Quantcast
Channel: 死ぬまで生きよう!
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1448

再び孤独について…

$
0
0
異性交友も広げすぎると破綻する。二股、三股は当たり前、五股、六股の強者は、すべてが惰性だ。先日の記事の女性は、「私の勝手で削除して申し訳ない」と、罪を詫びるが、ブログを止めて何の罪だ?両手を広げて何でも受け入れようとした場合に起こる顛末である。勝手に始められ、勝手に終わるも自由なブログを、謝るところがいかにも女性らしい。

いい人ぶる女性の典型で、ファンに慕われているとのぼせている。そうであってもなくても自分の都合で止めていいのに、SMAP解散の御触れではではないんだから、そうまで大袈裟に考えることもない。自分が依存するから、ファンも自分に依存しているように考えるのだ。罪なきことを罪と思いたいところに、人間的なしょぼさ、驕り、自己顕示がみえる。

イメージ 1

批判というわけではない、人の心の実態である。いろいろな人に出くわすが、こういう事もあった。自分の記事にコメントが付き、コメントに返信したら、相手がコメントを削除、返信だけが残る。自分も自由、他人も自由なら、こういう事もあっていい。制約も規則もないし、批判することもない。ない代わりに、ネット上の関係はそんな程度のものかの認識となる。

なにかにつけて断るのが悪いからと、自分に無理をするとだんだんと断りづらくなる。人間関係にありがちな事象で、自分に無理をせず、断るべきは断るのがいい。物事は最初が肝心であると心に刻むことが賢明である。友人関係には、"もたれ合い"というのがある。馴れ合いともいう共依存関係だが、これが時として人間に負担をもたらせたりする。

先輩に連れられスタンドバーに行った。彼はそこの常連であるらしく、それを踏まえたママの応対がハナについたが、彼の自尊心を満たすものだ。常連という誇りって何だ?彼はまるで猿回しの猿のように見えた。酒を飲まない自分ならではの冷めた見方である。「いい顔」という言葉があるが、これがまさに、「いい顔」というものだろう。「常連なんですね」と顔を立てた。

「まあね」とさりげない言い方が滑稽だった。「よく来られるんですか?」のはママが口を挟む。「〇〇さんは、週5日の皆勤ですよね」と持ち上げれば、「たまに日曜もだね」と満面顔。(飲めないでよかった。お金が大変だわ)と腹で思う自分。いろいろ思うところがあったが、店から常連という勲章を得るのが、顧客にとってステータスなのだなと感じられた。

イメージ 2

自分に「常連」なるものは無縁であった。彼女のアパートの常連であったが、こういう場合は常連がいい。いちげんさんが頻繁に出入りするようなところには行けない。お酒の世界での男の動態は、映画やテレビドラマで想像はできるが、まるで知らない世界、今日の今まで体験できなかったゾーンである。飲み屋の常連についての皮肉を込めた面白い文がある。

「ホテルでも街場でも、バーではまるで、「店の身内」のような存在の客を目にし、常連はいいな、いつもおいしい酒が飲めて楽しそうだなと思ったりする。ただ、常連ヅラをしたり常連の気配を出している客を見かけることもある。店側もわかっているのか、客が、「いつもの」と言ったりすると、「何でしたっけ」と訊き直すのを目にしたりする。

そんな時は思わず、「やっぱりこの店は、いい店だな」と苦笑する。パブリックなバーや喫茶店については、「いい店」というのは、「誰にとってもいい店」がいい店で、「自分だけのいい店」というのは、あまりいい店じゃないのだ。自分にだけ贔屓してくれる、誰も分かってないけど自分だけがいいと知っている(なぜなら常連だから)、などと言明したりはよくない。 

店の「常連」というデリケートな存在のありようは、自分がそうだと名乗るのではなく、店から言ってもらえる、それも自分がいないところで、ということで成り立っている。「いつもの」は、店側から、「いつもので良いですか」と言ってもらえるかどうかだ。バーは馴れるまではややこしいことだらけだ。カクテル一つでもレシピ(つまり情報)はない。

イメージ 3

したがって、その店で誰かに教わるしかない。誰かというのは先輩だったりバーテンダーだったりするわけだが、どんな味がするのか(当然店によって違う)はもとより、飲み方もわからない。飲み方なんて言い方をすると、「どうでもいいんじゃないの」という声が聞こえてきそうだが、カシスオレンジでメシを食ったりはよくない。バーはパブリックなのだから。

酒を飲まない、飲みにも行かない自分にとっては、まるで未知の世界如き文章である。どうやら大変なところのようで、あるがゆえに男にとっての勲章なのだろう。店から常連という称号を得んがために、あくせく通い詰める顧客の心情が伝わってくる。なによりも文中にある、「常連はいいな、いつもおいしい酒が飲めて楽しそうだな」の意味がわからない。

