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しつこい人間への最善は無視 ①

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「ブログが怖い」というのは結構耳にした。ブログを書くのは生きていること。生きるということは社会に生息すること。ならば、自分以外の人間はみな不可解といえる。他人と自分とが理解し得ることもあれば、まるで理解できないことも少なくない。自分以外の他人が理解できないことを当然とし、そこをどのように考え、どう対処し、どう処理するかがためされる。

 
理解できない人間を撥ねつけるのは簡単だ。面倒を好まぬ人はおそらくそうするだろうが、自分は面倒を好むところがある。好むとは御幣があるが、面倒と思ってしまう自分が嫌なのだ。なぜ人間は面倒と思うのだろうか?何かを起こしたり、始めたりはできるが、続かないのは面倒と感じるようになるからで、別の言葉で飽きっぽいといい、それだけが答えではない。

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飽きっぽい性格だから面倒になるではなく、面倒になる理由は他にも何かがあるについて考えたことがある。面倒になるさまざまな理由…、身近な例でいうと、ブログの更新、夏休みの宿題、ダイエット、家事、筋トレ、ウォーキングなどが周辺から浮かぶが、それら面倒くさいと感じる共通点とは、始めたころに比べて、新しい刺激がなくなるからではないだろうか?

新しい刺激がなくなると、なぜ面倒になるのか?おそらく始めた動機が、「刺激を求めて」だからではないか?たとえば恋人や夫婦などの人間関係においても、刺激がなくなる理由は、「慣れ」であろう。慣れ親しんだ人と、慣れ親しんだところで、慣れ親しんだことをしているからである。したがって、夫婦に新しい刺激を用意するために旅行などがいいとされる。

年代にもよるが、手短かなところでラブホテルに行くのも良いとされる。別の相手との不倫や浮気もリスクは高いが、所詮は刺激を求めてであるから、分からないだろうとの思いでこれをやる人間もいる。人間は慣れたことなら何でもない。他人から見て、「神技」と思えることをやってのける人間であれ、慣れてしまった本人にとっては何でもないことだ。

そう考えると、慣れるか、慣れないか、これは恐ろしいことである。慣れないことは何でもないことでも難しく感じるものだ。知らない相手との知らない世界もそうであるように、自分の知らない世界ゆえに、自分の意志ではどうにもならない世界であって、初めての物と自分や、初めての相手と自分との関係を迫られる。つまり物(人)と自分が対決してくるのである。

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見慣れた海ではなく、異国の雪の森景色を目にした時、その森と自分との緊張した、あるいは生き生きとした、関係が生まれるようにである。知らない人と自分も同様の気持ちに誘われる。気心のある知人といると、知人と自分の間に一つの世界ができており、異国の森のようにひしひしと自分に迫ってはこない。人が刺激を求めるのは、生きる証といっていい。

こんなことは当たり前だが、当たり前なことであっても、してはいけないことがある。その最たるものが脱法行為である。その下に、不道徳や倫理観の欠如とされる行為・行動がある。数日前にも述べたように、真実とは常識や倫理の向こう側にあるものであり、さりとて真実を排しても守らねばならぬものがある。でなければ、世は無法地帯になってしまうだろう。

倫理や道徳を守る人がいる代わりに、倫理や常識などに無頓着な人もいる。自分は後者であるからして、自制心や高いモラルを要求されるような地位や職種は、ハナっから選ばないし、向いてないと決めつけている。そういう考えにあることを逆説的にいえば、モラルや自制心は重要と言い聞かせることになる。よって、好まずとも立場に置かれれば遵守するであろう。

政治や教育に携わる人は強い自制心が求められるが、公務の廉潔を維持するためにである。金銭的欲望や性的欲望を自制できなくて、なぜに政治家や教育者や官僚が務まろう。自身のイメージアップか、楽をして税金で養われたいからか、タレントと言われる候補が比例区に立候補するが、そんなつもりでの立候補なら、当選しても長くは続かず失敗するだろう。

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タレント候補が政治家に立候補し、最期まで全うし乗り切るために忘れてはならないことがある。それは自分を支持してくれた人は一体誰なのかと、そのことを肝に命じて忘れない人たちである。支持してくれた人たちあってこそ議員でいれようし、それを忘れたり、裏切ったりするようなタレントは、この先、長い将来やっていけるハズがない。これが自制心である。

したがって、「私は参議院議員で、あなたたちとは違う」というような顔をした時点で、そのタレントは見離される。ある学者が、少年院を調査した後にこう述べている。「最近の少年たちは、これまでの非行少年とはまったく違っている。従来のサイエンスからすれば、精神異常でも何でもない普通の少年が、精神異常者的な非行をする」そのことを指して述べた。

