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Channel: 死ぬまで生きよう!
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事件の背景としての親

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STAP細胞論文問題で、新たに二つの図表の捏造を認定された小保方晴子氏が、理研に対して不服申し立てをしなかったことが6日分かった。昨年3月に認定された別の2件の捏造・改ざんと合わせて計4件の不正が確定し、一連の不正調査は終結する。理研はSTAP細胞の有無を確かめる検証実験などで中断していた懲戒手続きを、同日中にも再開する。
 
理研の規定では、不服申し立ては調査委員会で研究不正を認定された当事者が通知を受けてから10日以内にできるとされ、1月5日が期限だった。発表当日に小保方氏側の受理を確認したというが、腑に落ちない懲戒前の退職だ。ありもしないSTAP細胞をあるかのように見せかけて研究費を騙し取った疑いもあり、立件されれば欺罪での刑事告訴も考えられる案件だ。
 
これについて野依良治理事長は、「STAP論文が公表されてからこの 10ヶ月間余り、小保方晴子氏にはさまざまな心労が重なってきたことと思います。このたび退職願が提出されましたが、これ以上心の負担が増すことを懸念し、本人の意志を尊重することとしました。前途ある若者なので、前向きに新しい人生を歩まれることを期待しています。」とのコメント文を発表した。
 
野依理事長は、笹井氏の発生・再生科学総合研究センター副センター長の辞任を認めなかったことで、同氏の自殺に要因になったことを懸念したと思われる。小保方氏は笹井氏の一件で利権側の強い処分を逃れたのかも知れない。巷いわれている研究費や給与報酬の返還は見送られる可能性が高く、退職している事もあって、「処分相当」のペナルティで収束するのでは…
 
小保方氏は自分の口から何の説明することなく世間の闇に消えた恰好だが、今に思えば佐村河内氏はさすがに男である。孔子は「女子と小人(しようじん)とは養い難し」と言った。女子と器量の小さい者は節度をわきまえず、何かと扱い難いとの意味だが、小保方氏の科学者としての不甲斐なさは、孔子の言葉を印象づけるとともに世間の女に対する甘さを実感する。
 
女に「正々堂々」なる言葉はないのだろうか?素っ頓狂な顔で平然と嘘をつく小保方類の女は腐るほど見てきたが、都合が悪くなると涙を見せたり、具合が悪い、身体の調子が悪いなどと場を逃れんとする。自分も若かった時分は、そういう女のズルさが許せなかったが、これが女のやり方と思えば、それ以上のものを女に求める気はすっかり失せてしまった。
 
STAP細胞の存在はほとんどないという科学的論拠のなか、「STAP細胞はあります」と言った彼女に、本人にしかできないコツ、レシピがあるならと与えられたチャンスであった。小保方氏は「魂の限界」まで尽くしたと述べたが、そこまでいうなら200回以上作成したというのは常識的に嘘だったと言うしかない。何が「魂の限界」だ。「ダマシの限界」だろ?
 
つまらん女を見させられた。もし彼女が自分の手柄欲しさに世間を欺いたとするなら、こういう人間を輩出した彼女の生育環境に問題を感じる。親も兄弟も友人も恋人も、彼女の「私はこう思う」に押し切られ、人を簡単に押し切る(欺く)と言う事がなんとも簡単に、安易に、それが彼女にとって多くのことが「押し切る術」と育まれ、身につけたのではないか?
 
周囲を煙に巻く性向を幼少時期から彼女が育んだと、自分はそう考える。たとえば、一度万引きで成功すると、それが旨みになるように。レイプに成功するとまたやってみたくなるように。とどの果ては捕まるまでやり続けてしまうのは、成功体験が旨みとして沁みついたのだろう。躊躇った悪事が成功したとき、こんなに簡単なのか?これが「旨み」の実態だ。
 
小保方氏からの不服申し立てがないことで理研は6日小保方氏の不正を確定した。と同じ日、日本音楽著作権協会(JASRAC)は、ゴーストライター騒動渦中の佐村河内守氏との著作権信託契約を、昨年12月31日付解除と発表した。佐村河内氏は先の会見で「著作権を自ら放棄することはない」と言ったが、JASRACは昨年1~3月期から著作権使用料の分配を凍結していた。
 
当然といえば当然の決定だ。佐村河内氏は新垣氏にあやかり多分な報酬を手にしたが、新垣氏自身が名乗り出たことを相当恨んでいるらしく、会見では新垣氏を「名誉毀損で訴えます」と発言した。何が名誉毀損にあたるのかといえば、二人の嘘の関係を新垣氏が、何度も「やめよう」と提案したと証言したのを嘘であり、18年間で一度だけだと佐村河内はいう。
 
公正なことが自らに不利益だから名誉毀損という論理をかざすバカ。さらに、楽曲制作において「新垣氏に曲の内容と構成とギャラを提示する。すると彼は、最初は首を横に振ります。そして私が値段を釣り上げると、渋い顔をしてもう少し値段を釣り上げると、彼は笑顔で『いいですよ』と。18年間ずっとそうでした。」と恩人新垣氏を貶めることに躍起になる。
 
