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「探究心」

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カナダのブリティッシュ・コロンビア大学が「排卵期」にある124人の女性を対象に行った実験によると、排卵期にある女性は「ピンク」や「赤」の物に惹かれる傾向にあるということがわかった。その確率は「排卵期にない女性」と比較して3.5倍。実験に「ピンク」や「赤」の服を着て登場した女性の77%が「排卵期」にあったというから、偶然にしては驚きの結果だ。
 
この結果を心理学的見地から見てみると、「男性が魅力だと感じる色」と大きなつながりがあるそうで、男性の本能には「赤は魅力的」という潜在意識が組み込まれており、女性は女性で「魅力的だと思われたい」という本能が強く働くという。言うまでもなく「排卵期」は「妊娠しやすい時期」、生物学的にいえば「子孫を残すため」の大切な時期である。
 
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女性はその時期に差し掛かると、男性が本能的に惹かれる「赤のパワー」を借りて、女性らしさを最大限にアピールしているのは間違いない。そして、セクシーな下着や服を買おうと思う女性も、「排卵期」である場合がほとんどという、まさに「事実は小説より奇なり」である。女性が「今日はこれを着よう」と何気なく手にした服の色でアナタの生理周期がわかってしまうという。
 
「う~む、マンダム」などと言ってる場合ではないし、「マンダメ!」と言うのは女性に失礼というもの。人間以外の動物のメスが自然な生殖行動をとるように、本当は人間のメスも動物として生殖行動を取って何ら不思議ではない。が、いかに人間のメスが感情の動物といえども、「シツレイね~、イヌやネコと一緒にしないで」、という言葉は野卑な男ども言いたいだろ。
 
人間においても本能的な欲求こそが、我々を仕事や遊びに駆り立てる意欲の源泉となる。まさに気力、活力の源といっていいし、恋愛や結婚、性愛の源でもある。情動とは生きていく上で基本的な、不可欠な欲求に根ざしているものだし、喜びや悲しみといった人間的な感情を圧倒して、その人を衝動的な行動へと突き動かす。これはもう「人間賛歌」といっていい。
 
イメージ 2このような感情の爆発はなぜ起こるのかを分りやすくいうと、神経がハイジャックされるために起こる。大脳辺緑系の一部が緊急事態を宣言、発動し、脳全体を制圧してしまう。辺緑脳によるハイジャックは瞬間的であり、理性をつかさどる大脳新皮質が働きはじめるよりも一瞬早く発生する。こうなってしまうと、大脳新皮質は事の是非を判断できなくなる。全体状況の把握も出来ず、感情の暴走を食い止めることもできない。さらに不思議なのはこうしたハイジャックが終わった後、本人は一体何が起こったのかよく分からないのが特徴的。話が前後するが、我々の脳の中には、それぞれの個別の心を呼び起こす三つの脳があり、それぞれが互いに交錯したり、葛藤したりしながら複雑多岐な感情を引き起こしている。
 
煽るばかりが正しいデータではなく、以下のデータもある。今年1月、コンドームメーカー「相模ゴム工業」が全国の20~60代の男女約1万4千人を対象に行った調査「ニッポンのセックス」によると、「セックスの回数が少ない」と実感している男女に、「もっとセックスをしたいと思うか?」と問いかけたところ、男性は20~60代の75%以上が「したい」と回答。
 
対する女性は20代を除くすべての世代で半数以上が「したくない」と答え、特に閉経後の50、60代にいたっては、7~8割がセックスの回数を増やさなくていいと回答した。「セックスの回数が少ない」と実感しているからといえ、より多くを望むというわけではないという結果。生物的データは性欲減退ないといえ、伴侶とするか?と言われると「No!」は分る。
 
◎大脳新皮質…理性的、理論的な心=頭の知性をつかさどる

◎大脳辺緑系の古皮質…感じる心。喜びとか悲しみといった人間的な心(feeling)や、性欲などの本能的な欲求に根ざした感情(emotion)。

◎大脳辺緑系の旧皮質…自分の縄張りや安全の感覚、生活パターンや習性や日常動作などの本能的行動に根ざした心。
 
上の三つの脳が一体となっていることを理解しておくと良い。我々はあらゆる外部からの刺激に対し、いつも頭で考えて行動を決めていると思い込んでいるが、得体の知れないものを感じたり、見たりしたとき、不安や恐怖のあまり反射的に身構えたり、その場から全力で逃げ出そうという衝動に駆られたりする。頭で考えて正体を認知するのはその次の段階。
 
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人は恐怖や不安に際し、考える前に反射的な危険回避行動をとるが、考えていたのでは間に合わないからで、それが情動である。情動には、恐怖や不安のほかに快感、不快感、怒りなどがある。ある脳科学者は「脳を健やかに育てるためには、自分の脳を知ること」という。人間の脳と体は、40代後半になると、生殖のために生きてきた時代を終えることとなる。
 