従来の犯罪心理学ではとらえきれない犯罪が多発し、それが従来の犯罪心理学ではとらえきれない非行少年・少女を生んでしまった。75日も過ぎれば忘れられる犯罪もあるが、心に留め置く犯罪もある。先に今井絵理子議員の醜態を書いたが、彼女についてはさまざまな芸能人らが、口々にコメントを出している。それらと同じことを言う気はなく、書く必要性も感じない。

他人が考えない自分なりの視点を常に思考し、摸索をするが、交通違反を犯せば罰金刑もしくは反則金という制裁を受けるように、今井も相手の男も何らかの制裁を受けるべきである。疚しいことはない、略奪愛ではない、友人関係だとほざいても、信頼を疑わせるような行為・行動をしておきながら弁解は無用で、辞意表明がないなら選挙で落とすしかない。

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政治家が嘘をつくのはもっとも戒められることであるが、政治家には大嘘つきが多い。残念なことに、その嘘を嘘だと咎められない限り、嘘は効力を発揮するが、平和の世にある嘘に人は慣れてしまっている。人間は誰しも嘘に慣れるが、その嘘を告発する人間は、満身創痍となって斃ることを覚悟しなければならない。社会個々の人の心にはギャップのあること多し。

ならば、「お前は嘘をついている」と勇気をもって言える人間こそ必要である。本当に勇気ある人間は、自らが率先して自身の内にある嘘を告発し、同時に社会の嘘を告発し得る人間こそ、真に革新的な人間だろう。近年は保守思考の人間が目立つが、昔は骨のある政治家がいた。「三賢人」といわれた政治家である。彼らの名を知る者も少なくなったが、三賢人とは誰?

椎名悦三郎(1898年1月16日 - 1979年9月30日)、前尾繁三郎(1905年12月10日 - 1981年7月23日)、灘尾弘吉(1899年12月21日 - 1994年1月22日)である。彼らが何ゆえ三賢人なのかに興味ある人は、城山三郎の『賢人たちの世』をお薦めする。自らを賢者と称する者もいるが、三賢人は自ら発したものではない。彼らはこぞって政界の浄化に腐心した政治家である。

政界を浄化するためには自らが清廉でなければならならず、なればこそ浄化を望むということになる。三人は月に一度、それぞれの気に入りの料亭を輪番で回って会っていた。三人だけの内輪の集いであり、その場からは秘書たちも締め出された。後に三人はそれぞれ総裁へと取り沙汰されるようになり、マスコミは会合に注目していた。会は普通は二時間だった。

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時には四時間にも及んだが、何とか様子を探ろうとする記者たちに椎名は、「バカ話だよ」。前尾は、「ふつうの話。別に何もない」。灘尾は、「君らが話題にする問題は何もない」と、申し合わせたように取り合わなかったという。あまりの面倒臭そうな物言いにマスコミは追撃しかねたという。彼らはわざと面倒な素振りをしていたが、それなら、「面倒」も策略である。

「面倒くさい」、「忙しい」、「疲れた」の三禁句を長いあいだ実行している自分だが、時に策略的に、「面倒くさい」を使うことがある。本当は面倒くさくないのに、何かを断る際に、「面倒くさい」というのは案外便利である。が、「忙しい」、「疲れた」を作為や方便に使うことはない。彼女に、「ね~、もう一回」とせがまれて、「疲れた」という男、は本当は疲れてなどいない。

本心は面倒だが、「面倒」よりも、「疲れた」が方便としては良い。女は欲張りだが、男は一期一会でいい。そうではなくて、確かに面倒臭い人間はいる。その最たるものは、「しつこい」人間で、ネチネチ、ぐちぐちのしつこさはどこからくるかといえば、気性の激しさを隠さなければならない状況、もしくは強い劣等感を有すがために、相手を大声で罵倒したりする。

「お前より自分が上」、「優秀なのだ」という思い込みが、相手を裁かずに入られず、「許せない」などの言葉を吐く。それで優越感に浸り自己を満たす。まさに極めつけの自慰行為であり、憐れな人間と同情もするが、しつこさへの対処としては相手にせず無視すること。自分が上との思いが講じ、くだらないことを言ってくるが、一切かかわらないのが利口である。

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「無視」は、哲学的・心理学的発想というより、「神の御心を無視することは、神への最大の侮辱である」と聖書にある言葉を逆用したものだ。バカに、バカといっても反論を与えるなら、黙して無視するのが最善である。ブログが怖いという人には、バカを怖がるなといっておく。無視は相手に一人相撲をさせる事になり、一人で相撲を取るほど侘しきことはない。


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