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高畑問題 フィナーレ

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強姦致傷容疑で逮捕されていた高畑裕太が不起訴処分らしい。これはまったく予想外で、一体どういうこと?「強姦致傷」も警察発表というより記者のリーク。強姦致傷という非親告罪が不起訴になったのは驚きだが、婦女子強姦は力でもって弱者を凌辱するという卑劣な犯罪であり、高畑の担当弁護士がいうように、金を払えば許されるという簡単なものではない。

今回の不起訴に至った理由は、被害者とされた女性との示談成立が考慮されたことと弁護士はいうが、強姦致傷罪は親告罪ではなく、被害者の告訴がなくても起訴できる重大犯罪であるからして、これを示談成立だけで不起訴とするなどあり得ないが、不起訴理由を述べない以上、想像するしかない。5日に結審した東大生の強制わいせつと暴行罪の被告には懲役2年であった。

20歳の女子大生の心身を弄び、いたぶり、人格の尊厳さえも否定する卑劣な犯罪を、悪ふざけ的、いじめの側面などとした裁判官に対し、本人並びに親族は怒り心頭であろう。が、専門的見地からすれば妥当であるというから、市民感情と裁判の判例に大きな乖離を感じる人は多い。が、「性欲を充足させるための行為といえず」という裁判官の判断は、自分には承服しがたい。

なぜなら性欲は、異性に触れたい、交わりたいという真っ当なものだけとは限らない「異常性欲」というものもある。SM行為やスカトロジーなども愛好者にとっては性欲を満たすものだから、主犯の東大生が歪んだ性欲保有者であることへの踏み込みがあまりになさすぎる。被害者である女子大生の受けた凌辱行為は、「謝罪拒否」という親族の怒りからしても許しがたいものだった。

示談と不起訴で完了した今回の高畑事件には触れないつもりでいたが、千田有紀といういう社会学者がまたもアホなことを抜かしているではないか?前回(2016年4月5日記事)も感じたように、この社会学者の希薄な原体験が、貧相な想像力を生んでいるではないか?彼女は東大卒というだけあってか、学問的素養にみちた意見に対し、「この学者、どうにかならないのか?」である。

学問に長けた賢さとは別の頭の良さとは、想像力や創造力に卓越していることだが、彼女の高畑の依頼人に対する批判は笑ってしまう。弁護士に批判的であるのは、高畑に批判的であり、それが被害者とおぼしき女性に最大限の配慮をする。被害者なら当然にして配慮はすべきだが、高畑担当の弁護士は被害者という文言を避け、「被害とされた女性」という書式となっている。

これは明らかに弁護士が被害者側と対決姿勢を見せている。その理由が親告罪でない強姦致傷を警察が不起訴にした点を挙げている。示談は別にしても、これは犯罪が立件できないということだ。一般的な刑事事件なら何億円積もうが、起訴は免れないのが妥当。被害者に何の疑いもなく証言に辻褄があえば、警察は加害者を起訴するはずだが、不起訴の理由は公表しない。

強姦され傷を負わされた憎き相手がお咎めなしでは納得できないだろうが、被害者は示談を優先した。示談とは告訴を取り下げること。これに対し千田氏は以下のように弁護する。「被害者を支援するひとは、きちんと法廷で闘うことを望むことが多い。加害者の側に立つひとは、「示談を受け入れるなんて、お金目当てだったのか」という非難をぶつけることもある。

被害者の側からすれば、これだけ注目され、報道されている事件に関して、長い裁判に付き合い、そして闘っていくことは、心身ともに疲弊することである。また時間も労力も多大な犠牲を要求される。たとえ相手を許していなかったとしても、示談を選択する事情は、じゅうぶん理解可能であるし、その選択もまた非難されるべきではない」。千田氏の考えは考えだ。

自分とはまるで違ってもそれぞれ人の考えだ。ただし、「長い裁判に付き合い、闘っていくことは、心身ともに疲弊し、時間も労力も多大な犠牲を要求される」というが、それをして被害者であろう。が、金銭で相殺してもいいという人はいるが、その理由は千田氏の言うような場合でないことがほとんど。「金の問題じゃない、相手を許せない」強い怒りが根本にある。

長い裁判に付き合い、闘っていくメリットの無いのはむしろ有名人である高畑側であり、「示談金に額は先方の要求を呑む」という高畑側の姿勢で、有名人にありがちなこと。千田氏の以降の文は読むに耐えない独善的解釈で読む気がせず、よって後のことは取り上げない。自分の書き込みも他者からすれば独断と偏見に満ちていようが、多くの疑問を根拠を前提にする。

まず、自分が考えたのは、「なぜ強姦が可能か?」である。再度いうが、卑劣な犯罪である強姦が成立するための物理的な状況をあれこれ想像することは可能だ。「やらせてくれるか?」、「嫌よ」、「うるさい、つべこべいうな」と、強引に下着を脱がしたとして挿入すれば強姦が成立する。果たして口や言葉だけで強姦が可能かといえば、簡単ではないし、おそらく無理。

本当に嫌がる相手に対し(真意はともかく男には嫌にみえた)、言葉だけで性行為が可能であったなら、「いやよ、いやよも、いいのうち」という女であったのでは?男は事後にそういう判断をする。では、「いやよ、いやよもいいのうち」という女性と性行為が既遂となった場合、それは強姦罪となるのか?「いやじゃなかった」という事実は女性のみぞしる本心でしかない。

