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前の彼氏がよかったも~ん

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恋人と別れて新しい恋人を持ったはいいが、「前の彼氏の方がよかった」という経験は以外に多いようで、そういう事をいう女は結構いた。「どこが?」と聞けば、SEXだったり、気前のよさだったり…。「前の彼女の方がよかった」という男は記憶にない。そんなみみっちいことは思っていても言わないのが男なのかも…。女はそういう事を臆面なく言う生き物。

一種の愚痴であろう。期待を担って登場した舛添知事だけに、猪瀬前知事の行政手腕がクローズアップされている。猪瀬は公金無駄使いをしたわけでなく、民間人に選挙の費用を工面してもらったわけだが、その民間人が都からの認可事業を営む医療法人である事が問題だった。「都と利害関係にある業者から借入れをした職員が懲戒免職」という前歴規程に触れた。

イメージ 1汚職がなぜよくないかは、公務の廉潔が保てないからで、絶対にあってはならない。疑義が持ち上がった当事者は、「業者に特定の配慮をした事はない」という言い方をするが、そんな事は関係なく、「ダメ」としたもの。業者が利益の優遇や配慮を頼むわけではないが、そんなのは口に出さずとも腹の中は読めるし、そういう事が人間関係の機微である。餅をくれる人は自分にとっていい人である。

いい人でなくともいい人になる。そういう過ちを犯さないためにも、一切受け取らないのが正しい。自分は感情に溺れやすい人間であるし、自分のことだからよくわかっている。心も卑しく、欲の固まりの自分を徹底的に嫌うようにした。だから、他人の金でメシを食うことを、醜いことだと自分に言い聞かせた。醜い人間は嫌なので、徹底的に実行するようにした。

自分を変えたいなら、嫌な自分を排除すればいい。これが自分で考えた方法だ。だから、4人の子どもからプレゼントを貰わないことにした。付き合ってる彼女からも、あるいは自分に何らかの利害にある人からも、貰うのを拒んだ。それで分かったことは、「拒んだけどどうしてもといわれるものだから…」などというのが、都合のいい言い訳であるのがよくわかった。

貰わないようにするのは絶対に可能である。または、自分が何かを差し出したとき、相手が断固拒否し、引っ込めることもできるが、渡そうという強い意志があれば、絶対に渡すことはできる。かなり強く拒否をされると、「そうまで拒否するならしかたないな」という気分に一瞬なったりするが、それで「得した」と思う人間は自分の目指すところの人間ではない。

儀礼で拒否する人もいるが、嘘のない態度を感じる人もいる。そうした相手の心や毅然とした態度に感動しながらも、自分の気持ちに屈しないのも心の強さかと。男が一度口にしたことは返られない。一度差し出したものを引っ込めるわけにはいかない。そういう武士道的教訓のようなものに影響されているのも事実だ。いろいろな人を見るに、その中に範とする者は必ずいる。

そういう人間に出会い、友とできるならそれだけで財産である。「彼は立派な人間だ。教わること多し。彼に劣らぬよう、また彼が寄せてくれる友情を裏切らぬよう、自分も心を磨き、精進せねばならない」と、そういう気持ちが友情に花をつける。他人を卑下し、貶して精進することなどありえない。よほど反面教師にする覚悟ならやぶさかでないが、対象は友人ではない。

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友人ではないが反面教師も効用がある。いい人を真似るというのはなかなかできないが、ダメを見て「あんな風にはなりたくない」は、即効性がある。もちろん、あんな人間になるのを徹底的に嫌悪するならばこそだ。周囲を見渡せば、それこそ百態の人間がいる。例えば会社の仕事にしろ自分の職業にしろ、ある人は言われるとすぐに着手し、手順よく仕終える。

別のある人は快く引き受けるが、なかなか着手せぬ人もいる。また、なかなか引き受けないが、一旦引き受けると敏速に仕上げてしまう人、あるいは終始だらだらしている人など、様々である。こういう中から、自分はどれを範とするか、どのタイプを目指したいか、最初の一歩が大きく左右し、自己に反映する。上記でいうなら、もっともダメなのは最後のタイプだ。

それを徹底して嫌悪できるかである。人間性まで嫌悪する事はないが、そういう人間は一事が万事というのか、付き合っても得るところはない。そういう風に、我々の仕事のやり方、進め方の順序は人によって違う。ある人はそれを性格からきたものというが、自分はそうは考えない。それも無きにあらずだが、問題は本人の仕事に対する心構えの不足であろう。

