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2015年、書き納め・走り納め

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歩くのは健康にいいといわれる。ならば昔の人は皆、健康によかったことになる。江戸時代当時の人間の平均寿命は、50年内外といわれていた。50年という数字がどの程度確かなものか?あの時代の平均寿命など計りようがない。なぜなら、江戸時代には現代のような戸籍制度がなく、生まれた子どもの数をきちんと把握する仕組みはなかった。

どこの家庭に何才の人が何人いるか、というようなことは大体わかっていたようだが、「7才までは神の子」などとも言われており、幼児を数えない地域もあったことなどから、科学的な人口統計のための基礎データは残されていない。とはいって、多くの研究者が江戸時代の平均寿命について推論はするものの、当然試算結果にばらつきがある。 

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30才という学者もいれば、35才という学者もいる。中には50才説もありますが、大体30~50才説に落ち着いている。織田信長は「敦盛」という舞を好んだという。時代劇映画などでは桶狭間の合戦の出陣前に、「敦盛」を舞う信長の演出が多い。「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり」という一節を信長は好んで舞ったといわれている。

「敦盛」とは平敦盛。「人間五十年」とは、いうまでもない人の一生は50年ほどの意味で、平家の時代から江戸時代には、平均寿命は50年と考えられていた。これを根拠にしばしば、「江戸時代の平均寿命は50才くらいだった」と言われる。が、現代用いられている人口統計の手法で計算すると、当時の平均寿命はもっと短かったということになる。

平均寿命というのは、新生児が何才まで生きられるかを統計学的に予想したもの。仮に5人の子どもがいて、3人は0才で亡くなり、1人は50才、1人は100才で亡くなったとすると平均値=寿命は30才となる。長生きする人がいても、乳児の死亡率が高いと平均は低くなる。江戸時代には医療技術が十分でなかったこともあり、乳児死亡率が高かった。

そのため、理論上の「寿命」は短くなる。江戸時代の12代将軍徳川家慶には男女合わせて27人の子どもがいたが、20才まで生きられたのは家定1人のみと、これは極端な例であろうが、家慶の父親である11代将軍家斉の子は50人いたが、半数が20才までに亡くなっている。歩くのは健康によくても、乳児死亡率が当時の平均寿命を下げていたことになる。

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健康にいいといっても、どこに、どのようにいいのか?実感はあまりないが、もっとも大きな効用は、「血液を改善する」こと。血中のブドウ糖を燃焼するため、血糖値の減少につながる。HDL(善玉)コレステロールの量が増え、血管内のコレステロールを肝臓へと除去する。コレステロールを燃やすので、血管内にコレステロールが付着しにくくなる。

歩行動作によって筋肉が伸縮することで、血液の流れがスムーズになり、血圧が低下し、安定する。糖を分解するインスリンの感受性が高まり、糖尿病を防ぐ。特に食後1時間半後くらいから速歩ウォーキングすると、糖が消費されて血糖値が上がらない。糖尿病の人が食後血糖値300くらいの人でも30分歩けば150くらまでで血糖値は収まるという。

速歩(1分間に95~100メートル)で、血糖値が上がり始める食後30分~1時間の頃に30分以上続けることを目安に、週3回以上行うことが望ましいとされている。歩いてみると分かるが、分速100mは大変な速さで、まあ歩く距離にもよるが、この速さで1時間は大変である。100m/分だから時速6kmのスピード。これを歩数で何歩になるかは個々の身長による。

身長170cmの人の平均歩幅は70cmといわれ、これで1km歩くと約1400歩となり、分速100mの速さで1時間歩くと8400歩となる。他にも骨へのカルシウムの吸着が良くなり骨量が維持され、骨粗しょう症を防ぐ。また、下肢の筋力の低下や、関節の動きが狭くなるなどの老化現象を軽減し、寝たきり老人の予防となる。脳が活性化するのでボケ予防にもいい。

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なぜ脳が活性化するのかだが、ウォーキングで呼吸器の活動が盛んになり、酸素を多く吸収するからであろう。また、全身の血流がよくなることから、当然、脳の血流もよくなり、さらには、ストレスの解消になることから、精神的疲労を回復させる。欝の症状が改善するとの研究成果も出ている。つまり、健康にいいとは、心身によいということになる。

が、自分にとっての問題は、11mmの尿管結石の排出がとりあえずの目的である。歩けば出るのか?理論的に考えれば跳んだり跳ねたりがいいのは分かる。とにかく石を下へ下へと落せばよい。水分をたくさん取るのも理に敵っているが、この時期そうそう水も飲めない。夏場のウォーキングと違って喉が渇くこともないから、努めてトマトジュースを飲んでいる。

人体というのは便利に合理的にできていて、悪い物、不要な物は体外へと排出するように人間の体は出来ている。ウンチもそう、オシッコもそう、汗もそうだし、耳糞、目糞、鼻糞、オナラ、臭い息、みんなそうだ。涙が不要かどうかは、アレは眼球内のゴミを一緒に出すためである。したがって、結石にも出て行って貰わねばならない。だから歩いている。

以前はビール、ビール、結石にはビールといわれていた。ビールには利尿作用もあり、ビールを飲んだ後には大量の尿が出るし、ならば排石効果は望める。ところが…、ビールは大量の酵母により作られている。この酵母のためにビール愛飲者の尿酸値は高い。大瓶1本のビールに含まれるプリン体(尿酸の前駆物質)は日本酒1合に含まれる量の15倍。

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腎臓から排出された尿酸は尿を酸性にする。しかし、これが結石の原料となるという。したがって、この点からはビールを飲まないほうがよいとの結論だ。つまり、ビールには結石排石促進効果はあるが、結石形成促進効果もある。さて、どっちを取るか?結論をいうなら、飲むなら水、水、水…。自分は下戸なのでカンケーないが。

  1日  23962歩   16294m  90/分
  4日  27037歩  18385m  93
  5日  19364歩  13167m  91
  6日  30471歩  20720m  90
  7日  15008歩  10205m  93
  8日  17646歩  11999m  94
 10日    3186歩   2166m   94
 11日    9783歩   6652m   80
 14日  37741歩   25663m  93
 15日  26911歩   18299m  90
 16日    6738歩   4581m  84
 17日  19183歩   13044m  93
 18日  25621歩   17422m  90
 20日  14299歩    9723m   77
 21日  15431歩   10493m  97 
 23日  37382歩   25317m  93
 24日  25388歩   17263m  86
 25日  47922歩   32586m  92
 26日  13892歩    9446m   92
 27日  20153歩   13704m  76
 28日  21390歩    14545m   97

  Total  458508歩   311674m

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