よって他人には、「イヤなのに犯された」、「無理やりされた」と言えるわけだ。警察でそういえば相手は即刻逮捕監禁となる。まさか、「あんた本当はいやじゃなかったのでは?」などと聞くバカ警官はいない。とにかく挿入すれば強姦で、射精の有無は問題でない。これが強姦の判例となっている。では挿入するまえにお漏らしした場合はどうか?これは強姦未遂となる。

強姦未遂はものすごく罪が軽い。女性を脅迫なしに裸にできるのか?下着を取らせられるのか?これはまあ、いろいろなケースがあるが、今回特筆すべきは49歳という年齢だ。そんなおばさんでなくとも、ソープに行けばもっと若き美女はいようが、今回の被害者とされる女性の容姿はわからない。腰が曲がっていようが、入れ歯の老女であろうが、穴さえあれば立派な女というのは下世話。

千田氏は合意という点についても「勝手に合意と思うのは合意でない」というが、お前は男と恋愛経験があるのか?男女の機微というのは言葉だけじゃないのよ。本当は合意であるのに、「いやよ」といえばそれは合意無視の強引になるのか?あのあたりの綾をキチンと掌握するために、あるいはウソや矛盾を突き崩すために尋問をするのであって、聞かないで分かるわけがない。

こういう可能性もあり得る。非番の時にホテル内に自分だけしかいないのをいいことに、めぼしい客にすりよるというような、そんな女などあり得ないと言えるのか?高畑の相手がそうだとは言ってないが、そうである可能性はあり、だから様々な矛盾が生じる。ましてそういう女であったと仮定したら、宿泊客の中で「ああ、おれも」、「おれも」「おれもだよ」という可能性もある。

前橋市駅前のホテルの名も判っていることだ。「なぜ強姦できた?」と最初はアレコレ考えたが理由を見つけるのが難しかったが、強姦でなく合意の性行為というならすべてが理解できた。強姦強権発動がなければ既遂できない。女性は49歳、高畑22歳、この差はとてつもないものだ。言われるように、歯ブラシをもってこさせて、それを理由に性的凌辱をしようとした場合に…

「そんなことは止めなさい。警察を呼びますよ。あなたもあなたのお母さんも、そんなことをしたら終わりですよ、バカなことは止めてソープでもいってらっしゃい」と、たしなめる年齢差と言える。盗みに入った強盗を、言い含めて帰させたという話がある。もし、親子ほどの年の差もある高畑の血迷った行動に対し、将来ある彼にそういう言葉をかけることもできた。

それがむしろ、強姦の歯止めになることもできた。我を忘れた横暴な行為だったのではあるまい。強姦は問答無用の刑事犯罪だ。犯罪が犯罪でなくなる理由はいろいろあるが、高畑の弁護士は経緯を聞いて、ハニートラップを想定したのだろうし、そのこともあって、異例ともいえる見解文書をファックスでマスコミ宛に配信した。それについて別のある弁護士はこう分析する。

「率直に申し上げると、どうしてこのファクスを送ったのかなというところは、疑問に思いました、印象として。『被害者』の方の気持ちを思うと、やっぱり傷つけてしまう可能性が大いにありますし、じゃあ逆に翻って、高畑さんが反省しているのかどうかっていうこと自体を、ちょっと疑問に思ってしまう人は出てくるかなあという」。弁護士の目に、デメリットと映る文章をなぜ、公表したのか。

これについて、「今回の件は示談したこともあるけれど、それに加えて、悪質な犯罪ではなかったというような要素もあったので、不起訴になったんですよということは、弁護人の立場として、主張しておきたかったんじゃないかなというふうに思います」。確かにお金持ちは喧嘩を避けた。実を解明するより、さっさと金銭で解決するのが得策と考えたのだろう。それが有名人の選択だ。

だからか、有名人のそういった弱みに付け込んだ犯罪も多い。多くが闇に包まれた事件や事柄にあって、真実を解明するのは難しい。その意味で我々は真実の中に生きていない。そうした中でああでもない、こうでもないと、口角泡を飛ばして言い合いする。見ようとすれど見えないものもある。分かっていても言えないこともある。口が物をいう代わりに、金が物をいう世の中か。

お金で解決できないことも多いが、お金で解決できることもある。この一件で様々な嘘と真実が明らかになったが、最も驚いたのは、「部屋に歯ブラシを持ってきて」と呼びつけた事実はないという弁護士の言葉。歯ブラシの件は捜査の段階で判明したとしたが、これは相手女性側からの発言だが、これは嘘なら「凄い」話である。警察も、「さっさと示談してください」だったろう。

歯ブラシの一件が相手の創作ならこう考える。高畑をハニートラップにかけた女性が、被害者を装うために、あたかも高畑の部屋に呼ばれて行った口実にした。女の色仕掛けは巧みであり、22歳の男なんかチョロイものだろ。被害女性に敵意さえ感じさせる高畑側の弁護士の文言であり、訴訟で潔白を進言するも、敦子はそれを断り、穏便に示談の意向を示したのではないか?


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