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エアハラチって何だ?

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スニーカー女子は、2016年も増えるばかり。今や女性にとってスニーカーは、楽チンアイテムからお洒落アイテムへと完全にシフトされている。芸能人のスニーカー女子代表といえばPUFFYである。彼女らがスニーカーを履く理由は必然だったことを大貫が明かした。スニーカーが主でジーンズ・Tシャツになったかは分らないが、あれも芸能人の衣装である。

演歌歌手の着物を始めとする芸能人の衣装は、商売道具とばかりにあえてお金をかける女性も多いが、PUFFYといえばデビュー当時から、Tシャツにジーンズ、スニーカーというラフなスタイルで親しまれている。そんなPUFFYが、2015年11月10日放送の日本テレビ系「今夜くらべてみました」に“NO MUSIC NO LIFEな女”として出演、数々の秘話を語った。

お笑いタレントのいとうあさこに、ミッツ・マングローブらと思い出の曲や、自身が衝撃を受けた歌唱映像などについて盛り上がる。音楽談義のなかで話題が女性ボーカルダンスグループ・MAXに及ぶと、PUFFYの吉村由美はMAXの衣装に「いいなぁ、ああいうきらびやかな服…」と憧れを感じていたことを明かし、大貫亜美も「高い靴履いて、いいなぁ」と続けた。

自然体イメージの二人の発言に、MCのタレントSHELLYは「そんなこと思ってたんですか?」と驚いた。そもそもPUFFYのスニーカースタイルは、どのように生まれたのか?大貫は「私、魚の目があるのでヒール履けないんですよ」とぶっちゃける。小学4年生から両足に2個ずつ「根深いの」を抱える大貫が、スタッフに「魚の目があるので高い靴は履けない」と伝えた。

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それで衣装の足元がスニーカーになったという。いまや海外でも認知されているPUFFYのスニーカーにこんな裏事情があったとは…。なんとも情けない誕生秘話に、お笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基は、「まさか魚の目とはね~」と苦笑する。スニーカーが女性に持てはやされる最大の理由は、ハイヒールやパンプスにくらべて伸縮性があって楽チンチン。

他にも以下の理由がある。嘘か真か、"デートにスニーカーを履くと男ウケする3つの理由"として、①カジュアル感が「打ち解けている」という彼女からのアピールに感じられる。②「安上がりデートでOK」というアピールに感じられる。③アンバランスな大きな靴がかわいい、などの理由があるという。女性はデートの時に着る服装、履く靴について常に工夫するものだ。

たとえば、高級レストランでディナーデートなら、当然それなりの服装もし、「勝負靴」、「勝負パンツ」(これはどうだか?)を履くことになるが、そうでない普段のデートにおいては、ハイヒールなどよりスニーカーのほうが男ウケする。これは男には分かるであろう列記とした男性心理である。男の心理を女が理解し、女の心理を男が理解できれば恋は上手く行くのか?

いやいや、人の心は分らぬもの。同性でも分らないのに異性がそうそう簡単に分かってどうする?といったところだが、そうではなくて恋を成就させる方法はある。これについては後に述べるとして、スニーカーは女性のカジュアル感を一層惹き立てる。女は偽るもの、飾るもの、という先入観が男にあるが、カジュアル+スニーカーは、女性の普段着魅力を高める。

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「カジュアル(casual)」とは、格式ばらずくつろいでいるさま。気軽な服装のさま、の意味だから、彼女がカジュアルな服装をしているならば、「自分に心を許している。打ち解けている証拠」などと感じてしまう。一般的に男は女性のファッションに疎く、女性が「カジュアル」を意識したコーディネイトをしてみても、それが彼氏に伝わらないケースも少なくない。

そんな時にカジュアル感を惹きたてる効果を発揮するのがスニーカー。いかに女性のファッションに疎い男でも、スニーカーを見れば、彼女がカジュアル感を演出しているのは理解できるはず。普段着感覚の「カジュアル感」なら、一緒にラーメン屋にも吉野家にだって行ける。つまり、「安上がりデート、ぜんぜんOKよ!」というアピールが、金欠彼氏を安心させる。

