地震・カミナリ・火事・オヤジ
4月14日21時26分に起こった熊本県を震源とする地震第1波は、広島県内全域で震度2~1であった。気象庁以外の震度観測点に記録された震度1は、長野県諏訪市、岐阜海津市、大阪府大東市、同岸和田市、兵庫県豊岡市、和歌山県美浜町でも観測された。最東の長野と広島で同じ震度1とは驚きである。熊本市⇔諏訪市の直線距離(航空距離)は768.4km。ブルーで示した運転距離なら1052.1kmとなる。クルマで約13時...
View Article「目的なき犯罪」の目的とは ②
池田小の宅間守、加藤智大の秋葉原事件、コロンバイン高校内銃乱射事件などが起こる度に、警察もマスコミも犯行の「意図」、「目的」、「動機」を問題にする。それが分かればそれらの犯行は我々に理解可能となり、受け入れやすいものになるからであろう。犯行の動機を知ることで安心し、分からなければ不安は収まらない。それでも解釈不能の犯罪なら?「異常性格による犯行」、「精神錯乱による犯行」というお決まりの切り札があるが...
View Article離婚は結婚の破滅なのか? ②
3月26日に書いた記事の続編だ。50年前の1965年、婚姻件数は100万組を超えていたが、2015年度には63万5000件となった。離婚件数は1964年以降増加し、1971年に10万件を越え、2002年のピーク時に28万件を越えた。以後は下降し2014年、22万2107件となる。社会通念の変化を受けてか、20年以上同居した夫婦の離婚率が増加しており、これが離婚率上昇の一因となっている。データを見る限...
View Article「分らない…」 が普通!
男と女の子育て観の相違はいろいろあるが、母親は乳児期の記憶がいつまでも残り、子どもが成長・発達して心や体の機能が充実しても、乳幼児期の記憶が災ってか、我が子を幼く、弱々しく見てしまいがちになる。我が子を正しく見る能力が曲げられ、それが過保護になる原因のようだ。子どもへの接し方が感情主体になると、どうしてもそのようになりがちだ。野球やサッカーにしても、名監督、名参謀は感情的にならない。選手のプレーにそ...
View Article将棋指しにバカ多し
長いこと将棋をやっていると多くのバカに遭遇する。と言ってみても、自分も将棋を指す以上、同類バカではないのか?みながみなバカというのではない。そういうバカを批判をし、「自分はこういうバカにはならんぞ!」という戒めがあれば、バカの類にはならないでいれるはずだ。バカの側から見れば、自分はバカに見えるのかも知れないが、それは別に構わん。バカの類から見たバカというのは、バカでないので気にすることはない。将棋を...
View Article橋下元市長vs尾木ママ
今月15日、長男に長男が生まれた。名は薫。長女が葵だから二人ともクサカンムリ。意識したのかどうなのか、長男は自分が一文字だからか、一文字に拘っている。「二人とも草食系だな」と言っておく。19日に長女と息子、自分ら夫婦、長男夫婦と2児(一人は生後4日)も含めた8人で寿司店に出かけた。そこで長男の嫁が、「昨日観ましたか?」という。「何を?」、「橋下さんの新番組です」。「そっか~、観ようと思って忘れてた。...
View Article「親バカ」も「バカ親」
将棋を指す以上、「バカ将棋指し」にはなりたくないと、「バカ」を見て自戒するように、親になる前から「バカ親」には絶対にならない意識を強く持っていた。しかし、巷には多くの、「バカ将棋指し」や、「バカ親」がおり、彼らは自然とそうなったようだ。「バカ親」の定義もいろいろだが、幼少期からバカ親を見て育った自分には、恰好の、「バカ親」の見本が幸いした。「良い人間」を模倣すると、「良い人間」になるのか?「良い」の...
View Article子どもの創造力をつぶす親
「子育てに大事な、三分の寒さと三分の飢え」といった儒者がいた。昔のことだから、言葉だけを捉えて、「子どもにそんな目にあわせたくない」という親もいようが、大事なのは、「言外の言」、「理外の理」を理解すること。どうして、「バカ親」が発生するのかをいろいろ考えた事があった。そういう親を見るために、「なぜ?」が必然的に思考をめぐらせていた。子どもの時分には分らないが、自分の母親もなぜあれほど「バカ親」だった...
View Article死ぬまで生きよう、どうせだもん。
表題は映画のタイトル、ただし副題である。本題は『0.5ミリ』といい、何のことかわけが分からないが、どうやら意味は、「静電気が起こるくらい近い、人と人との距離感が0.5ミリ」ということらしい。安藤桃子が作家デビューとなった同名小説を、彼女自身の脚本・監督で映画化、主演には実妹の安藤サクラを起用した。姉妹の父は奥田瑛二、母は安藤和津である。2014年度作品だが自分は観ていないし、レビューを書くわけではな...
View Article「幸福」追うべからず
人が自由な精神(心)をもっているか、顔や髪形、着衣に現れたりするが、何より話をしてみるのが一番分かる。「百聞は一見にしかず」という言葉になぞらえ、多少意味は違うけれども、「百見は一聞にしかず」と言い換えられる。20代の後半だったか、皮ジャンを着て親戚の通夜に行ったとき、どこの誰か知らない親族であろう人が、自分にこう言った。「人間は着てる服を見れば中身がわかる」。面と向かっていうので、自分はこう言い返...