そうして新たなステップへステージを移す準備に入り、50代前半になると、いよいよ新たな50年が始まる。が、いうまでもない、50年は確約されたものではない。女性についていえば、閉経を迎えてから本当の人生が始まるといってもいい。閉経後、女性ホルモンの関係で性欲が落ちるというのは誤解のようで、閉経後に以前にも増して仲良くなった夫婦はいる。
 
閉経後にホルモン分泌が変わることで様々な自覚症状が生じる女性もいるが、性欲に関しては直接的な影響はないとのサンプリングデータもある。女性は妊娠の不安と背中合わせの壮年期を過ごすことから、そういう不安のなさも影響するのかも知れない。女性のセックスを年代別に「30させごろ・40しざかり・50ゴザ破り」と言い表しているが、問題は男か?
 
日本にはこういう話も伝わっている。江戸時代、大岡越前守が不貞を働いた男女の取り調べに際し、女性からの誘いに乗ってしまったとの男の釈明に納得がいかず、自分の母に、女性はいくつまで性行為が可能かを聞いたという。母は、黙ってしばし火鉢の中の灰をいじっていた。聡明な越前守は、「そうか、なるほど女は灰になるまで」と母の教えを悟ったという。
 
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問題は男だ!巷言われるところの男のモノの年齢別立ち角度は、広げた手の指で表せられ、親指10代、人差し指20代、中指30……小指50代」と言われるが、これとてあてにならない。まず以て相手変われば仰角も変わる。確かに筒は筋肉だから使わないと落ちるのは、腕やふくらはぎの筋肉と一緒。頻繁に使ってる人は、太鼓のお腹をポンポコ打つぐらいそびえ立つ。
 
「アダカテ」という造語もあり、つまり見知らぬ他人とエッチな会話を楽しむことで、起爆剤にするという。アダカテ=アダルト・カテゴリーで、出会いよりは頻度が高いというし、アダカテ出没者は性欲過多が多いだろうし、「類は友を呼ぶ」の世界で結構では御座りませぬか。80歳、90歳で、ギブス用の充て木で支えてでも入れたい爺様もいるというから御立派。
 
人を騙して金品せしめる無様な晩節に比べて、罪のない話しではありませぬか。「ワシぁの~、オナゴさえあれば何もいらんのじゃ~」という爺様がいて、年金でソープ通いが唯一の楽しみと羞恥なく語っていた。救急車の世話にならねばと思っていたが、普通にお亡くなりになった。「生」への執着がオナゴとは、なんとも純粋な爺様であったことか。
 
おそらく若い時分はマジメにお国のために一身を労に費やした察する。婆様は早い時期に死に別れ、入れ物を失ったのはお気の毒である。あっても使わない夫も多い時世であるが、この爺様のように後生大事にされた婆様もさぞやお幸せであったろう。50で逝ったのか、60なのか聞きそびれた…。「新婚さんいらっしゃい」に対抗し「爺婆いらっしゃい」があれば。
 
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「死ぬまでセックス」と謳うメディアにあおられる男性たち。熟年期で夫とのセックスを引退したいと願う女性たち。様々な環境の中、二人の医師が"熟年性"の真実を赤裸々に語っている。1976年生まれの婦人科専門医で、性科学者の宋美玄(ソン・ミヒョン)、1954年生まれの泌尿器科医で、獨協医科大学泌尿器科主任教授の岡田弘は以下の見解を述べている。
 
 
岡田:昨今、一部の週刊誌が「いくつになってもセックスしよう!」と盛んに謳っていますが、性科学を専門のひとつとする私たちの目には、とても馬鹿げたものとして映ります。実際、日本の熟年世代はそんなにセックスしていない。
 
宋:あれは願望でしょう。「1年で1千万円貯金!」と雑誌がいくらあおっても、誰もがその額を簡単に貯金できるなら、記事は見向きもされない。実際はセックスしていない人たちが憧れる世界が、そこには描かれているのですね。
 
岡田:つまりはファンタジーだ(笑)。中高年になると、男性の多くは勃起不全、いわゆるEDの壁にぶつかります。ときどき勃起しない、あるいは射精まで勃起を維持できない「中等度ED」は50代に入ってから、まったく勃起しなくなる「完全ED」は50代半ばから急激に増えます。
 
宋:女性は40代後半から50歳過ぎにかけて閉経し、女性ホルモンの分泌がなくなります。まるっきり別の身体のように感じる人もいますよ。膣内の血管の数が減り、同時に細くなるので、セックスのとき濡れにくくなります。性交痛を訴える人も少なくありません。
 
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岡田:セックスそのものが苦痛になるんですね。宋さんはセックスカウンセリングで、そうした女性の悩みに直接、耳を傾けていますが、そこでどんなアドバイスをするのですか?
 
