトルでない事だけは覚えている。5秒か、10秒か、そんな感じでさっと決めた。先ほど他界した永六輔がこんなようなことを書いている。「死ぬと思うから死が切ないのであって、先に行って来ると思えばいいのだ」と。人は確かに死ぬが、「死ぬまで生きる」ではなく、「死ぬま...
View Article「どうでもいい」というバカ
ある事について「関心がない」、「興味がない」というのは、ある事について「関心がある」、「興味がある」と同様にそれぞれの感じ方の自由だから構わないが、人から聞かれたり、感想を求められたわけでもないのに、主体的にその言葉をネットに投稿する人間がいる。わざわざというか、「どうでもいい」と、あえて自発的行為をするのは「どうでもいい」訳がないだろ。今回の「どうでもいい」投稿と、投稿者に対する批判と、批判に反論...
View Article夏・「全開!」
何気に使う言葉も、あらためて考えると結構オモシロかったりする言葉の不思議さ。「全開」という言葉は、普通は「ドアを全開にする」、「エンジンのパワー全開」、「ガスの元栓を全開に」などと使うが、「夏・全開!」もオカシクない。自分はどういう意味で「夏・全開!」としたのか?巷で言われてる言葉を借用したのだろうが、にしても「夏・全開!」の意味は?「夏だ!ちぢこまってないで、暑くてもガムシャラに行こうぜ!」という...
View Article高学歴・低年収の明るい貧困女性
「OD問題」といわれる未就学博士で(ODとはオーバードクター)、一科目が半年で20万円程度のアルバイト講師のこと。20年前くらい前なら、「博士課程修了」といえばエリート中のエリートだったのが、昨今の情勢は、「できる学生」から早めに就職していき(学部卒4年で就職する)、博士課程まで残る学生というのは、何らかの課題を抱えている人々ということらしい。...
View Article拝啓!不倫ブームの背景
近年、社会はやたら「不倫」の二文字がうごめいている。「うごめく」という言葉を使ったのは、モゾモゾとくすぶるように動くという言葉が「うごめく」であるなら、不倫はいかにもうごめきながら続行する。「うごめく」は「蠢く」と漢字表記し、「人々は虫のように蠢いていた」などと例文する。石の下の湿った場所には、もぞもぞと動き回る薄汚い虫たちがいる。こう表現すると、不倫する人たちはもぞもぞと薄汚い人たちのように聞こえ...
View Article不倫(本能)抑止の法的効力
不倫相手を一体どこでみつけるのだろうか?彼女や恋人がどんなところでも、自然に見つかると同じように男と女の居るところなら、場所を選ばずだろう。「自然にみつかる」というのか「偶然に見つかる」というのか、あるいは「必然(故意)に見つける」のか、いろいろだ。「偶然」も「必然」も呼応である以上、男と女にとっての「自然」なのかもしれない。「自然に生きてるってわかるなんて、なんて不自然なのだろう」という吉田拓郎の...
View Article高学歴・低年収の明るい貧困女性 ②
「貧乏は遺伝する」という記事を3月4日に書いた。経済格差⇒教育格差⇒低学歴⇒などとした貧困の連鎖という図式が、小泉政権がもたらせた格差社会と言われている。経済格差の拡大は避けられないにしても、それが教育機会の差として拡大して行くのは抑止すべきといいつつも、教育の現状は学校などの、「公教育」から学習塾などの、「私教育」に委ねる方向に進んでいる。親の経済レベルによって子どもの受ける教育が決まってしまう教...
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