View Article「関係ないね」などはない
1ヶ月前の3月26日、大分県中津市の私立東九州龍谷高の男性教諭(50歳代)が、一部の生徒に定期試験の数学の問題を事前に教えていた問題は、無期限出勤停止となったようだ。教諭は自宅で学習塾を開き、試験と同じ問題を使っていた。同高は教諭を出勤停止にし、弁護士らによる第三者委員会を設置し調査した。教諭は20年ほど前から自宅で私塾を開いている。当然にして同高の生徒も通っていた。学校では数学を担当し、受け持つク...
View Article怖いカリウム不足
1日 15081歩 10255m 86/分 2日 13590歩 9241m 85 4日 28714歩 19525m 89 5日 26926歩 18309m 92 6日 28908歩 19657m 87 8日 25544歩 17369m 89 11日 33491歩 22773m 91 13日 20909歩 14218m 94...
View Article子の幸せを真剣に考えるなら…
常々思うことだが、「子どもの幸せ」とは何であろうか?子どもは家族の一員であるから、「家族の幸せ」とリンクする。また、「家族の幸せ」は、「家庭の幸せ」とリンクする。が、いずれ巣立ちをし、幸せに生きて行くのは子どもであり、親は子どもの将来的幸せを、幼少時期から手助けできるのだろうか?できると信じて親の価値観を押し付ける親はいる。子どもが早いうちから目指すものがあって、それは子どもにとっての漠然とした夢で...
View Article稲毛殺人事件
4月4日夜、千葉市稲毛区稲毛東のマンションの一室で、派遣社員の茅野利奈さん(41)が首や腹などを刺され、死亡した状態で発見された事件で、県警では、凶器とみられる刃物が発見されていないことなどから殺人事件と断定、捜査本部を設置して捜査を始めていた。茅野利奈さんは部屋の布団の上に倒れており、腹を中心に複数の切り傷などがあったという。また、茅野さんの部屋の鍵は施錠されていなかった。茅野さんは1人暮らしとみ...
View Article稲毛殺人事件 ②
茅野利奈さん殺害事件の続きを書く予定はなかった。が、記事を書いた後に茅野さんの友人から届いたメールを読みながら、彼女の悲しみが伝わってくる。そうした共感もあってか、事件が増幅されて頭の中で廻っている。事件は千葉県稲毛市で4月4日に起こったが、稲毛は朝霞少女誘拐事件の犯人寺内樺風容疑者の居住地でもあり、当初は、「また稲毛か?」程度に感じていた。遠方の見ず知らずの女性に起こった事件も、知人の友人と知れば...
View Articleなぜ犯罪者になるのか?
「人はなぜ犯罪者になる?」このような大きな命題に答えを出せるほどの知識も、経験も、学問的素養もないが、考えることはできる。考える意味は答えを求めるためとはいえ、自ら出した答えが果たして正しいものであるか否かは分らない。それならいっそのこと学者や賢人の述べている答えをそのまま受け入れる方が手間も省けるし、自分の考える者よりは勝る。と、このように考えるのが偏差値世代の特質という。われわれ旧人類にそういう...
View Articleなぜ犯罪者になるのか?②
「なぜ犯罪者になるのか?」を考える時、「なぜ自分は犯罪者にならなかった?」を考えて見た。そのことをここにも書いたし、自分の事はそれなりの理解を得たが、犯罪者というのは、人それぞれに様々な事情があるのは分かる。個々に事情はあろうが、率先して犯罪者になりたい者は稀であろう。なぜ犯罪者になったか、当たり前にいえば犯罪を起こしたからである。正確にいえば犯罪が露呈(バレた)したからである。犯罪を起こしても行為...
View Articleなぜ犯罪者になるのか?③
フロムの『自由からの逃走』は、ナチズムの社会心理分析業績書だが、そのままオウム真理教集団の分析に概等する。宮台真司はこれを元に、『終わりなき日常を生きろ』を書いたのだろう。オウム真理教による組織犯罪(地下鉄サリン事件だけで死者13人、負傷者約6300人)にすれば、個人犯罪である酒鬼薔薇事件は規模は小さいが、フロムの心理分析が当てはまる。オウム真理教がさまざまな事件を起こしたからいうわけではないが、宗...
View Article思うことで知る自分・書くことで見る自分
ブログを書き、コメントを受け入れる以上、いろいろなコメントが舞い込む。何のためにブログをやるか(書くか)については、ひとそれぞれで他人の事はさて置き自分の理由は何度か書いたが、10年近くやっていると動機も主旨も変遷する。最初は多分「遺書代わり」だったと思う。「思う」としたのは、やはり10年前のことだから、「断定」にも翳りが出る。記憶が曖昧というのではなく、昨日や1週間まえのような鮮明な記憶ではないの...
View Article「子どものストレス」の行方
9日午後7時20分頃、東京・品川区の東急大井町線荏原町駅で、女子中学2年生の2人が駅を通過しようとした上り急行電車にはねられ、死亡した。2人は同じ品川区立の学校に通う同級生。ともに13歳で自宅も近所だった。事故当時、2人は制服姿でホームにいたことから学校帰りとみられている。警視庁は2人が飛び込み自殺した可能性が高いとみて調べている。2人のバッグからは人間関係の悩みを綴り、「死にたい」と書かれた数枚の...
View Article