訴訟を起こす意向を示した佐村河内氏は、「弁護士の方は内定しています。」とし、加えて「新垣さんを絶対に訴える。けど、他の人はそうすべきかを考えている」と言葉を濁す。 二人組の強盗が長年盗みを働いていた。ある日、相方が「もう止めにしよう」といった。それを相手が、「何度も言ってない、一度だけで、こういう嘘は名誉毀損」と言ってると同じ。
 
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長年悪事を続けると、悪事が正しくなる人間の愚かさ。公金横領事件の当事者は、最初は1万円から始まるが、1000万になっても、1億使い込んでも判明しないからと額が膨らんでしまう。逮捕後は一様に「見つからないのでどんどん増えていきました」と言う。浪費家は金がなくなるまで使い続けるし、それでも懲りないバカは借金をしてまで使い続ける。
 
袋を開けたポテトチップスはつい最後まで食べてしまう。あれを半分で止められる人はなかなか意思の固い達人であろう。自分も黒かりんとうの袋を開けて、全部食べきらなかった事はかつて一度もない。何度も袋を閉じ、輪ゴムで縛るのだが、その輪ゴムを取ってしまう時の快感。制約を打破するときの快感こそが、人間の生の実在感に思えてしまう。
 
幸せを得るための生き方として宗教に入信し、教義に殉じてそれで幸せになれるとしても、人間が真に求める「生」の実在感を手に入れたとは思えない。自分が教科書や宗教を否定する理由はそこにある。それで幸福になれたとしても、乞食の自由さに比べると何という不自由さであろう。そんな幸福に価値を見出せない。自由に生きた代償は死であっても。
 
映画『イントゥ・ザ・ワイルド』の原作は、ジョン・クラカワーのノンフィクション小説『荒野へ』である。裕福な家庭に生まれたクリスは物質的に恵まれた境遇を厭うが、裕福さが彼を頑なにしたのではなく、親の育て方に問題があったことは明白だ。現に同じ裕福な家庭に生を受けたfacebookの創設者マーク・ザッカーバーグの父親は、物質的教育を行わなかった。
 
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裕福な家庭に生まれてバカになる人間も、貧困家庭に生まれて卑屈になる人間も、親の育て方一つであり、どちらの子どもに罪はない。生まれたときから始終傍にいる親の影響力の大きさを自覚し、認識する親であるなら、貧困家庭に生まれた子どもにも生きる活力を与えることはできるし、裕福家庭に生まれた子どもを甘えたバカにさせる事も避けられるだろう。
 
秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大、大阪大附属池田小事件の宅間守の家庭が如何に問題であったか。加藤の完璧主義者の母は常に完璧を求めた。母親の作文指導にあった「10秒ルール」。兄弟が作文を書いている横で母が「検閲」しながら、「この熟語を使った意図は?」などの質問が飛んでき、答えられずにいると母が、「10、9、8...」とカウントダウンを始める。
 
「0」になるとビンタが飛んでくる。問題における正解は常に母の好みの答えに限定されていた。加藤が中1の時、『食事の途中で母が突然智大に激高し、廊下に新聞を敷き始め、その上にご飯や味噌汁などのその日の食事を全部ばらまいて、「そこで食べなさい!」と言い放った。智大は泣きながら新聞紙の上に積まれた食事を食べた。父黙って助け船も出さない。
 
狂信的な母の仕込みもあって加藤の小中学校時代は成績優秀スポーツ万能で、母の期待に応え県立青森高校に入学するが、優秀な生徒が集まる高校で埋没し成績も低迷する。母に暴力を振ったり部屋の壁に穴を空け、教室の窓ガラスを素手で割ったりが始まるが、反動の要因は母親の欲望を満たす為にのみ長期に渡って欲求を抑圧する生活を続けていたからだと思われる。
 
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「あれから6年近くの月日が経ち、自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実。僕は生きることをあきらめようと決めました。死ぬ理由に勝る、生きる理由がないんです。どう考えても浮かばない。何かありますか。あるなら教えてください」。智大の弟優次は、この1週間後に自ら命を絶った。
 
死の一週間前に優次はこのように漏らしている。「餓死って難しいですね。10日目に水を飲んでしまった。なぜ餓死か?いちばん苦しそうだから。やっぱり、加害者は苦しまなければいけない。楽に死んではいけないんです。唯一心配なのは、母親です。事件発生時の母は病的に取り乱していて、思い出すといまだにザワザワします。その母親が僕の死を知ったらどうなるのか…」
 
宅間守の成育環境が悲しい。彼は刑場に消える最後の最後、「妻に僕がありがとうと言っていたと伝えてください」の言葉を残し、死刑台に立った。「なあ裁判長さん!わし死ぬ前は美味いもん食わせてもらえるんやろか!」と暴言を吐いていた宅間が、最後はジュースとタバコしか口にしなかった。彼の所望したジュース、タバコの味は格別だったのではないか。
 
