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福井大特命准教授逮捕!25歳女性院生殺害容疑 ②

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県警によると、前園容疑者は12日午前、妻に電話し「事故を起こした知人を見つけ、病院に連れて来ている」と告げ、警察に連絡するよう要請。妻が110番した。前園容疑者は、病院に駆けつけた警察署員に、「菅原さんから事故の連絡を受け、現場に行き、助けようとした」と説明。遺体に目立った外傷や、車も事故を起こした形跡はなく、司法解剖の結果窒息死と判明。

県警は事故通報を装い、殺害したことを隠そうとした殺人事件と断定した。前園容疑者の認否は明らかにしていないが、手などで首を絞めて窒息死させたとみられる。車は菅原さんのものだった。その後の警察の調べによると、前園容疑者は12日午前8時ごろ、福井・勝山市内の路上に止めた車の中で、菅原みわさんの首を絞めて殺害した疑いが持たれている。

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前園容疑者の妻から110番通報があったのが午前8時ごろ、前園は菅原さんを病院に搬送し、死亡が確認されたのが8時30ごろとなっている。実際の死亡時刻は7時なのか、7時30分なのかの記載も特定もなく、8時はあくまで110番通報された時間。妻に電話で「知人女性」と言ったのは不思議で、なぜ菅原さんといわなかったのだろう?妻は菅原さんを周知している。

殺害動機についての供述は得られてないようだが、前園容疑者のあまりの稚拙な偽装工作について、こんなすぐにバレる嘘をつくなどバカ、アホ、マヌケとの声は多い。が、発作的に人を殺した後で、いかにつじつまを合わせようとしても土台は無理。前園のやったことは、彼が精一杯思考した結果だろうが、あれくらいのことしか思いつかなかったのだろう。

バカげた作り話であるけれど、もし同じような状況で人を殺したとして、どのような工作をすればいいのか?バレない偽装工作があるのか?それぞれが考えてみるといい。それを思うと前園のとった方法は、咄嗟に考えた方法として分らなくもない。自分ならどうするだろうか?咄嗟にクビを絞めて殺した女を前にして、どういうつくり話をするのだろうか?

アレコレ考えてみたが説得力のある嘘は浮かばない。よって自首するしかない。前園が菅原さんの死体を海中に沈めたり、地中に埋めたりしなかったのは、好意を寄せた相手だからか?それとも偽装で騙せるとおもったのか?痴情もつれは間違いない情勢だが、自分の指摘した動機とは正反対の、女が男に結婚を迫ったという考えがネットの書き込みに多い。

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いずれも可能性としてはあるし、さてどちらであろうか?子どもが出来て生むつもりで前園を困らせた、結婚してくれなければ奥さんにバラすと脅迫された、などの指摘もあるが、自分的に言えばその線はないと考える。女に言い寄られて殺す場合と、女に袖にされて殺す場合と、二つの違いを思考してみる。端的にいうなら、前者は困惑、後者は憎悪であろう。

困惑とは今の生活を守りたいところに、菅原さんから壊すよう言い寄られた状況。後者については昨日の記事に詳しく書いたように、自分はこちらと思っている。その理由を述べる。菅原さんに結婚を迫られたことで彼女を無き者にする場合、もっと計画的に策を練るのではないか?せっかく邪魔者を葬っても犯罪が露呈しては前園が家庭に戻れる保証は無い。

家庭を守るために菅原さんを殺し、懲役刑を受けるようでは菅原さんを無き者にした意味がない。警察の捜査の末で結果的にそうなる事はあっても、前提としては誰しも犯罪が露呈せぬよう工作する。交通事故を装ったのがその計画というには、あまりに場当たり的である。この程度の偽装工作でスリ抜けられると考えたのなら、前園は信じられないバカである。

菅原さんが彼女の人生にどうしても前園がひつようだったのか、彼女のみぞ知ることだが、資産家にあらずして、たかだか一年契約という不安定な身分の特命准教授に、それほど魅力があったとは考え難い。好きであるなら、ひたすら愛に生きる女であるなら、愛する男を妻子から離しても奪い取りたいと思うが、彼女にそれほどの熱意、情愛があっただろうか?

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菅原さんが前園との関係を妻にバラされることを怖れたか否か、これは前園が恐妻家であったかどうかにも関係する。もし、極度の恐妻家であったなら、充分脅しになろうが、それで殺人を行うだろうか?妻に知られて詫びた方が賢明だ。前園が亭主関白であるなら、そういう脅しは通用しないし、前園夫人と仲良く付き合っていた菅原さんとしても相当バツが悪い。

子どもが出来たから…も、時代錯誤で、今どきこんな話は小説の題材にもならない。さっさと堕胎して終わりだ、昨今の女なら。様々な男女関係があるからして、他人の愛憎を想像するのは至難だが、女に言い寄られたとしても、殺人まで起こさなければ解決できない問題とは到底思えない。また、関係精算において彼女の高額の金銭要求の線も考えられない。