人間はそれほど立派でもないし、それほど悪辣でもない。であるなら、心構えが大事であろう。心構えさえしっかりしていれば、人にも喜ばれ、自分も満足できる。私利私欲を優先すると公に歯向いているが、私利私欲を満足と感じるか、公に生きて満足を得るかの価値観の差であろう。自分は性格的にそれは出来ないというのは、怠け心からくる自己瞞着にすぎない。

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何が何でもやり抜こうという意思の弱さを正当化する言葉はいくらでも見つけてこれるからだ。地位に甘え、環境に甘える人間はいる。それが今回の舛添都知事であろう。監視をしなければ、彼らは私欲を貪るばかりで、そういう人間をどうして信頼できるだろうか?よって、このような事が露呈した舛添は、もはや都知事の資格がないと断罪されるべきである。

今まで野放図なことをし、それを問題視すれば正当化し、さらに拡大するに至っては、今後は改める、そういう事はしないというのは、地位に連面した言葉であって、誰でもいうことだ。それを信じてはならない。問題が小さく露呈した時に、どういう態度で、どういう対応を取るかで人を見なくてはならない。職を失うか否かでいう言葉は、どんなことでもいう。

それを間に受けてはダメだ。幸いにして猪瀬には石原という鈴付け役がいたが、舛添にはそういう人間がいない。比較する問題ではないが、猪瀬の選挙資金借用にすれば、舛添の傲慢ぶりは日常的であるだけに甚だしく、公僕意識の薄さを感じる。知事なんて職は総理大臣もそうだが、地位ではなく役目に過ぎない。偉くなったと勘違いする権威主義的人間もいる。


「今の恋人より前の彼氏がよかった」ではないが、ここにいたって猪瀬待望論がでているが、それに踊らされるほど猪瀬もバカではないだろう。「猪瀬知事の方がよかったな」と思われるのは、単に舛添が体たらくであったからで、前の彼氏の良さは、後の彼氏のダメさを知ったから言える。確かにそれが原因で元彼に戻る女もいるが、それになびく彼氏はダメ男。

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一度自分を見切った女とヨリを戻すこと自体、女に振り回されるダメ男である。「あり難いけど、今は別の彼女がいるんで…」と、本当はいなくとも、主体性を生きた方が男らしい。でないと、女のわがままに振り回されるだけ。同じ事は女にもいえる。自分を捨てて別の女に行った男に、「やはり君の事が忘れられない」とヨリを戻すのは絶対に止めれと進言した。

そういう相談を受けて反対しても、女の相談は形だけで実際は決めている事が多かった。そういうチャライ、都合のいい男の先は見えている。心ある男は自分の都合でそんな戯けたことはしないし、捨てた女は解放してやるものだ。「やっぱりお前がいい」と擦り寄る男に、「何、勝手なこと言ってんの、バカじゃないん?」と言える女は、魅力的な女性である。

女の心の弱さを利用するような男は見切るべし。同じ論理で言えば、猪瀬再登板はありえないし、舛添は葬るべきであろう。良き人材は先にあげた平井氏以外にも居るだろう。舛添の無駄使いを放任した都議会も責任はあるが、石原知事のようなカリスマ的な怖れもなく、実績もなく、選挙もそれほど強くない現知事は、議会側にすれば与しやすい知事であろう。

豪華外遊や公用車のムダ使いが批判されても、強きの反論で議会や都庁を掌握できていたその理由として、彼は議会や役所の既得権益に斬り込むことはしない。石原都政では、「アジア大都市ネットワーク21」を立ち上げ、多都市間で事業を行っていたし、猪瀬は副知事時代から都の水道、下水道などインフラシステム等を積極的に外国の都市に売り込んでいた。

イメージ 5

舛添知事は、返金や政治資金収支報告書の訂正で議会を突破できる考えだろうが、多くのメディアが舛添バッシングを煽れば潮目も変わる。来年は都議会議員選挙の年、自分たちの選挙に不利となれば与党議員も舛添バッシングを起こすだろう。JNNの世論調査では、知事の釈明におよそ9割の人が「納得できない」と考えており、議会は都民の声を反映させるべし。


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