母親が宅間を身篭ったとき、「あかん、コレおろしたい」と言ったという。大人になった宅間がそれを知り、母親を半ば拉致し犯した。以後、数十人の女とsexしながら結婚したのは何十才も年上の女ばかり、それも教師や看護士といった人たち。3番目の妻に過去の経歴(前科11犯)がばれて逃げられた時、「戻ってこんとビール瓶で顔ずたずたにしたる!」と強迫した。
 
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数百万の借金をして興信所を使い、執拗に妻をストーカーをしたというが、宅間の精神は小学校3年生レベルと精神科医が言うように、もしかしたら母親の愛情を求めてた小学3年生のままだったのか。最期に礼を述べた妻とは、実際には触れ合った事もない、獄中結婚した支援者女性。自分の味方になってくれる人や甘やかしてくれる人には弱い人間であったようだ。
 
宅間 :「わしが殺したガキどもは、わしの自殺の為の踏み台の為に、生きていたんやな!ほんま、感謝しとる。 あのガキが8人死んでくれたから、俺が死ねるんやから 感謝せなあかん!死んでくれてありがとう!! でも、死刑になるだけやったら3人で十分やったな。残りの5人はおまけで感謝しといたる!」(法廷における勝手な暴言)

裁判長 :「被告は不穏当な発言を控えなさい!」(かまわず宅間は暴言を吐き続ける)

宅間 :「人間なんて一瞬で死ぬんやで!ワシの人生の幕引きの道連れに、 ガキが死んだだけや!そやからワシには反省や申し訳ない気持ちはないし、 後悔もない!しょうもない貧乏たれの人生やったら今回のこのパターンの方 がよかったんや。あるんは自分への後悔だけや!なんで、幼稚園にせんかったんやろ?幼稚園ならもっと殺せたと今でもこんなんことばかり考えてしまうんや、なんで、ダンプにせんかったんやろ、その方が数もいけた!
 
親父を殺しておればもっと違う人生があったかもしれん、○○(元妻)の顔をあの時ズタズタにしてやればよかった。何でせえへんかったんやろと今でも、ほんま、後悔しとる。まあ、いずれにせよ、こんなひどい人生に終止符を打てられて、ほんま、幸せや!死刑は、はようにしてな!そや、裁判長、死ぬ前日はうまいもんでも食いたいが、ワシ、うまいもん、食べれるやろうか!」(裁判長が退廷を命じる) 
 
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加藤智大や宅間守のような人間がなぜ生まれるかにおいて家庭要因は大。傲慢で近視眼の加藤の母、それを黙認する父、どちらの責任も重い。自分の父も母の言動を黙認したが、母の目をかいくぐって愛情を見せてくれた。それがなかったら、双方に見棄てられたと感じたろう。父の黙認は自分が母への反抗をも黙認、母は父に助けを求めたが我関せずの父だった。
 
父の黙認は母に遠慮してではなく、母の性格を知り尽くした父は下手に口出しをすれば火に油を注ぐのが分っていた。母は独善者であり神であり、「触らぬ神に祟りなし」を実践していた。加藤の狂気行動後における警察の事情聴取で、父親は手を前に組み、淡々と話したが、母親はハンカチを口にあて、疲れ切った表情で終始うつむいたままであった。
 
息子が犯行を行ったの日が自分の誕生日の翌日だったという母親は、父親が記者の質問に答えている途中、急に力を失ってひざから崩れ落ち、頭をうなだれ、土下座するような形でそのまま動けなくなっていた。会見が終わっても立ち上がれぬ母親を父親が抱きかかえ、カーテンが閉め切られた自宅の中へ入っていった。この姿を視聴者がどう感じたか察しがつく。

息子への教育を正しいと妄信する母は、斯くの事態で社会に言葉を発せず狼狽する姿は、まさに内弁慶の自分の母と同じである。外部で自分の起こした謝罪に奔走する父、畳に頭を擦り付けて詫びる父に胸が痛んだが、そのことで自分を叱ることも嫌味を言う事もなかった。何もせずに家でぶつくさいうのを待ち構える母は卑怯者の愚か者にしか見えなかった。
 
 
責任を取ろうという行動も起こさず、文句の限りをいうだけの親などナニクソであろう。加藤の父の黙認と言う自己責任はある。言葉にして世間に謝罪する父であるが、足が震えて倒れこんで、よろけるような母に教育を委ねた責任を父は痛感したであろうか?何よりやるせなかったのは、加藤と生活を共にするということで加害責任を感じて自殺した弟である。
 
こういう母親を野放し状態にした父親を断罪するのは、自分が男として、父親としてだけではなく、人間としてである。無思慮な女の暴走を食い止めるには、血で血を洗う覚悟がいるし、それでこそ父親だ。会見中、倒れた妻を無視して社会への謝罪を続行した父に、唯一男らしさを見たが、悲惨な結果が出る前に母親の暴走を食い止めるべきであった。
 

 

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