それで殺人までせずとも、100万程度の金なら借金でまかなえる。「困惑」のケースは様々あるが、人を殺すもっとも大きな動機は「憎悪」であろう。素手でクビを絞める行為は絞め続ける時間も長く、相手もばたばた七転八倒の苦しむ。心を通わせ合ったものがするなら、相当の憎悪心と思われる。それが何であるか?加害者の心ない言葉の線が捨てきれない。

人を殺した者が、後の取調べの際、正直に事実をいうとは限らない。死人に口なしであり、自己に都合のよい有利な作り話の場合が多い。なにぶん当事者しか知りえない真実である。それゆえに家宅捜索で証拠の類を集めて事実を解明するが、前園のような偽装工作を施す人間は、マークされている。誰しも自己に不利益な供述を強要されない黙秘権はある。

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黙秘権は、自己に刑罰(またはより重い刑罰)が科される根拠となりうる事実に関する供述を拒否できる権利であり、嘘も同様に、それが嘘と断定されない以上、真実か否かは誰にも分らない。前園は菅原さんを絞殺したあと、妻に110番通報をさせたのは、おそらく自分で警察に電話する勇気がなかった、もしくは、偽装工作の考えがまとまっていなかったと見る。

前園容疑者は当初、県警に「菅原さんから『車が雪でスリップして動けなくなった』と連絡を受けた。救出するため自宅から現場に徒歩で行くと、菅原さんが車内でぐったりしていた」と説明していた。自宅から現場までは1キロ以上離れている上、12日は数十センチの雪が積もっていたが前園容疑者はスリッパをはいていた。これを前園が捻り出した偽装である。

冷静に考えればオカシイことばかりだが、あらかじめ出来上がっていたストーリーではなく、咄嗟に出来上がったものと考えられる。計画的でないなら咄嗟であり、咄嗟であるなら、逆上と考えられる。何に逆上したのかは菅原さんの言葉であろう。菅原さんは、頻繁に前園宅に出入りし、妻子共々家族ぐるみの付き合いをしていたと言う事からして、前園が恐妻家の線は薄い。

妻にビクビクするような男なら、このような大胆な行為は出来ないはずだ。よって少々どころか、鈍感でひとのよい天然ボケ気味の妻ではないだろうか。肉体関係のある教え子を平気で自宅に招くなど、普通は並の神経と思えないが、上記したような妻の性格ならやれるだろう。もっとも、それが出来る菅原さんも、物怖じしない気の強い性格の女である事も読める。

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気立てのやさしい良心的な女なら、夫と関係のある身で、「家には行きづらい」、「行きたくない」が普通であるが、そこは図太い神経の持ち主のようだ。それが殺意に至る口論、もしくは言い合いになったと考える。蚊も殺せないような女を、男は殺めることはできない。その程度の女なら口でどうにでも対処できる。手をかけるような女と言うのは、手に終えない女である。

42年間積み上げてきた過去も、勝山市や大学における今の地位、また自身や家族の成長を含む将来の展望、それら一切が頭から遮断できるほどの殺意が何であったか?もっとも、咄嗟の殺意であるなら、隠し通せぬはずはないという甘い考えか?殺人という犯罪に手を染める人間は、本当に捕まらない気持ちで行為するのか、頭が真っ白状態で犯すのか…、分らない。

経験したいが、こればかりは経験を得られない。万引きの神経も分らぬ自分である。本当にお金がないと人は物を盗む事も考える、そういう想像力は働くけれど、実際の万引き者はお金が無いわけではない。お金がありながらなぜそういうリスク行為をするのかが分らない。人に金を出させた食事が美味くないように、金を出さずに手に入れた商品に価値は見出せない。

痴情喧嘩などは想像の範疇である。そこの部分において人間のやる事は似たりである。余程の事がない限り、人は人など殺せるものではないという心情に立てば、原因も気になるところだが、余程の事がなくとも人が人を殺せるというなら、バカと罵られ他程度で、人を殺すのだろう。動機というより、人間の情緒の問題であり、育ち方の問題である。そちらに興味が行く。

イメージ 6戦争とて国家犯罪である。人が人を殺す理由も動機もあってはならないが、あってはならないものが頻繁に起こっている。となると、"あってはならない"と考える人間がまだまだ少ないのだろうが、どうすればそういう人間が増えていくかも分らない。やはり、そういう人間は殺されてみて始めて、命の重さ、大切さを知るのだろうが、簡単に人を殺すような奴は、この際、1回死んでみたらどうだ?通り魔事件なら不可抗力部分もあるが、バカな奴と出会ったばかりに、短い生涯を終えなければならなかった人も気の毒である。小さな子どもも、大きな子どもも、小さな大人も、大きな大人も、命は一つ。みんなが大事にしなければダメだ。不可の抗力などナシに人は死ぬまで自然に生きるべき、生きようというのが、このブログのタイトルである。



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