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Channel: 死ぬまで生きよう!
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死んでるとは生きてないこと!

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病気や不慮の事故などで死を運命づけられた人は、気の毒というしかない。人は何歳まで生きられるかについては、人によってまちまちだが、平均寿命という計測法がある。この場合の「寿命」とは、人の天寿の平均ではなく、死因にかかわらず生まれてから死ぬまでの時間を言う。2013年(平成25年)の平均寿命は、男が80.21歳 、女が86.61歳となっている。

5年前の平成20年だと男は79.29歳、女は86.05歳。10年前だと、男78.36歳、女85.33歳と微増で延び続けている。あくまでも平均であって、誰でも80歳まで生きられるものではない。90歳、100歳超えて生きる人もいるが、"80歳まで" といったように、やはり80歳超えは自分的に満足の域であろう。父は67歳没、母は来月で86歳になるが、未だ元気衰えずである。

人の生死を分かつもっとも大きな要因は、疾病であろう。阪神大震災や東北大震災といった未曾有の災害で命を落す人もいるし、交通事故で4113人(平成26年)の人が亡くなっている。さらに深刻なのは10年以上3万人を超えていた自殺者だが、3年連続3万人を割っているが、3万人レベルで推移している。では、事件などによる他殺による死亡者数は何人くらいなのか?

厚生労働省の人口動態統計によると、他殺による死亡者数は2013年に342人と、1日1人をついに下回り、2003年の705人の半分以下となっているが、それでも1日に約1人が殺されている。殺人事件は図録に示すように、親族等や面識のある人間同士で起こるケースがほとんどであり、他殺が半減しているということは、親しい者同士の関係が平和になってきているということだ。

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平成23年度の全死亡者総数は1,253,463人で、不慮の事故、老衰、自殺を除いた疾病による死亡者数は、平成23年度で1,112,786人となっている。中でも悪性新生物(ガン)による死亡者数は357,185人で第1位。2位は心疾患194,761人、3位は肺炎124,652と続くが、数年前までは"不治の病"と言われたように、いかにガンによる死亡者が多いかは、数字がものがたっている。

ガンで死ぬのは嫌だが、もっと嫌な死に方は他殺であろう。これほどバカげた死に方はないが、上記したように殺人事件の53.5%は親族、35.5%は面識ありだから、知らない人間に殺されるのは約1割程度だから、何らかの原因は殺される側にもあるということになる。殺されるほどの原因とは言いかねるが、近年は"そんなことで人を殺すのか"というほどに、安易な殺人が多い。

「やむにやまれぬ事情」、「よほどの事由」ではなくて人を殺す昨今に思えてならない。福井大准教授による教え子殺人事件も、「殺してくれと頼まれたので殺した」(本人の供述)ということだが、何のいさかいやトラブルがなくて、女子学生が「殺して!」などというはずがない。前園容疑者はトラブルなどの供述を一切していないし、「殺してと頼まれた」の一点張り。

そんな犯罪動機があるだろうか?捜査関係者によると、前園容疑者は、「菅原さんは死にたがっていた」、「薬を飲んで苦しがっていたので助けた」、「殺してと言われた」 この3点が殺害動機だというが、死にたがっていた⇒薬を飲んで苦しんでいたので助けた⇒殺人と、これはまさに自殺幇助の嘱託殺人である。知恵者の前園が狙っているのは、罪の軽減であろう。

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「薬を飲んで苦しがっていたので助けた」の供述、これは後から出た言葉のようだ。被害者の菅原みわさんは司法解剖の結果死因は窒息死と判明したが、薬物を飲んだというのは司法解剖が終わり、葬儀も終って荼毘にふせられた後の供述だろう。県警は前園の供述にいう、「薬を飲んで苦しんでいた」の裏をとっていないのではないか?胃の内容物の検査をしたのかどうか?

死体焼却後に斯くの供述をされて県警は反証できないままに、前園が公判においても一貫した整合性のある供述をすれば、嘱託殺人が成立する可能性がある。福井県警は前園容疑者の認否を明らかにしていないが、地検は嘱託殺人を認めず、殺人罪で起訴した。前園容疑者の弁護人は、「菅原さんからの依頼を受けて死に至らしめており嘱託殺人に当たる」と主張している。

3月31日に福井簡裁で開かれた勾留理由開示の法廷において前園は、「『殺してください、もう無理です』と頼まれた」と陳述。法定刑が7年以下の嘱託殺人と主張した。地検担当者は一般論として、「仮に頼まれたとしても、それが真意に基づくかが重要」とし、「(殺人罪による起訴は)押収物などの証拠を総合的に判断した結論」とした。殺人罪の法定刑は死刑か無期懲役、または5年以上の懲役。