宋:彼女たちの不満はだいたい共通していて、「産後で私がつらい思いをしているとき、夫はなにも手伝ってくれないどころか、身体を求めてきた」と言うんです。「ほんとうはしたくない」という思いを抱えながら、20~30年も夫のセックスに付き合ってきて、ついに閉経を迎えた。
 
岡田:夫たちは「そんな昔のこと……」と言うのでしょうね。
 
宋:そう。でも私は女性の味方だから、そこで夫に歩み寄れとは言いません。「ドクターストップがかかったから」と言って夫にセックス引退宣言をしなさい、と背中を押します。
 
岡田:妻たちはずっと機会をうかがっていたんだね。
 
宋:それでも引退宣言できずに、夫が早くEDになるのを祈っている妻たちもいます。「男性の性欲をなくす薬ないですか?」と聞かれることも……。残念ながら、そんなものはありませんよ。(笑)
 

マスコミ主導の情報に煽られるのは、情報化社会の常であるけれども、硬軟・正負が入り混じった様々な情報を目にし耳にし、自分の脳を、肉体を把握することだ。100mを20秒かかる人が、50代の平均は18秒代といわれて努力する必要はない。情報は情報、人は人、自分は自分であると一線を画すなら、何を読んでも楽しい読み物とし、それなら結構で御座ろう。
 
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日本性科学会によるセックスレスの定義とは「夫婦やカップルのあいだで、病気など特別な事情がないのに、1カ月以上性交渉がないこと」とされている。夫婦仲が良くともセックスをしないまま気づけば1カ月以上経っている…ということはあろう。実際のところ、月に1度のセックスがない夫婦はどんどん数が減り、気づいたときには一年、数年となる。
 
「夫婦という保証のある関係になったと同時に、セックスをしなければならない理由がなくなる」という現象は何ら不思議でもないし、それが講じて不倫となるんだろうし、そのことが人間の本来の姿かもしれない。奨励と言うではなく、社会的自制を排除した場合のこと。これほど可能なチャンスがあちこちにあれば、塀向こうの隣の柿をもぎ取るようなものだ。
 
閉経前後の更年期障害に苦しむ女性も多いと聞くが、こと脳にとって閉経は悪いことではないようだ。貧血から豊血に変わることで頭はすっきり、体はタフになり、生殖期とは別のパワーが生まれる。若さへの未練もあろうが、歳を刻むことにあまり神経質にならぬことだ。女性の寿命は長いし、しっかり脳と体をリフォームして、次の50年に備えてみるべきかと。
 
男はやんちゃ精神を忘れず、いつまでも子どもの心で生きれば楽し。人間は大きなストレスにさらされると、「パブロフの条件反射」の原理に従い、自動的に緊張状態が条件付けられる。何を考えるにしろ、何を感じるにしろ、それは脳の働きによるし、唯一脳の仕事である。つまり、人間は脳を通じてこそ、自分自身を正しく理解することができるのということ。
 
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人間が自分について正しく理解することができれば、社会生活におけるあらゆる問題に対して、解決策を講じることができるはずだ。解けない問題はない、解けるような方法が必ずや存在する。解決方法は必ず見つかるのに、「それは出来ない」というのは、「解決したくない」と自分は捉えている。自身の事も、他人の事も。折角解決方法があるというのに勿体ない。
 
社会が難しい、人間関係が難しい、それらほとんどの要因は自分にある。他人では何でもない事を自分は難しいと思うのと同様、実は自分の責任である。だからどうすればいい?答えは簡単、自分を動かすしかないのだが、それが出来ないというなら、解決の放棄である。このように論理を詰めていくと、人は自分を何とかしなければならない事がほとんどである。
 
そうして自分を動かしていくことで問題を解決する。追い詰めて答えを出すのが正しいとしか思えなくなるのが自分流。他人のせいにして何が変わるだろうか。己の信ずるままに、おもねらず、なびかず、自分で答えを出していくことが習慣になる。人間は自ら以外に頼るものはないし、頼ってはダメだろう。そんなに頭を働かせなくても簡単なことは多いはずだ。
 
簡単なことだが行為出来ないから難しい。人間が受ける運命に於いて、すべての結果を自身がコントロールできなければ、精神も肉体も自己所有といえないではないか。怖れをなくし、勇気を出す。女なら思い出せ!処女喪失の時の勇気を、出産時の勇気を(経験者なら)。男なら思い出せ!喧嘩を買おうと決した時の勇気を、好きな女に告白した時の勇気を…  
 
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