アルコールは苦しいばかりの下戸にとって、おいしい酒、楽しい酒って何?言葉で説明されたことはあるが、実感として分からない。永遠の謎であり、飲めないゆえに仕方ない。確かに、「酒」は雰囲気だという。自分に言わせると、「女」も雰囲気である。それと似たものかな~と、自分に照らして考える。酒の世界を覗き見、男もいっちょ前になるのは大変なようだ。

そういえば女の子の人間関係にあって、「人間関係で自分に無理をし、ストレスから逃げたくなる」という相談は多くあった。重症患者もいた。男にも他人にいい顔をしたのはいるが、女性には多いと感じる。「イヤなことをイヤといえない」心情は理解できるが、それを言えば人からよく思われないという恐怖のようだ。話を聞いても、「恐怖」である以上仕方がない。

イメージ 4

最初に断れないから、断りにくくなるというのは人間関係の道理で、恐怖がそれを阻む。どうすればいい?できれば答えは簡単。「いい人」を止めればいい。いちいち、「人の機嫌」を考えることはない。が、これができない。幼少期から、常に親の機嫌や感情の起伏に悩まされた子であろう。自分の行動が親を不機嫌にしたという罪悪感に苛まされた子ども時代。

こういう子どもにしてしまう親が、実はダメ親の典型である。つまり、自分の不快感上で相手を動かそうとする人間だ。自分が機嫌が悪いのは子どものせい、という態度を露わにする親を誰もが経験したはずだ。なのに自分が親になってそれをやるのか?バカ上司の部下は常に機嫌を伺いながら仕事をせねばならず、同様に親の機嫌を伺いながらビクビク育つ子が、まともに育つ?

子どもが親に「バカですね」といえるといい。部下が上司に、「無能ですね」といえるといい。幸い自分は、「親の機嫌の悪さなんか知るか!勝手にそうなっている」と思っていた。誰に教わったわけではない、自然にそう感じられた。だから、親に反抗する子の多くは、親の都合、親の理由に飲み込まれない子だ。それがまた親にとって面白くない。勝手にやってろだ!

それを思うと、幼少期から親の操り人形に生きて来た子は可哀想と思うが、問題はそこから抜け出るための、「親殺し」をいつ行うかである。話して頭で理解しても、体が動かない、行動できないことは多い。自分の生かすために相手を殺すのは当然である。親に対する依存を絶ち切ることで、親の呪縛から脱却できるが、依存心を捨てなければそれはできない。

イメージ 5

依存がある限り親を敵に回せない。社会における人間関係は、後の行き詰まりを考え、最初から距離感を保つようにできるが、親子関係や兄弟は、最初から距離感を保つようにできない。距離感が近い争いは肉親の悲劇である。子どもに支配欲が強い親にどう対処するか、子どもにとっては切実な問題であろう。本当は、親が考えることだが、バカ親にはそれができない。

親から嫌われたら苦しいという負い目が、子どもの人格を歪めてしまう。つくづくバカな親であり、哀れな子どもである。この手の子どもの悩みを聞くたびに親に反抗するよう進言するしかない。人に不快感情を露わにして、相手に何かを改めさせようとする人間を自分は徹底無視する。取り合わない。自分がこうなったのはお前のせいだと言わんばかりである。

「冗談こくでねぇ」。人に自己反省を促す不快感情は、当人の心の器(大きさ)の問題だろうし、何でも他人のせいにすればってもんでもない。「ここで喜んでもらいたい」、「ここで悲しんでもらいたい」、「ここで感謝してもらいたい」、「ここで慰めてもらいたい」などには応じない。当然ながら自分も他人に要求しない。理由は、それを悪だと感じるからだ。

上記の一切は他人への押し付けでしかないし、自分の感情を他人に押し付けて、自身の気分転換や解決を図ろうなどは、無様で大人気ない。自身の問題として解決すべきことを他人のせいにして、相手に謝らせるとでも?こういうやつは人間関係の調整能力もなければ、物事の解決能力がないとしたものだろう。他人の不機嫌の責任を負う必要はないと突っぱねて正解。

イメージ 6

その日、その場の気分で親に立ち回られる子どもの不幸。時々の感情で上司に使われる部下の悲劇。友人の感情の起伏に振り回される者の悲惨さ。そんな親、そんな上司は尊敬しないでいいし、そんな友人は友人でない。そのように毅然とすれば自分を強くできる。あまり無理も我慢もいけないが、他人に露骨な不快感情を現わすくらいなら孤独を選択すべき。

人のせいにするのは自分を責めたくないからだが、実は人を責めること=自分を責めている。罪悪感をいっぱい背負い込んで自分を罰している。その苦しみから逃れるために人のせいにする。「後悔」も同じ、過去の自分を責める事。孤独は何事も自分で受け入れる。人のせいにしないから人間的に強くなる。すべてを受け入れるのは精神衛生上にも良く、一石二鳥だ。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1448

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>