疑問は多い謎の事件である。前園容疑者は着の身着のままのサンダル履きで、現場には前園が運転、菅原さんは助手席に乗っていたことが分っている。妻に嘘の電話をしたこと。菅原さんの携帯を遺棄していたこと。菅原さんに抵抗の後が全くなかったことも、話の筋からすると、死を覚悟(依頼)していたようにも取れる。しかし、前園容疑者は東大卒で頭の良いとした場合。

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いかなる理由であれ、「殺してほしい」と頼まれて人を殺せるか?少なくとも頭のよい人間にとって軽率な殺人などできないし、殺すべく理由なくして殺せないと思うのだが…。青酸化合物を飲んで苦しんだとしても、じっと見ていれば罪にはならないし、手を加えると犯罪者となる。仮に彼女が七転八倒、地獄の苦しみでもだえたとしても、犯罪者として加担するだろうか?

彼女が自らの意思で薬物を飲んだというなら、驚きのままに推移を見ているしかないと思うのだが。苦しみを見るに耐えかねてとでもいうのだろうか?公判でどのような陳述をするのか興味あるところだが、これらは起訴を決定した検察の仕事である。供述も得られない、確たる証拠もない状況証拠のみ、殺人動機も不明のままに殺人罪で起訴した検察に勝算あるのか?

抵抗した形跡がまったくないという事も含めて確かに謎が多い。だから二人は首絞めゴッコ常習者であったと自分は推理した。これなら、絞められる側は暗黙の了解だから抵抗することはない。する側も殺す意思はない、される側も死ぬ意思はない、つまりどちらにも殺意のない首絞めゴッコをするカップルはいるらしいが、その魅力(刺激)はこういうことだ。

絞められる側は、急所を相手に預けているという信頼感と緊張感、絞める側はこのまま手に力をいれればいつでも殺すことができるっていう恐怖心が、屈折した倒錯的な優越感を味わえる。理解できなくもないが、これで実際に死亡した例もある。「何を馬鹿なことを…」と常人には思えるが、人間は刺激がどんどんエスカレートするし、スカトロもSMも同じこと。

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まあ、首絞めゴッコ愛好者であったとして、それを晒せば事故死(業務上過失致死)で殺人罪にはならない。彼はエリートだから公にするには自尊心の問題がある。だから嘱託殺人を狙ったのか?地位も経歴もないしがないサラリーマンなら、「首絞めプレーしてました」というかもしれない。何が明らかになるのか、真実が解明されるのか、公判に興味を持っている。

「死人に口なし」とはまさにその通りで、今まで自殺と言われた芸能人にさえ不可解な疑問は少なくない。監察医としてかつて2万体の検死を行ってきた元東京都監察医務院どんなに遅くなっても決着をつけます。長上野正彦に、『自殺の9割は他殺である』という著書がある。タイトルの意味を普通にとると、「自殺」として処理される死の9割は、検視違いによる「他殺」だと読めるが、実はそうではない。

自殺の動機を調べて見れば、周囲の状況や環境から追い詰められての自殺行動であり、上野氏はそれと他殺に等しいとした。これなら"いわずもがな"である。頻発しているいじめによる自殺も構造的には同じこと。日本という国は死亡理由を曖昧に判定するが、「見て見ぬ振り」とか、「玉虫色の決着」とかの言葉が示すように、「曖昧」が好きな国民性なのだろう。

一例をあげると日本のプロ野球は、セパ両リーグとも延長12回で次のイニングに入らない取り決めをしている。つまり引き分けということだが、メジャーリーグに引き分けはなく、どんなに遅くなっても白黒決着をつける。メジャーから助っ人で日本に来た外人選手が「引き分け」に驚いた。「引き分けってなんだ?ベースボールはどっちかが勝つまでやるものだろ?」

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メジャーにも夜中の1時、2時でも決着つかない場合、「サスペンデッド・ゲーム」という形で処理され、後日改めて続行するが引き分けはない。どうしても勝敗をつける必要のある甲子園トーナメントの高校野球には引き分けがない。大相撲はどうか?同体で勝敗が不明確な場合は物言いの後に取り直しをするので、引き分けはないと思われがちだがそうではない。

組み合ったままどちらも仕掛けない場合、4分程度で「水入り」とし、そのままの状態で取り直しとなる。水入り取り直し後、さらに同様の時間が経過すると、再度水入りはなく、「2番後取り直し」となり、仕切りから始めるが、それでも決着がつかなければ、「引き分け」となる。幕内で引き分け無勝負は、昭和49年9月場所の二子岳-三重ノ海戦を最後に出ていない。

二子岳はその場所6勝8敗1引き分け、三重ノ海は11勝3敗1引き分けという戦績である。幕内での二番後取り直しは直近で平成13年5月場所の、小結琴光喜-大関武双山戦があり、琴光喜が寄り切りで勝っている。今でこそ、「同体取り直し」、「水入り取り直し」が行われるが、古来の相撲には「無勝負」、「預かり」、「引き分け」、「痛み分け」という灰色決着があった。

