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拝啓!不倫ブームの背景

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近年、社会はやたら「不倫」の二文字がうごめいている。「うごめく」という言葉を使ったのは、モゾモゾとくすぶるように動くという言葉が「うごめく」であるなら、不倫はいかにもうごめきながら続行する。「うごめく」は「蠢く」と漢字表記し、「人々は虫のように蠢いていた」などと例文する。石の下の湿った場所には、もぞもぞと動き回る薄汚い虫たちがいる。

こう表現すると、不倫する人たちはもぞもぞと薄汚い人たちのように聞こえるかも知れない。「なぜ、ムカデ、ヤスデ、ダンゴムシの節足動物やミミズ、ゴミムシ、ハサミムシは石の下にいるのだろう?」子どもの頃に不思議であったし、隠れているつもりだろうが、人間が来て石を上にあげられるなど予測もしていない。だから、露になった途端、必死で動き回る。

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普段は石の下でじっとしていると想像するが、石を上げないことには普段の様子は見ることはできない。で、石を上げた途端にあわててうごめく様子は、まさに不倫現場を週刊誌などに目撃された男女のようでもある。即ち不倫をしている者たちは、ヤスデやダンゴムシと同じように、石の下の陽の当たらないジメジメした場所がお好きということになる。身を隠すに最適だ。

「不倫」という言葉には、そういう翳った陽のあたらぬジメジメ感があったが、最近は「不倫はオシャレ」、「みんなやってる、やって当たり前」というような雰囲気がある。つまり、バレたところで、大きな羞恥心がないほどに隆盛の時代なのかもしれない。不倫の多くは男女の火遊びだろうが、切っ掛けは不倫でも、相手を射止めたケースを不倫愛というのだろうか?

芸能人の不倫略奪愛も多数報じられたが、松方弘樹と仁科明子の時代は、なんとも肩身の狭い思いであったろう。大体において古女房より若くて美人が多く、男の気まま・我がままよりも妻子を追い払ってまで、という言い方をされたことで、女性に非難が集中した。時代も変わったのか、今では奪って当たり前のような雰囲気もある。RIKAKOから渡辺篤郎を奪った中谷美紀。

鈴木保奈美は、元夫の友人である石橋と妊娠3ヶ月で電撃再婚したが、離婚成立前の妊娠では?と世間を騒がせた。元モデルさやかから喜多嶋舞に乗り換えた元光GENJIの大沢樹生だが、喜多嶋はとんでもない女だったようだ。永作博美も映像作家の内藤まろ氏と不倫略奪結婚である。石田純一と長谷川理恵の公然不倫は結実することなく、石田は東尾理子と再婚。

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一方の長谷川理恵は、神田正輝と破局した直後に妊娠発覚・入籍という異例のスピードデキ婚で、石田純一の再婚に対する"あてつけ婚"とも言われている。神田正輝といえば松田聖子で、正輝と婚姻中の不倫発覚など、スキャンダル女王の異名もあったが、2012年、慶應大学病院准教授の河奈裕正氏と3度目の再婚をした。河奈氏は当時、結婚15年目で双子のパパでした。

市村正親と篠原涼子の年齢差にも驚かされた。元横浜ベイスターズの投手で大魔神こと佐々木主浩も1991年、元アイドルの清水香織と結婚。長女と長男を設けたが、ひとまわり以上も離れた元アイドル榎本加奈子と不倫の末に略奪。継母榎本には毒親疑惑がある。報道によると、長女が中学時代に継母となった榎本。徐々に関係が悪化し、ネグレクトに近い状態と報じられた。
 
 ・実母との連絡禁止
 ・話しかけると「あっちに行って」と追い払う
 ・宮城の祖母宅に追い出す
 ・高校卒業後に別居し、アルバイト生活するも支援が必要になり、おねがいすると       「風俗でもすれば」発言
 
結果、長女は自殺未遂をするが、一命を取り留めた長女に榎本は、「ウチに迷惑をかけるな。世間にばれたらどうするの?」などと非難。また、長女が無人の実家に私物を取りに入った際には、不法侵入として被害届を出す。佐々木も長女を庇うどころか、「家族でも最低限の礼儀は必要。…反省を促すよう警察にお願いしている」と、妻の肩を持つだらしない父親である。

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ミスチルの桜井も2000年5月、元嫁さゆりと調停離婚し、6月に吉野美佳と世間の風当たりを覚悟の結婚だった。アニメ映画『時をかける少女』の主人公の声を担当、実写版『時をかける少女』でも主人公を演じて評判だった仲里依紗と浅野忠信。16歳の年齢差など、何かと週刊誌を騒がせたが、婚約者の居る中尾明慶と颯爽乗換え、めでたくデキ婚。後に男児を出産する。

元ザ・イエローモンキーの吉井和哉とのデキ婚した眞鍋かおり。中学時代からイエモンファンだった彼女は、打ち上げに押しかけていったことが交際のきっかけ。吉井には駆け出し頃に結婚した糟糠の妻と、4人の子どもがいたが、真鍋は無敵の計算略奪者。不倫が終焉すればただのお遊び、結実すれば略奪婚、どちらがいいのかというのも、二人が決める事である。

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二人が良いと思うように決めたらそれで良いということだが、被害者も存在するとなると加害者も存在することになる。捨てられた妻子という場合も、出て行ってくれてせいせいするという夫もいる。前者はお気の毒、後者は不倫の効用といえる。いろいろなケースもあろうし、不倫⇒離婚⇒不幸ということもない。離婚で前妻にすべてを与え、一文なしになった男もいた。

松方弘樹とジュリーこと沢田研二である。松方は離婚で貯蓄が底をつき、急場しのぎで京都の豪邸を売り払ったが、二束三文で足しにはならなかったという。沢田は離婚の慰謝料が18億円で、これは演歌歌手の千昌夫と歌手ジョン・シェパード夫婦の50億円に抜かれるまで、芸能界のトップの金額だった。自分のわがままに対する自主的な誠意なのか?

