Quantcast
Channel: 死ぬまで生きよう!
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1448

独身を貫く覚悟 ③

$
0
0

イメージ 2

結婚相手で失敗した人は多い。失敗でなかった人も多い。独身を選択して50歳になり、失敗かなと思う人もいるのだろう。なぜに50歳かといえば、未婚率(生涯未婚率)は、50歳の時点で一度も結婚したこと無い人の割合とされているからだ。人の前に二つの道があったとするなら、どちらか選んで進まねばならない。どちらを選んだところで後悔はあるだろう。

それでも自分の選択を善とするのが人間の生き方で、そうでなければやってられない。最善の判断というのは選択した時点においての最善であって、その後に変わることもあり得る。最善が最悪に、最悪が最善に変わることもある。「未来のことは誰にもわからない」には当たり前に思う事。だからか人は占いを信じたり、高いお金を支払って霊能者に未来を聞く。

バカげている。こんなバカげた商売が成り立つ道理がない。人が人の未来を分るだと?こんな疑問の余地もないことを信じるからあこぎな商売が成り立つ。人の未来とは映画や芝居の台本と違って、白紙の便箋に自らが書き込んでいくもの。恋愛の終焉は珍しくないが結婚を終える夫婦も珍しくなくなった。「なぜ離婚したのか?」、「それは結婚したからだよ」。

こんなジョークも通用するご時世のようで、「離婚が珍しくない」ということは、離婚を人生の汚点にすべきではないということでもある。「非婚も珍しくない」ということは、40代、50代の独身者を偏見で眺めるのは時代錯誤ということになる。離婚肯定論者の自分は、明らかに間違った結婚は一日でも早く解消すべきと考える。人間は間違いを犯すもので気づいた時に真価がある。

イメージ 3

間違いを犯したにも関わらず、頑張る理由があるのだろうか?間違いを努力で帳消しにすることは可能だが、間違って選んだ相手の性格は、いかなる努力をしても変えることはできない。意外と多いのは、結婚前に相手選びが明らかに間違ったケースである。それが判明したにも関わらず、「結婚すれば何とかなる」と踏み込む。果たして何とかなるものなのか。

夫の浮気癖、ギャンブル依存、酒乱、暴力、浪費癖、これらが結婚して直るものなのか?相手の性格に起因する問題点が、結婚して直るわけがない。これらを直すには相手が主体的に直そうとの意識と努力でしかない。人の性格が結婚と同時に変わることはないが、結婚を機に発起して自己変革をした男もいるが、責任感が強く紛れもない立派な男である。

離婚の難しさは多岐に及ぶ。共有財産や共有生活を2つに割る難しさ。ゆえに踏みだせないままに愚痴をいいつつ続行する夫婦。また高齢結婚は、一般的結婚生活を送る年齢が過ぎたことでの難しさ。それでも愛が芽生えば残りの余生を夫婦として過ごしたい、そのことに互いが合意し、出産や子育てとは別の結婚生活が始まる。これを「老いらくの恋」という。

「老いらくの恋」の語源は昭和23年、68歳だった歌人の川田順が弟子の鈴鹿俊子と恋に落ちて家出をした際、「墓場に近き老いらくの、恋は怖るる何ものもなし」と詠んだことに始まる。どのあたりから、「老いらくの恋」というかの定義はないが、ある人が50歳にて、「老いらくの恋を続行中」といえばそうだろうし、「老い」がいつかというのは個々の主観である。

イメージ 1

若さとは年齢以上に精神の躍動である。もし、今恋をしたなら、「老いらくの恋」という気持ちにならない。「老い」の意識がまるでない自分は、「年齢はただの記号でしかない」の気持ちで過ごしている。「若返り」という言葉があるが、そんなことができるのか?運動して息が切れないようにするには、続けて鍛えるしかないし、自分の考える若返りとは地道な継続だ。

雨の降る日以外は2時間歩くのは日課で、その速さは兎の如くで、歩けなくなった時、無理を感じるようになった時、素直に老いを認めるしかない。性豪を自認する70代もいるが、それは関係ないと思っている。あれは能力以前に飽きの要素が強いから、わざわざ女性とそんなことをしたいと思わない。若い時は女体の珍しさに、わざわざそれをしたいものである。

先月こんなメールが舞い込む。「情けは他人のためならず」といいもするが、いろいろ人の悩みなどに対処したことでの役得(?)なのだろうか?それにしても今どきの女性は堂々と、「秘め事」を申し出るなどいかにも大胆。自分のような昔人間の思いであって、女性が自分の意思を明確に告げる時代は、こんにちは自然で当たり前と解釈すればいいのだろうが、とびつくこともなくなった。

理由は女性は卒業したから。肉体関係より知性沸き立つ会話に刺激的がある。それができる女性であるのでそちらに誘導する。メールは人間関係の距離感を縮める力があり、手紙にくらべて封書も切手も配達時間もゼロ。夫もちの女性だが、所有の携帯は私書箱のようなもので誰に遠慮も気兼ねもいらない。便利な時代に人と人は陰で深く交わることが可能となる。

イメージ 4


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1448

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>