これを「彼女の優しさ」、「細やかな心遣い」と受け止める男も少なくない。また、スニーカーには上に挙げた3つ以外にも、「女の子が大きな靴を履くとかわいい」と感じる男は多いようだ。スニーカーは、ハイヒールなどと比べて、見た目がボリューミーであり、女性が履くとさらに靴が大きく見える。靴が大きく見える分、足が細く感じられる効果もある。

こうした靴と足のアンバランスは、大きな頭が目立つ学童少女の、3~4等身的可愛さに一致しないか?ヒールやパンプスのコツコツ音に比べ、フタフタ柔らかなスニーカーのスポンジ感も自然である。コンバースなどの薄手のキャンバス地スニーカーに比べて、てんこ盛り型の大きなスニーカーの代表は、NIKEのエアマックス、同じくNIKEのエアハラチであろう。

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ナイキマニアとして、エアハラチの魅力を取り上げる前に、ハラチ(HUARACHE)とは一体何?ハラチ(ワラチ)とは、メキシコの伝統的な履物で、革紐を交差させ編み上げたハンドメイドのメッシュサンダルを言う。ハラッチ、ワラチェとも言い、ネイティブメキシカンやメキシコの農民が履いていた革製の靴を起源にし、ソール部分に安価な古いタイヤを用いて一般化した。

1950年代には北米に上陸し、リゾートサンダルとして人気を博した。国の伝統的な靴といえば、オランダの木靴、アメリカ先住民のモカシン、エスキモーのムートンブーツ、日本の草鞋や下駄は知るも、ハラチは知らなかった。1963年にリリースされた、ビーチボーイズ『サーフィン USA』の歌詞に、「You'd see 'em wearing their baggies Huarache sandals too」とある。

直訳すると、「彼らがバギーパンツをはいてるのを見るし、ハラチサンダル(を履いてるの)も見るだろね」。このスタイルが、当時の最先端のサーフファッションである。ナイキのエアハラチは、メンズから大きな支持を得、その人気の度はわざわざNYなどから取り寄せるほどで、そんなハイテクスニーカーがボーイッシュな女の子たちにも「かわいい」と大絶賛となった。

エアハラチは非常に大きなボディーが特徴だが、コーデの主役となる派手なカラリングも、エアハラチの大きなボディーを絶妙に緩和してくれている。華奢な女性が大きなボリューム感のあるスニーカーを履く可愛さに、クッショニングと快適性を提供してくれ、かかと部分を取り囲むストラップが、ストライドごとに確かなサポート力と構造性を生み出している。

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1991年に初登場したが、日本では人気がなかったエアハラチ。「限りなく素足に近いシューズ」というコンセプトが、クッション性とフィット性を追求し、履き込むほどにその人の足の形にフィットするメキシコの伝統的サンダルの機能性を応用した。一度足を通すとそのフィット感に驚嘆する。日本では2015年に復刻版エアハラチが大ブームとなり、勢いは2016年も衰えてない。

ファッションに敏感なby.S世代は、売り切れ続出のNIKEエアハラチに触手を伸ばしているし、はたまたオーダーメイドコンバースでラブラブ気分を盛り上げるなど、こと自身や自分たちを演出することに果敢な世代でもある。歩きやすいのにお洒落なのがエアハラチが満点ポイントである理由だが、別の見方をすると、モードっぽくもなる変幻さも魅力に挙げられる。

自分はエアハラチを2足買ったが、外でコーデとして履くよりも、ジムなどの室内で運動するためであったが、もっぱら安上がりのウォーキングを継続中で、わざわざ有料のジムなど行く必要性もない。「結果にコミットする」キャッチフレーズで、お馴染みとなったライザップのCMだが、あれは肥満改善であって、ウォーキングは、「健康にコミットする」ものだ。

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