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あるいは弁護士仲介によって算出された財産分与の額も含めてだが、稼ぎの額によって多くなる。外国セレブの桁違いの慰謝料に比べれば屁みたいなもの。アメリカのWEBメディア「ビジネスインサイダー」が発表した2013年6月までの離婚慰謝料ランキングによると、世界№1がアメリカ人実業家のパート・マードック。その額は日本円にして約1,610億円。

「タイムズ」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」、「20世紀フォックス」など世界的企業の親会社であるニューズ・コーポレーションの最高責任者で、メディア王と呼ばれたスーパーセレブ。他にもマイケル・ジョーダン168億円、S・スピルバーグ100億円、ハリソン・フォード85億円、ケビン・コスナー80億円、マドンナ76億円、P・マッカートニー48.6億円など。

自らヤリチンを公言、19人の愛人がいることが判明したプロゴルファーのタイガーウッズの離婚慰謝料だが、640億円という報道もあったが、減額されて425億円とか267億円、あるいは114億円、85億円とまばらで、ジョーダンを越えてスポーツ界最高だったか定かでない。訴訟社会アメリカにあって離婚慰謝料は代理人(弁護士)の腕の見せどころである。

毎日、和定食ばかりも飽きるし、たまには中華もイタリアンもフレンチも食したいという事なのだろうが、夫婦には貞操を守る義務が課せられ、違反すると罰則もある。離婚は罰則ではないが、相手から突きつけられる罰であろう。昨日は1998年長野五輪スピードスケート男子500メートル金メダリストの清水宏保がスペシャル番組に出て離婚の真相を述べていたらしい。

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スピードスケートの清水がスピード離婚とはシャレにならないが、妻は高垣麗子という美人モデル。浮気相手は「美人妻よりブス女」で充分といわれるように、妻の美人度は浮気の抑止にならない。清水はまったくモテなかった高校~大学時代に反し、金メダリストの栄光か、金の如く輝きだす。急にモテ始め、美人妻もゲットできたのも五輪のたまものである。

とにかくモテたかった。東京にあこがれ、染まってしまった自分の弱さから大切なものを失ってしまいました」と反省していたというが、努力で得たスポーツの勲章は、人間としての別の部分を輝かせる。ただスポーツをしただけなのに、ジョーダンもウッズも高貴な人間とされ、日本でも田村亮子、馳星周、アントニオ猪木のように国会議員にもなれる。

今回参議院議員に当選した朝日健太郎も、北京五輪やロンドン五輪に出場した元 ビーチバレー選手である。そういえば日本スケート連盟会長で参議院議員の橋本聖子も元スピードスケート選手だった。スピードスケートならぬ元スピードの今井絵理子も、今回参議院選において開票わずか9分後にスピード当選した。彼女が議員としてふさわしい故の当選か?

彼女が参院選候補に浮上した理由は、聴覚障害のある長男を育てるシングルマザーの立場から、社会保障政策の拡充のアピール、若い世代の浮動票を獲得する狙いであるが、誰が見ても、「あからさまな客寄せパンダ」である。ネット上には『これだから政治不信になる』などと、賛同の声は見つからないが、それでも当選するのは賛同者が多かったことになる。

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過去を振り返ってみると芸能人の知名度をフル活用して当選した議員は少なくない。しかし、票が入る以上、「日本人のアホっぷりを甘くみるな」というしか言葉はない。多数決ならそれが民意、それが民主主義である。批判する者は票を投じることはないが、投じた者は賛同者である。民主主義はヒトラーを生んだことから批判される側面もある。

そのヒトラーは戦争をするに当たって、「戦争を開始、遂行するにあたっては、正義などは問題ではない。要は勝利すればいいのだ」と言った。「選挙行い、政治を遂行するに当たって人の質など問題ではない。要は勝利すればいいのだ」と同じ事。ヒトラーもそうであったように、壇上で人から拍手されるような役を演じる役者になろうと必死であがく候補者。

かつて、石原も猪瀬も舛添もそうであったように。ならば、小池も増田も鳥越もおそらくそうであろう。が、そうであるかないかはやらせて見なければわからない。人間は多面的だ。事前に本質を見抜くのは難しい。浮気をする男(女)かどうか、結婚してみなければ分らないと同様だ。だから離婚は意味がある。離婚しない者が見る目が合ったという事ではない。

同様に、離婚に至った者が見る目がなかったということでもない。どちらも"たまたま"ではないだろうか。人の生に運・不運は大きく左右される。デキ婚で身ごもった子どもの父親は別人だったというのもある。そういえば元巨人軍の四番打者駒田徳広もデキ婚だった。出産に立会ったところ、生まれた子どもは何と、何と…黒人だった。それを見た妻は半狂乱。

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手を握られた駒田に爪を立て、流血するほど取り乱す光景に、看護師さんから席を外した方がいいって勧められるも駒田は、「僕の子ですから!」と言い放ったという。妻が退院後に両家で家族会議の話が決まったが、妻が拒否。その理由が「子どもの人権を守るため…」だと。ならば、駒田の人権はどうなんだ?結局離婚になったがまことふざけた話、ふざけた女である。


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