ティーバッグにして以降、これまでは1日3倍程度、それも食事時に限った緑茶だったが、倍以上の7~8杯は飲むようになった。25袋入り40パックが購入1月足らずなのに、もう12パック袋(計300個)消費したことになる。いかんせんこれは飲み過ぎではないかと飲み過ぎの害を調べてみると、こんなサイトを見つけた。【緑茶は1日何杯まで!?緑茶の健康効果と適正量のお話】。
記事によると、体に良いとされる緑茶であれ飲み過ぎは、カフェイン・タンニン・シュウ酸の摂り過ぎとなる。WHOによる1日のカフェイン摂取限度は300mgとなっている。がしかし、緑茶のカフェイン量は100g(湯呑1杯)あたり20mgほどで、1日10杯程度であれば問題はない。ポリフェノールの1種であるタンニンは、活性酸素の働きを抑えて老化を防いでくれる成分である。
「1000袋も何で?」との疑問もあろうが、「飲むぞ~!」の勢いのあらわれ。いつもながらの自分流。
そのほか、認知症や生活習慣病の予防、整腸作用、美白効果などでも知られている。摂りすぎによる副作用・害は特にないが、注意したいのは鉄の吸収を妨げるので、貧血気味の方は、タンニンを含む飲料・食品の摂りすぎに注意がいる。また緑茶には、尿路結石の原因となるシュウ酸が含まれている(緑茶に特別多く含まれているのではなく、ほとんどの食品に含まれている。
自分は過去に尿路結石を3回やっており、それから見ても結石ができやすい体質のようだ。シュウ酸が特に多い食品は、バナナやナッツ類、ココア、コーヒー、ほうれん草などがあり、緑茶に限らず何事においても、何の病気においても、偏った飲食は控えるのがよいとされる。飲み過ぎによる危険性はあっても、「健康な方なら1日10杯程度ならメリットが勝る」といえるだろう。
メリットの方は圧倒的に多く、「緑茶を1日2杯以上飲む人は、週3杯以下の人に比べて認知障害になりにくい」ということが分かっている(東北大大学院医学系研究科・栗山進一講師らの調査)。さらに、緑茶を1日5杯以上飲むと脳梗塞の死亡リスクが低下する(1日1杯未満の人に比べて男性は42%の低下・女性は62%の低下)ということも分かっている(同・栗山氏らの研究)。
また、脳や心臓などの循環器系疾患全体の死亡リスクも、緑茶を1日5杯以上飲む人は男性が22%・女性が31%低下することも判明している。緑茶にはたくさんのビタミンCが含まれ、最も豊富なのは煎茶で、レモンの3~5倍のビタミンCが入っているとも言われ、人間の1日のビタミンC必要摂取量は50mgだから、1杯の煎茶で12mgほど摂取できるため1日5杯飲めばよい。
カテキンは、「勝て菌に」から命名されたというのは間違い。明治時代の科学雑誌にカテキンの文字がある
糖尿病改善効果も報告されている。静岡県立大などの研究によると、1日7杯の緑茶を飲めば糖尿病一歩手前の状態からでも血糖値の改善が見込めるという。この研究は糖尿病になりかかっている60名を2グループに分け、片方のグループだけに2ヵ月間粉末緑茶を飲ませて血糖値を調べたもの。粉末緑茶を飲んだグループは、HbA1cという糖尿病の診断基準となる指標が改善された。
カテキンの糖尿病予防効果は有名だが、この研究によってすでに血糖値が高い人の値を下げる効果があることが分かった。一日に湯飲み7杯はこれまでなかったが、ティーバッグにすることで可能となろう。緑茶は世界に誇れる日本の文化の一つ。近年研究が進み、「緑茶がダイエットに効く」、「緑茶でうがいすると風邪の予防になる」――といった話を耳にする機会が増えた。
2015年5月には、緑茶を飲む習慣が死亡リスクを減らし、長寿につながるという研究結果が国立がん研究センターから発表され、マスコミなどで大きく取り上げられたが、このデータは、がんや循環器疾患にかかっていなかった40~69歳の男女約9万人を、約19年間にわたって追跡調査した結果判明したもので、緑茶を飲む量が多くなるほど、死亡率が下がることが明らかになっている。
ま、そんなことは別として、お茶をちょこちょこ飲むのは精神が安らぐというか、落ち着くような気がする。気持ちの問題かもしれぬが、癌とか糖尿病とちがって、安らぐ、落ち着くは気持ちの問題だからそれでよかろう。効能でお茶を飲むのではなく日本人なら手持ちぶたさにお茶を飲む。と、これは健康志向の現代人にとって、「お茶を濁す」言い方になるのかも知れない。
女が、「いきなり」好まぬ理由はウソに紛れたいからだ。自身が不純であるのを知るからでもある。
そういえば若かれし時代の話。「ね~、彼女。お茶しない?」というのがマニュアルナンパ用語だった。自分はこういう回りくどい虚言が嫌いなので使う気にもなれなかったし、影響された加藤諦三の『若者の哲学』には、のっけから、「暗黒から虚無への若者たち」、「現代人のウソ」、「『関係』ということ」という表題で始まり、最後は、「にせ者は生き残れない」で終わっている。
ヒマさえあれば諦三を読んでいた。ある友人に、「何でお茶なわけ?何で『やろうよ』って正直にいわない?」というと、「バカだなお前、女は口実というウソを求めている。いきなり『やろうよ』でついてくるバカがいるか?」という。「男はお茶しないとウソをいうが、女はウソがすきなんか?」といってみた。見え透いたウソを好む女と正直を好む女と、バカはやはり前者だった。