勝負の判定がつけられそうもない微妙な取組の場合、「ただいまの勝負、無勝負」と行司が宣言して軍配を真上にあげた後に袴の中に入れ、勝敗の裁定を無しにできた。このときは「無勝負」という。「預り」とは、物言いがついたあとにあえて勝敗を決めない場合。「引き分け」とは水入り相撲。「痛み分け」は、一方が負傷して勝負続行が不可能な場合をいう。


なぜこのような灰色判定が行われたか?その背景には主に大坂相撲と東京相撲のいざこざや、大部屋同士の意地の主導権争いなどがあった(大正期まで)。勝敗をつけるのが後々まずい場合に、「預り」制度を活用した。昭和に入り、東西合併にともなう制度改正の結果、取り直しの制度が設けられ、「無勝負」、「預かり」は、制度としては廃止されたが、「痛みわけ」はあった。

1987年3月場所の張出大関北天佑-関脇小錦の対戦で、土俵際もつれた相撲となり、審判員らが取り直しとした。しかしその時、北天佑が小錦の全体重がまともに膝にのし掛かられて負傷、痛み分けは宣告されずに取り直しとなった。取り直しの相撲では、北天佑が膝を痛がっているのを察した小錦が、北天佑のケガを庇いながらそっと寄り切って勝利した。

取組後、「この状況ならば取り直しでは無く、痛み分けを適用すべきではなかったか」と、議論になった。北天佑は翌9日目から途中休場、公傷(当時・現在は廃止)が認定された。取り直しの一番で小錦が寄り切りで勝ったが、翌日から休場した北天佑には、0勝0敗15休の成績が残っている。曖昧な判定のみならず、曖昧な判断も少なくなく、それは相撲関連にもあった。

2007年6月26日、時津風部屋の力士暴行死事件で、死因を虚血性心疾患による病死と臨床医は判断した。その後、両親が死因に疑いを持ち、行政解剖が行われた結果、傷害致死事件が発覚したのだった。この事件は検視情報がいかに重要かを示している。自殺か他殺かについては、「死人に口なし」といったが、大津市・中二いじめ自殺も、「自殺に見せかけた他殺」説が消えていない。

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1.遺書が無かった。←確定事実

2.本多広樹くんは仰向けに倒れていた。←確定事実

3.遺体は傷もなくて、きれいだった。←確定事実
(14階から飛び降りると頭蓋が粉砕し脳が飛散し顔面は大きく破損する。実際には低い階から落とされ、14階の通路に置かれたスポーツバッグや手すりを乗り越えた跡は犯人による偽装工作だった)

4.飛び降り自殺するのにスポーツバッグを持って14階に上がるのは不自然。←確定事実

5.犯人たちは、毎日のように高所やロープで本多くんに自殺の練習をさせていた。 ←確定事実

6.木村束麿呂や山田晃也や小網健智ら加害者たちは、頻繁に本多広樹くんの自宅に押し掛け侵入していた。事件の3日前にも犯人たちは、本多くんの自宅に行き、自分の部屋の外で数を数えて待つように言い、室内を荒らし部屋から財布などを盗み取った(強盗)。 ←確定事実

7.犯人は本多くんの双子の姉をレイプしようと本多くんの自宅に行くなどしていたが、本多くんに阻止されていたため、邪魔だった。←情報

8.事件当日、木村束麿呂や山田晃也や小網健智たちも、学校を欠席していた。←情報

9.被害生徒が転落直後、加害者たちは現場に居た。←情報
その理由は、「(「死にます」とのメールを受けていたから)死体を捜していた」というものだった。しかし、市教委は「『死にます』のメール受信が嘘だったと確認した」と発表←饗庭治之(大津市教育委員会事務局学校教育課課長補佐)

10.本多くんが死亡した後、犯人たちが「死ね、死ね。あっもう死んだか」などと笑いのネタにしたり、「やっと死によった」、「あいつ死んでよかった」、「死んでくれてうれしい」、「おかしい」などと嘲笑したりしたのは逆に不自然。←事実と所感

11.事件の3日後くらい、犯人たちは「指とか落ちてるんちゃう」とか言って現場まで見に行ったのは不自然。←事実と所感

死んだ人間が生きてこの世に現れることはないが、霊媒師が本物であるというなら、こういった重要な疑問を解くためにも、霊媒師は死者とコンタクトを取り、「死人に口あり」を実践したらどうか?非科学的とはいえ、非科学的なものも真実だという考えもあるし、公的貢献で事実解明に尽力するなら、霊媒師はインチキでないことを立証できるはずだ。

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